雪がはらはらと舞い散る中、田舎の民家のお蕎麦屋「三郎兵衛そば」さんに行ってみました。
もともとは茅葺屋根の民家さんでした。
玄関を入ると、囲炉裏のあたたかさのおもてなし。
この炭の香り、なんだかほっとします。
奥のお座敷も広めです。
ファンヒーターもあるのですが、懐かしさのあまり、ストーブの傍に座りました。
トロトロと優しいあたたかさがストーブの魅力です。
板そば(800円)をオーダーすると、サービスのお漬物が運ばれてきました♪
山形づくしのお漬物です。
赤カブ、青菜漬のお皿は、ピンクと濃緑の彩りが綺麗でした。
しかも、赤カブはシャキシャキした歯ごたえに新鮮な野菜の甘味があり、青菜漬は酸っぱさが全くなく、私好みの味付けでした。
地元でとれた3種のお漬物は、麹で漬けたワラビ、山形名産「もってのほか」(菊)のお浸し、木耳の醤油漬けなど、それぞれに違う食感が楽しめるお漬物で地酒が欲しくなるほど。
白飯と合わせたら、お漬物だけでご飯をお代わりしてしまうと思います。
お漬物にすっかり感心しているところに、お蕎麦が運ばれてきました~♪
板のなかに隙がないほど、太めの田舎蕎麦が盛り付けてあります。
蕎麦は冷たい水で、キュッと締められています。
多分二八打ちでしょう、お蕎麦はつるりと滑らかで、噛むと蕎麦の甘い風味があります。
モチモチした食味の最後にシャクシャクと玄蕎麦の微かな歯触りがあります。
ああ、この田舎蕎麦の見た目の貫録、蕎麦なのにこのモチモチした歯ごたえ、滑るような滑らかさ、食べていて充足感があります。
気がつくともう、あんなにあった蕎麦が・・・完食!
汁は薄めですが、鰹節の風味が効いていて、蕎麦との相性も良いと感じました。
山の方は雪が舞うような時節になりましたが、今時期の大石田・村山の地蕎麦は実にあぶらものってきて、12月1月が一番好きな味です。
雪とひきかえなんですよね、この蕎麦の味は。
■三郎兵衛そば
- 住所 山形県村山市富並921
- TEL 0237-57-2305
- 営業時間 11:00-19:00
- 定休日 年中無休
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