国見温泉 森山荘 お風呂

国見温泉には「森山荘」「「石塚旅館」の2軒の宿があります。

森山荘は一番奥まった場所にあります。

日帰りで温泉を愉しみたいお客様が訪れ、時間帯によっては駐車場がいっぱいになってしまうようでした。

入口を入って立ち寄り入浴料500円を払います。

大広間もあり、別料金でゆったり過ごすこともできます。

本館の階段を下りたところが宿泊棟で、温泉は別棟にあります。

森山荘では、ペット専用の露天風呂が２つあるのが特徴です。

浴槽は大型と小型用に分かれており、人間一人の入浴料金を払うと、ペット１匹のペット露天風呂が無料になる良心的なシステムです。

皮膚などに良いらしく、犬を連れてくるお客様も多く、相性の良くない犬同士が顔を合わせるとワンワンと吠えたるする姿が微笑ましくも思えます。

また秘湯で山の息吹に悦に浸っているところに、ワンワンが聞こえてくるのもなんか微妙な雰囲気でもあり、思わず微笑んでしまいます。

犬や猫、その他の小動物が入浴した記念写真が施設内に展示されているのを見ながら、もっと早くこの場所を知ってたら、もう他界してしまったけれどお風呂好きだった、秋田犬「麿」を入れてあげたかったなぁ～、そんなふうにしみじみ思う私でした。

さて、そのペット風呂の横を通り進むと、露天風呂があります。

お湯は含硫黄ナトリウム炭酸水素塩泉（PH値6.8）で鮮やかなエメラルドグリーンのお湯です。

源泉は無色透明ですが、成分中に藻〔植物〕の一種が含まれており、紫外線に当たると光合成が始まるため、湯船いっぱいがエメラルドグリ ーンに変化するそうです。

それに重曹の含有量が岩手県の温泉平均の7倍と温泉成分が濃いそうです。

 

混浴ですが、女性の時間帯が午前と午後の２回、各１時間あります。

体がポカポカ温まりますが、名湯だけにあまり長湯すると疲れる感じがします。

紅葉の頃なら、もっと長湯できるでしょうか。

山の景色を見ながらの露天風呂は、心が開放されますね。

さてこちらは内湯です。

 

入れ替わり多くのお客様が訪れる人気の温泉です。

入浴者が少ないと湯舟の表面が氷が張った様に湯ノ花が広がるのが特徴です。

 

飲湯できるのですが、それはあまりいい味ではありませんでした。（薬のような苦さです）

それを飲んだお客様の中には、ペッと吐き出して「まずい～！」といいながら渋い顔をされていた方を何度か見ました。

Ｗｉｋｉｐｅｄｉａ にも「飲泉可能だが、その味は非常に不味い事で有名」と記載されていました。

２泊しましたが、温泉はとっても素晴らしいお湯でした。 

温泉のあとの乾いた喉にこの湧水がとっても美味しいです。

（旅館の受付前にあり、ビールを冷やす冷蔵庫にもなっています）