plainriver music: yuichi hirakawa, drummer in new york city

ニューヨークで暮らすドラマー、Yuichi Hirakawaのブログ

Trip to a national park and other towns Day 4 of 6

2010年10月30日 | アメリカあれこれ
ノース・キャロライナ州シャーロットは近年、金融や保険機関が移設して来て経済的に活気がある都市。しかし音楽シーンでは今回あまり興味をそそるものが無かったので、ライブなどには出掛けなかった。その代わりにと言ってはなんだけれど、主にシンバルを見るため、シャーロットから北東に車で1時間40分ほど離れたグリーンズボロという町で楽器屋巡りをした。

今やアメリカ地方都市にある楽器屋の多くがチェーン店傘下になっているが、なかには個人で頑張っている店もある。そんな店からは店の構えや店員の態度、品揃えなどにチェーン店には無い個性が感じられる。実際この日はニューヨークにもあるチェーン店にも行ったのだが、何も印象に残っていない。どんなシンバルを見たかさえ忘れた。

その一方、おそらく今は使われていないだろう線路の踏切近くにある個人店で、最近売り出し中でコスパの高い中国製シンバルを勧められた。まぁまぁの音だったけれど叩いて直ぐの余韻に、ただひん曲がった鉄板を叩いた時の音が混じっていたのでサクッと退店。

また別の、やけに幅広で古風な白塗りの木の扉を開けると、店内にはいい感じにツヤが取れた木の床がある個人店ではナイスガイな店員がいた。その彼に1枚の定価が700ドルもするライドシンバルを、4割強引きのチェーン店価格からさらに100ドル引きでどうぞ、なんて言われた。かなり心が動いたが、このシンバルを手に入れると当然一緒に使う他のシンバルが要る。手持ちのシンバルには、どうもこのお宝シンバルとうまく合いそうなものが無い。かといってこれに合うクラッシュシンバルやハイハットシンバル一式を揃える気にはならない。結局何も買わず冷やかしだけで終わったが、色々見て廻ることができた。






Trip to a national park and other towns Day 3 of 6

2010年10月27日 | アメリカあれこれ
今回訪れた地理的に南部に含まれるバージニア州のシェナンドー国立公園には、客にも従業員にも東洋人やヒスパニック系が多くみられた。そのわりには食事のメニューは洋食だらけ。全米中どこででも食べられるChinese foodすら載っていない。ましてやsushiやタコスなど言うに及ばず。

という訳でこの日の朝食も、オムレツにホームフライ(ジャガイモ95%とピーマン、タマネギ5%のソテー)にビスケットという、正統派アメリカンブレックファスト。



この日は移動日。北口ゲートから60マイル地点のBig Meadow Lodge を午前中に出発し、時折展望台から広大な眺めを楽しみつ、106マイルに及ぶスカイライン・ドライブを走破。シェナンドー国立公園を後に次の目的地であるノース・キャロライナ州シャーロットへ向かう。ちなみにスカイライン・ドライブはここで終わり、そのままブルーリッジ・パークウェイに接続する。このパークウェイは全長469マイルあり、ノース・キャロライナ州の南西端まで続く。フランクリン・ルーズベルトが大統領だった1935年に工事が始まり、全て完成したのが1987年。ここでも広大な山脈の景色が楽しめる。






Trip to a national park and other towns Day 2 of 6

2010年10月23日 | アメリカあれこれ
旅2日目。夜明け前に起床し、日の出を拝む。



この日の午前中は一度山(国立公園)から降りて、ルーレイという町にある鍾乳洞へ。



場所によっては天井が頭に付きそうになる。かと思えば大宴会場として使われた広場もある。この広場にはオルガンが置いてあり、昔々何百ものぶら下がった岩の柱を根気よく叩いて廻った人達が音階順に整理してハンマーをつけ、オルガンの鍵盤と直結した。時折奏でられる自動演奏の間、簡単なメロディーが広場内に響き渡る。







この洞窟への入場券で隣りにあるクラシックカーの歴史博物館にも入場できる。開拓時代からの幌馬車や木炭車、初期のキャデラックなどが展示されている。







午後は山に戻り、公園内のトレイルコースをトレッキング。手始めに通常往復40分のお手軽コースに出掛けたが、日頃の運動不足が祟ってか、滝を見た帰路の登り道では息が切れた。







ところで今回紅葉シーズンで(実際にはまだ早かった)混雑していたため、事前に一晩目の部屋しか予約できなかった。それでも出発当日の朝に電話し、同じ公園内のもう一つのロッジの部屋が取れた。しかしチェックインしてみると、なんと前日の部屋の約1/3の広さ。所謂屋根裏部屋で天井はとても低く、その一角は屋根の梁によって角度が付いている。前日は大きな窓とバルコニーから星空と眼下の町の灯が眺められたのに、この部屋には1メートル四方の小さな窓が雑木林に向いているだけだった。なんだか旅館の布団部屋にいる気がしたけれど、部屋が取れただけでも万々歳。それに午後のトレッキングと高カロリーの夕食のおかげか、さっさと就寝したので、結果オーライ。



Trip to a national park and other towns Day 1 of 6

2010年10月22日 | アメリカあれこれ
この夏は結局まとまった休みが取れなかったので、もうすぐ秋本番という今月初旬、体内に溜まった都会の垢を落としに数日間だけニューヨークから脱出した。





南西から近づいていた低気圧に向かうような格好でニューヨークを出発。ペンシルヴァニア州に入るまで天候はイマイチ。



酪農地帯が広がる風景の中を走る事2時間あまり、ようやく青空が見えてきた。













実質30分以内で通過したウェスト・ヴァージニア州。



この日の目的地、シェナンドー国立公園に到着。休憩無しならニューヨークから6時間ほど。



公園内を南北にスカイライン・ドライブという山道が尾根伝いに走っている。その全長は106マイル。ところどころの展望台から緩やかに広がる山の風景や眼下に点在する町を眺めながら、1日目は北口ゲートから47マイル地点にあるスカイランドリゾートというロッジに宿泊。この晩は冷え込んだけれど、部屋のバルコニーから満天の星空を堪能できた。