標高0mの海から登る純登山。
今回は前から考えていた樽前山でやってみました。
作戦は次の図のとおり。
錦岡コースの登山口に駐車して、まずは自転車で海へ行き、そこから樽前・風不死を目指すというものです。

この自転車を使う方法は、純登山のパイオニア、北海道山メーリングリストのシュウさんのアイディアをいただきました。
アスファルトの上を走るのはイヤなのですが、その距離を減らせます。
さて、ちょっと道に迷いながら、朝6時前に樽前ガロー近くの営林署の小屋前に車で到着です。
小屋前の湧き水を汲んでいるじいちゃんがいて、ちょっとお話しします。
「俺も昔は樽前によく登ったなあ。新しいブル道はよさそうだけど入っちゃだめだよ。迷わないように気をつけてね。」
・・・じいちゃんサンキューです!
↓折りたたみ自転車シルバー号。奥の方でじいちゃんが水を汲んでます。

チャリで海に向かうのは基本的に下りなので楽チンです。
ほとんど漕がずに進み・・・海のそばの廃屋に自転車を止めます。
まずはシュウさんの純登山作法に習い、海の水をなめます。
そしてすぐにはスタートせず、麦汁を飲みます。 ←これはぴよしろう流の作法(苦笑)

さて麦汁を飲んだら、6時51分、純登山のスタートです!
まあ、麦汁を飲んでる時点で不純ですが・・・。
↓海の近くの踏み切り。樽前山方面は曇って見えません・・・。

ゆっくりジョグで駐車ポイントには7時40分に到着。
もうじいちゃんはいません。 ←あたりまえか(笑)
まずはさっきじいちゃんが汲んでいた水のところへ行き、水を飲みます。

ここからは登山モードに切り替えで、また麦汁を飲みながら準備です。
靴をジョギングシューズから軽登山靴に履き替え、ザックなどの装備を持ちます。
そして7時59分、樽前に向かって再スタートです!
ゲートからは7kmくらいの長い林道歩きです。
一応、ジョグ&ウォークで行こうと思うのですが・・・のろのろです・・・。
そしてじいちゃんの忠告を生かせず・・・途中の分岐で道を間違えて遠回り・・・。←じいちゃんゴメン
ちょっとがっかりしつつ、帰るまでまだ8時間以上はかかるので、途中で麦汁を補給しながら山頂へ向かいます。

林道終点あたりでは・・・もうひどいガスです。
なんかまたちょっと悲しくなります。

登山道に入ると周りが真っ白で、登っても登っても景色が変わらず、不思議な感じです。
足元にはずいぶんとタルマエソウが咲いていて、踏まないように歩きます。
↓ガスの中、花がたくさん咲く道を歩くと・・・あの世じゃないかと勘違いしますね(笑)

なんか長いなー、と思って歩いていると、突然まわりのガスが引いて・・・もう目の前が西山山頂でした。
10時27分到着。
海から17km、3時間36分かかった計算です。
↓ガスで景色が何も見えない山頂(涙)

山頂は風もあって寒いので、そのままドーム西側に駆け下り、岩陰で食事して休憩することに。
10分ほど休憩して歩きはじめると、結構な人数とすれ違います。
天気がいまいちですが、さすが人気の樽前ですね。
そして、ありがたいことにちょっとずつガスが晴れて景色が見えてきます!

次は風不死へ向かいますが・・・久しぶりだったので、風不死登山口への分岐を探してちょっとうろうろ。
932峰の方に登りかけたり、また無駄にエネルギーを消費してしまいました。
↓迷いながら登山口に。ここから登るのは久しぶりです。

風不死への途中、何組かの方々がもう下山してきました。
2人組みの山ガールもいましたね。
↓風不死の最後の登り。知っていながらも偽ピークにだまされました(苦笑)

風不死には12時16分に到着。
海からここまで23km、5時間25分かかった計算です。
↓今日は一応支笏湖が見えました。

↓樽前方面も見えてきました!

またおにぎりを食べて休憩したあと、来た道を戻って・・・今度は932峰に一応行ってみることに。
932の山頂には13時32分到着。
4人の方が休憩してました。

932を一気に下ると・・・下の方の男女2名がニコニコしています。
何???と思っていると、走って下りるのが珍しかったんでしょうかね、「すごいですね」と言われました。
ちょっとうれしかったのですが、「登るのは遅いんですが、下りるのだけは早いんですよね」とお答えしました。
↓振り返って見た932峰(左)。右は風不死。

そのあとは東山を経由して、神社にお参りして西山に戻ります。
ここでやっとガスがきれいに晴れて、行きでは見えなかった景色が見えてました。
やっぱり景色が見えるとうれしいですね。

↓ああ・・・やっと海が見えました。・・・あそこからきたんですよね。

このあとは疲れた足を引きずり、ジョグ&ウォークで・・・最後はウォーク&ウォークで下山(苦笑)。
駐車ポイントには16時11分に到着。
GPSの記録では、沿面距離39.9km、平均速度4.1km、9時間21分でした。
小屋の前に行くと4輪バギーが3台。
実は駐車地点まであと2kmというあたりで、彼らに抜かれました。

どうやって林道に入ったのかと思ったのですが・・・車高が低いので、ゲートをくぐれるんですね。
夏はバギー、冬はスノーモービルだそうです。
しばらくお話しさせてもらい、スノモに乗る方の気持ちもちょっとわかり・・・楽しくお話しさせていただきました。
スノモ乗りの方もいろいろいるんでしょうが、感じのいい人たちでしたね。
GPSトラックです。
長いので2枚に分けてます。
↓クリックで拡大します




樽前純登山、シュウ師匠のように早くは走れませんが、やはり達成感はありました。
純登山を教えていただいたシュウ師匠に感謝です。
また時々やってみたいですね。
翌年の樽前・風不死純登山 → 太平洋から支笏湖を往復 樽前山・風不死岳純登山 平成24年6月24日(日)
今回は前から考えていた樽前山でやってみました。
作戦は次の図のとおり。
錦岡コースの登山口に駐車して、まずは自転車で海へ行き、そこから樽前・風不死を目指すというものです。

この自転車を使う方法は、純登山のパイオニア、北海道山メーリングリストのシュウさんのアイディアをいただきました。
アスファルトの上を走るのはイヤなのですが、その距離を減らせます。
さて、ちょっと道に迷いながら、朝6時前に樽前ガロー近くの営林署の小屋前に車で到着です。
小屋前の湧き水を汲んでいるじいちゃんがいて、ちょっとお話しします。
「俺も昔は樽前によく登ったなあ。新しいブル道はよさそうだけど入っちゃだめだよ。迷わないように気をつけてね。」
・・・じいちゃんサンキューです!
↓折りたたみ自転車シルバー号。奥の方でじいちゃんが水を汲んでます。

チャリで海に向かうのは基本的に下りなので楽チンです。
ほとんど漕がずに進み・・・海のそばの廃屋に自転車を止めます。
まずはシュウさんの純登山作法に習い、海の水をなめます。
そしてすぐにはスタートせず、麦汁を飲みます。 ←これはぴよしろう流の作法(苦笑)

さて麦汁を飲んだら、6時51分、純登山のスタートです!
まあ、麦汁を飲んでる時点で不純ですが・・・。
↓海の近くの踏み切り。樽前山方面は曇って見えません・・・。

ゆっくりジョグで駐車ポイントには7時40分に到着。
もうじいちゃんはいません。 ←あたりまえか(笑)
まずはさっきじいちゃんが汲んでいた水のところへ行き、水を飲みます。

ここからは登山モードに切り替えで、また麦汁を飲みながら準備です。
靴をジョギングシューズから軽登山靴に履き替え、ザックなどの装備を持ちます。
そして7時59分、樽前に向かって再スタートです!
ゲートからは7kmくらいの長い林道歩きです。
一応、ジョグ&ウォークで行こうと思うのですが・・・のろのろです・・・。
そしてじいちゃんの忠告を生かせず・・・途中の分岐で道を間違えて遠回り・・・。←じいちゃんゴメン
ちょっとがっかりしつつ、帰るまでまだ8時間以上はかかるので、途中で麦汁を補給しながら山頂へ向かいます。

林道終点あたりでは・・・もうひどいガスです。
なんかまたちょっと悲しくなります。

登山道に入ると周りが真っ白で、登っても登っても景色が変わらず、不思議な感じです。
足元にはずいぶんとタルマエソウが咲いていて、踏まないように歩きます。
↓ガスの中、花がたくさん咲く道を歩くと・・・あの世じゃないかと勘違いしますね(笑)

なんか長いなー、と思って歩いていると、突然まわりのガスが引いて・・・もう目の前が西山山頂でした。
10時27分到着。
海から17km、3時間36分かかった計算です。
↓ガスで景色が何も見えない山頂(涙)

山頂は風もあって寒いので、そのままドーム西側に駆け下り、岩陰で食事して休憩することに。
10分ほど休憩して歩きはじめると、結構な人数とすれ違います。
天気がいまいちですが、さすが人気の樽前ですね。
そして、ありがたいことにちょっとずつガスが晴れて景色が見えてきます!

次は風不死へ向かいますが・・・久しぶりだったので、風不死登山口への分岐を探してちょっとうろうろ。
932峰の方に登りかけたり、また無駄にエネルギーを消費してしまいました。
↓迷いながら登山口に。ここから登るのは久しぶりです。

風不死への途中、何組かの方々がもう下山してきました。
2人組みの山ガールもいましたね。
↓風不死の最後の登り。知っていながらも偽ピークにだまされました(苦笑)

風不死には12時16分に到着。
海からここまで23km、5時間25分かかった計算です。
↓今日は一応支笏湖が見えました。

↓樽前方面も見えてきました!

またおにぎりを食べて休憩したあと、来た道を戻って・・・今度は932峰に一応行ってみることに。
932の山頂には13時32分到着。
4人の方が休憩してました。

932を一気に下ると・・・下の方の男女2名がニコニコしています。
何???と思っていると、走って下りるのが珍しかったんでしょうかね、「すごいですね」と言われました。
ちょっとうれしかったのですが、「登るのは遅いんですが、下りるのだけは早いんですよね」とお答えしました。
↓振り返って見た932峰(左)。右は風不死。

そのあとは東山を経由して、神社にお参りして西山に戻ります。
ここでやっとガスがきれいに晴れて、行きでは見えなかった景色が見えてました。
やっぱり景色が見えるとうれしいですね。

↓ああ・・・やっと海が見えました。・・・あそこからきたんですよね。

このあとは疲れた足を引きずり、ジョグ&ウォークで・・・最後はウォーク&ウォークで下山(苦笑)。
駐車ポイントには16時11分に到着。
GPSの記録では、沿面距離39.9km、平均速度4.1km、9時間21分でした。
小屋の前に行くと4輪バギーが3台。
実は駐車地点まであと2kmというあたりで、彼らに抜かれました。

どうやって林道に入ったのかと思ったのですが・・・車高が低いので、ゲートをくぐれるんですね。
夏はバギー、冬はスノーモービルだそうです。
しばらくお話しさせてもらい、スノモに乗る方の気持ちもちょっとわかり・・・楽しくお話しさせていただきました。
スノモ乗りの方もいろいろいるんでしょうが、感じのいい人たちでしたね。
GPSトラックです。
長いので2枚に分けてます。
↓クリックで拡大します




樽前純登山、シュウ師匠のように早くは走れませんが、やはり達成感はありました。
純登山を教えていただいたシュウ師匠に感謝です。
また時々やってみたいですね。
翌年の樽前・風不死純登山 → 太平洋から支笏湖を往復 樽前山・風不死岳純登山 平成24年6月24日(日)
40km、9時間20分・・・凄すぎです(^^)
フルマラソンみたいな感じですね(苦笑)
とても真似できませんが、一度苫小牧からのコースで登ってみたいとは思っています。
もう100回以上登っている樽前山ですが、一度もこのコースを登っていないので。
それにしても、もう当たり前?の登山は関心がなくなったような最近のぴよしろうさんの登山ですね。
マラソンやトレランの大会はまったく出たことがありませんが、自分で自由に休憩できて、麦汁も飲めるのでこっちの方がいいなー、と常々思ってます。
でも、一生に一度くらいはマラソンやってみたいですね。
ちょっとしたことですぐに失われる能力です。
そんなことで、今、その一時的な力が若干ついてきたので、その力があるうちは、それで十分楽しんでおきたいなー、と考えて長距離登山を実行してます。
たぶんもう何年かしたらできなくなりますので(苦笑)
普通の登山やテン泊はそれからでも十分・・・とは思ってます。
あ、でもたぶん普通の登山もしますよ。
こんなんばっかりじゃ体壊しますし(笑)
スゴイの一言です。
網走に異動いました。
こちらへ来たら連絡をください。
一杯やりましょう。
(お手柔らかに・・・)
Tさんも呼びましょう。
道東、行きたいですね。
で、お恥ずかしいことに、北海道民長くやってますが、流氷を見たことがありません・・・。
流氷、見に行こうかな・・・。
ちょっと先の話ですが、行ったらよろしくです!
お体も回復されたようで、よかったです。
で、応援ありがとうございます!
でも、ご期待に沿えるかどうか・・・(苦笑)
普通の登山・・・北大雪とか考えてます。
tarumae-yamaさんと秋にでもどうでしょうか。
七合目からだと超簡単な樽前山も錦岡コースからだと長くて、わざわざそっちから登ろうという気にさえならないのに、しかも海から歩くなんて・・・
樽前山に登るのに海からスタートした人は世界初なんじゃないでしょうか??
山行も20km超えると「長いなぁ~」と感じますが(といっても自分で歩いたことはないです)、ぴよしろうさんはその倍ですもんね。考えられません・・・。
きっとたくさんいますよー。
シュウ師匠もやってるし、昔樽前で話した人も、夫婦で苫小牧の海から走ってきた人がいたって言ってました。
樽前までなら標高差は1,000m、距離17kmですから、ちょっと走れる人なら行けると思います。
たぶんyahさんも少し走る練習したら行けると思いますよ!