ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

【映画】イングロリアス・バスターズ…思っていたよりも普通(寄り)で良い感じ。

2010-07-13 03:50:59 | 映画・DVD

現在、外は凄い雨です

そんな中、先ほど夜勤から帰宅してきました。
三週間ぶりの夜勤(久しぶりの夜勤)だったので、ちょっと眠いし体調も少し変でした
しかし、お仕事はあんまり忙しく無かったので、無事に夜勤初日は終了です。

…ペースアップするにしても徐々にだと良いなぁ



さて、以下は映画観賞記録です。
昨日の記事で「ではまた明日」と自分にプレッシャーをかけただけあって、ちゃんと更新できました



「イングロリアス・バスターズ」
(監督:クエンティン・タランティーノ、出演:ブラット・ピット、メラニー・ロラン、クリストフ・ヴァルツ、2009年アメリカ/ドイツ)

TSUTAYA DISCASさんで「かいじゅうたちのいるところ」と一緒にレンタル。
2010年6月13日(日曜日)の午後に鑑賞しました。


ストーリー
ナチスドイツ占領下のフランス。ユダヤ人のショシャナ・ドレフュス(メラニー・ロラン)は “ユダヤ・ハンター”と渾名されるナチス親衛隊SSのハンス・ランダ大佐から家族を虐殺される。自分だけは何とか逃げ延びたショシャナは偽名を使いパリの映画館主となっていた。そんな頃、彼女の映画館でナチス首脳部の集まる試写会が行われるという話が持ち上がる。一方、アルド・レイン中尉(ブラット・ピット)が率いる“イングロリアス・バスターズ”というアメリカの特殊部隊がヨーロッパに潜入。レインの先祖のアパッチ族に倣って頭皮を剥ぐという残忍な方法で次々とナチス兵を血祭りにあげていた。バスターズも試写会の情報を掴み、アドルフ・ヒトラー(マルティン・ヴトケ)を含むナチス高官たちを一網打尽とする作戦を立てる。
詳しくは…http://i-basterds.com/





ピロEK的感想&点数
クエンティン・タランティーノにしては随分まともな映画を作ってくれましたね
…というのが総じての印象です。私は良い意味でそう思っています

かといってタランティーノ個性が失われている訳でも無く…頭の皮剥がしたりね…個性を持ちつつも観やすい、マニアで無くとも退屈しない映画。
…そう、この塩梅です。やっとこの行きついてくれましたかタランティーノ

タランティーノ作品って「パルプ・フィクション」は奇抜かつ面白かったけど、
それ以降の数作って…「ジャッキー・ブラウン」(ヒロインがバ○ァ
「キル・ビル Vol.1」「キル・ビル Vol.2」(本当に“悪い意味も含めて”好き勝手
「デス・プルーフ in グラインドハウス」(前半が汚くて個人的には嫌い&前半退屈
…と、私の評価では奇抜なだけの作品ばかり
(※あくまでも個人的な感想なので反論はご容赦ください)


この「イングロリアス・バスターズ」での塩梅をタランティーノ自身が、「少し魂を売った」なんて事を“もしも仮に”思っているとしたら、それは間違いもしくは勘違いなので今後、昔の方向には修正をしないで欲しいなぁ…と願う次第です


さて、作品自体の感想ですが…
戦争を描いているのにちっとも反戦要素の無い(?)この感じは…好みではありませんが許容したいです。
クエンティン・タランティーノ作品に対して、人が死にすぎるなんていう批判は場違いでしょうしね

俳優さんたちもも良い感じ
ブラッド・ピットは、今までのタランティーノ作品からすれば、割と異例寄りな(?)豪華キャスト。このあたりがどう影響するかというのはもちろん気になる部分でしたが…あのキレた(?)キャラクターがナカナカ似合ってて良かったと思います。カッコイイ(ニヤケ)キャラを排したブラピは何か良い感じじゃないですか。評価し直しました(上方修正)。
ナチスSS大佐の人も良かった…あのキャラクターは怖かったですね…あの人誰かに似ているんですけどねぇ…私の個人的な知り合いか、TVとか映画とかで観た人か…ここでモヤモヤしております
…もう一人の主役のユダヤ人女性も綺麗でした
…まぁ他にも褒めたり貶したりしようと思えば沢山ありますが、全体的には作品の雰囲気を壊さず、かつ名演技を皆さんされていて良い感じです

…あえて言えば、マイク・マイヤーズがヤッパリ苦手でした(ちょびっとしか出てないからトヤカク言うレヴェルでは無いんだけどね)。…あとタランティーノ自身の演技も(ヤッパリ)ちょっと


他では、
DVDでは特典映像に完全版が入っていた劇中劇「祖国の誇り」
この出来が思いの外良くて…あの映画が本当に二次世界大戦中に作られたのなら、まぁ傑作でしょうね


点数は4.5点(5点満点中)。
最近の配点は甘いのかもしれませんが、まぁ面白かったです
満点に0.5点不足している分は頭の皮を剥いだ分ですね。あと、スパイの女優さんの傷口拷問とかね…ああいうのはヤッパリ苦手だし、演出としては排除出来た部分なんじゃないかなぁ…なんて思ったりして…でもああいうのがこの作品の個性のような気もするし…結局はタランティーノが苦手なのでしょうか



補足・蛇足
戦争映画というと1/6ドールの話をせずには居られない私ですが…
(※この蛇足の書き出し「ワルキューレ」と韻を踏んでおります)

この映画の主人公アルド・レイン中尉のフィギュアもございます。
ホットトイズから発売の「ムービー・マスターピース イングロリアス・バスターズ 1/6スケールフィギュア アルド・レイン中尉」(定価22,001円)なる商品。
ちなみに私の煩悩指数は★★★★☆☆☆☆☆☆ぐらい。
こちらは「ワルキューレ」の記事で紹介したクラウス・フォン・シュタウフェンベルクのフィギュアと違って(?)、バッチリ肖像権をクリアしているようでブラピそっくりです。ブラピファンの方は買いです。Amazonでまだ在庫がある様子(※2010年7月初旬現在)
私は買わないので(煩悩の4つで半分以下ですし)、買った方は感想教えて下さいまし。
でも、映画のキャラクターと違って地味なフィギュアです。「ワルキューレ」のクラウスのようにペンチが付いてるなんてトンチの利いた部分も無かったりして。しかし出来は良いです
ハーケンクロイツを刻むナイフはちゃんと付属しております



では、今日はこのあたりで





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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
オスカー助演 (sakurai)
2010-07-13 10:10:51
クリストフ・ヴァルツさんですよね、大佐って。
知名度0でしたが、一気にメジャーに躍り出ましたよね。
その後、見てませんが・・・。
あたしゃ、てっきり予告を見ていたとき、ティム・ロスだと思ってました。
やっぱタラちゃんの最高峰は「レザボア・ドックス」ではないかと思っております。
あのインパクトは、そうないのでは。

そうそう、「かいじゅうたちのいるところ」・・。見たのですが、爆酔してしまい、UPしてませんです。
やっぱりヴァルツさん (メビウス)
2010-07-15 04:58:41
ピロEKさんこんばんわ♪TB有難うございました♪

そうそう、戦争映画を描いてるようでその実反戦もへったくれもない内容になってるんですよねぇ本作はっ。むしろ過激な描写や発言が多くてある意味バチあたりな作品にも見えてしまったりもするw自分も最初こそタラ作品は好きだけど戦争映画は・・・と敬遠気味でしたが、結果的には凄いツボにはまっちゃいまして・・^^;

個人的立役者はやっぱりランダ大佐を演じたヴァルツさん♪冒頭の長~いセリフのくだりから魅かれてしまいましたねw
★★コメントありがとうございます★★ (ピロEK(sakuraiさん、メビウスさんへ))
2010-07-25 22:05:39
★sakuraiさんへ★

いつもコメントありがとうございます

>クリストフ・ヴァルツさんですよね、大佐って。
>知名度0でしたが、一気にメジャーに躍り出ましたよね。

今回のオスカーは作品賞以外記憶に無かったのですが…
後で調べたら、この方が最優秀助演男優賞だったんですね。良い演技なハズですね

>やっぱタラちゃんの最高峰は「レザボア・ドックス」ではないかと思っております。

タランティーノ監督作品で「レザボア・ドックス」だけ(多分)観ていないです。
観た方がいいですかねぇ。TSUTAYA旧作100円だし、今度探してみようかなぁ。

>そうそう、「かいじゅうたちのいるところ」・・。見たのですが、爆酔してしまい、UPしてませんです。

私も何度か寝てしまいました、私の場合はDVD鑑賞だったので巻き戻して鑑賞しましたけど。
記事もアップしているので、良かったら読んでいってくださいませ。
http://blog.goo.ne.jp/piro-ek0324/e/703f42db31727c89dd6aeffb6ca85e6f

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。




★メビウスさんへ★

いつもコメントありがとうございます

>自分も最初こそタラ作品は好きだけど戦争映画は・・・と敬遠気味でしたが、結果的には凄いツボにはまっちゃいまして・・^^;

私は戦争映画も割と好きでして、そういう意味では違和感がありましたが、そんな事に関わらず楽しめました。

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。
へんちくりんなイタリア語 (KGR)
2010-07-28 11:44:31
調子に乗ってたくさんTBしちゃいました。
すみません。

何訛りか知りませんが、ブラピの癖のある喋りが面白かったし、それがそのままイタリア語になったような、「ボンジョルノ」「グラッチェ」でクリストフ・バルツとやり取りするところがとても素敵。

酒場でおでこに貼った紙に書いた言葉を当てるゲームのシーン。
確か、イギリス人を見破ったドイツ軍人だったと思いますが、ヘルシュトーム少佐(オーガスト・ディール)は「ソルト」でアンジーの旦那役。
★★コメントありがとうございます(2)★★ (ピロEK(KGRさんへ))
2010-08-07 23:34:00
★KGRさんへ★

いつもコメントありがとうございます

>調子に乗ってたくさんTBしちゃいました。
>すみません。

いえいえ大歓迎でありますので、今後も宜しくお願いします。

>確か、イギリス人を見破ったドイツ軍人だったと思いますが、ヘルシュトーム少佐(オーガスト・ディール)は「ソルト」でアンジーの旦那役。

オーガスト・ディールって、男前になったスティーヴ・ブシェミって感じ(?)ですな。

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。
TB有難う御座いました♪ (Aki.)
2010-11-29 01:32:43
こんばんは~♪
実はワタクシもタランティーノ作品がちと苦手と言うか合わないことが多いと言うか・・・
それなりに面白いところもあるんですけどねぇ~。
反面、ノリきれないところも多々・・・
ま、この作品もそれなりだったかなぁ~と(^^ゞ
ブラピはノリノリだったんですけどね~^^;

ではでは~、これからもよろしくお願いします♪
★★コメントありがとうございます(3)★★ (ピロEK(Aki.さんへ))
2011-04-17 21:58:28
★Aki.さんへ★

いつもコメントありがとうございます。

>実はワタクシもタランティーノ作品がちと苦手と言うか合わないことが多いと言うか・・・
>それなりに面白いところもあるんですけどねぇ~。
>反面、ノリきれないところも多々・・・

なんですよね~。
乱暴に言っちゃうと、タランティーノの事を諸手を挙げて好きだという人はちょっと捻くれものというか、そういう人だと思うんですよね。普通の人はちょっと嫌だと思うのが基本だと思っているのですが、どうでしょう?

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。
TBありがとうございます (ONE OF THE BROKEN)
2011-11-08 17:47:04
やっぱり一般的には「ジャッキー・ブラウン」以降のタラはダメって評価なんですかね~?
個人的には「ジャッキー・ブラウン」は非常に良くできたハードボイルドなラブストーリーと評価しております...まぁその後はロクな作品撮ってませんが(笑)
今作はここ最近では良く出来てましたが、初期の作品に比べるとやはりクオリティは落ちてますね~
★★コメントありがとうございます(4)★★ (ピロEK(ONE OF THE BROKENさんへ))
2012-01-14 14:27:18
★ONE OF THE BROKENさんへ★

いつもコメントありがとうございます

>やっぱり一般的には「ジャッキー・ブラウン」以降のタラはダメって評価なんですかね~?

一般的にはどうなのか分かりませんが、個人的には合いませんね。楽しく作ってるのは伝わるんですけど…。
「パルプ・フィクション」でハマって他のを観ると…アレ?っていう感じではあります。
「ジャッキー・ブラウン」は…実はそんなにマイナスイメージがあるわけではないのですが、「パルプ・フィクション」の方が観やすくて普通に楽しめたという感じです。

では、また来てくださいね。今後とも宜しくお願いいたします。

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