歌舞伎がシネマ歌舞伎として映画館で見られる時代になった。
今回はあの市川猿之助のスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」
昨年、亀治郎から4代目市川猿之助に襲名した2012年6月の新橋演舞場の舞台です。
東京へは行けっこないのでこうして映画ででも鑑賞できるのは
幸せなことです。
15台のカメラを使っているとかで
実際の舞台を見るのとはまた違う、細かな部分のアップなども見られ
(衣装がすごい豪華)
実際の舞台を見るのとはまた違う満足感があります。
口上からカーテンコールまで
4時間の映画で、途中に10分の休憩。
じゅうぶんに堪能できます。(当日3000円)
カーテンコールで体の不自由な猿翁(3代目の猿之助さん)が出てこられ
彼の尽きることのない舞台への情熱を感じて
涙が出そうになりました。
3代目猿之助といえば、
誰もが思うこと。。
代々血縁関係で繋いていく歌舞伎界がいやで
一般家庭の子弟を受け入れて
歌舞伎役者に育てあげるという情熱でもって
猿之助一座を率いてこられたのに
ここにきてなんで血縁で襲名するの?
市川中車さんは今も香川照之でTVに出てるけど、
なんかうーーん。
落語家になった世界のナベアツさんはその名前を封印しているのに。。
などと残念な思いはありますが
個人的には型破りで踊りの上手い亀治郎のファンなので
猿之助襲名は喜ばしいことです。
いい映画(舞台?)でした。