いい年になっても私は意外と
卵のような場所にいたりはしないかと
温かいコーヒーを飲みながら考える
なんだかんだと守ってくれそうな場所を
無意識に探してはいないかと
コーヒーに砂糖を足しながら思う
コーヒーをすすりながら
私の四方を
温かく囲む殻だって
いつかは破れることに気づいた時
ちょっと舌をやけどした
外の世界で降る雨や雷の音は
いつも私を怖がりにする
だけど
殻の向こうから透けて見えた
晴れた光の美しさだって
やっぱり外の世界なのだ
殻から出たら
世界というものは
どれくらい広いのだろうか
自分の身近な四方に見えるものだけが
世界ではないということに
今さらだけど気づいた私
今ものすごく見たい
光の明るさを
ものすごく感じたい
風の温度
例えばある日突然
風や雨が体を濡らしても
その後射す光が
美しいものだと信じられるならば…
卵のような場所にいたりはしないかと
温かいコーヒーを飲みながら考える
なんだかんだと守ってくれそうな場所を
無意識に探してはいないかと
コーヒーに砂糖を足しながら思う
コーヒーをすすりながら
私の四方を
温かく囲む殻だって
いつかは破れることに気づいた時
ちょっと舌をやけどした
外の世界で降る雨や雷の音は
いつも私を怖がりにする
だけど
殻の向こうから透けて見えた
晴れた光の美しさだって
やっぱり外の世界なのだ
殻から出たら
世界というものは
どれくらい広いのだろうか
自分の身近な四方に見えるものだけが
世界ではないということに
今さらだけど気づいた私
今ものすごく見たい
光の明るさを
ものすごく感じたい
風の温度
例えばある日突然
風や雨が体を濡らしても
その後射す光が
美しいものだと信じられるならば…