美玲詩文堂

ようこそ♪こちらは不定期詩ブログです。
ゆっくり羽を休めていって下さい。
明日羽ばたく為に…。

真っ白なドレス

2011-04-27 23:56:36 | Weblog
あの時
一緒に唯一身に纏っていたのは
この布団だけ

口の堅い月の光を信じて
ずっと内緒話してた
花嫁のように
真っ白な毛布にくるまって
日が昇る時には眠たいのに嬉しくて
けれどやっぱり眠くて
寝ぼけまなこで「おはよう」

あれだけ沢山のお喋りをしたのに
いつしか心がすれ違って
喋れば喋るほど互いが分からなくなって
沢山の日々を心のアルバムに閉じてしまった
口の堅い月の光を信じて
毛布に涙をいっぱいしみこませた…
毛布はしばらく心の包帯代わりになった

あれから何年経ったろう
今は花柄の毛布を使ってる
携帯も変わったし 毎朝降りる駅も違う

きっとあなたも
少しずつ毎日毎日変わり続けたのだろうね

…私はとても元気です
あなたは元気ですか?幸せですか?
私はあの頃より大人になれた分だけ幸せです









1日の終わりには

2011-04-24 22:49:47 | Weblog
突き抜ける青空や雨空の下
あちこち往来してなすべきことを毎日して
時々
ふと夜空を見上げて
今日の出来事を心の中の君に報告する事があるんです

目を閉じると
突き抜ける青空や雨空の下
あちこち往来してなすべきことを毎日して
夕日が落ちるのと同時に一服してそうなあなたが浮かんでくるから

喧噪の中をくぐり抜けて毎日頑張っているのはお互い様だから

また会った時には
心の中のつぶやきを四方山話に変えて楽しむために
明日も街と人の間を往来してきますね

馨しい風と忙しさのバランス

2011-04-17 20:03:55 | Weblog
いっそこのまま
和んでしまいたいけれど
今日の用事 明日の準備と
考えなきゃいけないことが走馬灯のように
脳裏を駆け巡る

悲壮なオーケストラを聴きながら
田園のように
のどかな風景にいるような気持ち

考え事でもしながら
散歩に出ようか
こんな季節だからこそ
目に映る物は
朗らかでのどかな方がいい

桜通信

2011-04-10 11:04:04 | Weblog
梅の花の頃には
あなたの顔
1秒でも多く見ておきたいと
心の中は春一番が吹き荒れていました
それでも桜が咲くのを心待ちにする頃には
あなたは旅立ち
向こうからの初めての便りを
今か今かと待っていたけど
あなたが頑張っていることを知って
私もしっかりしなきゃと
散りゆく桜をみるたび
思うようになりました

次に会う時には
新緑のような思いで、ね

桜吹雪を掌に乗せて
きゅっと握って胸に抱く
「痛てぇよ! f^_^;」って言われぬように
そうっとね

あなたに、会いたい

2011-04-03 22:56:59 | Weblog
今年は冬から格別寒くて
それは時に
道をも凍らせてしまったこともあったでしょう
けれど
花は咲きたがって準備しているし
いつかそんな花の気持ちを汲んで
風も温かくなるのです

そうなれば
あなたの行く道も氷が解けて歩けるようになりますよ
そうなったら
いつかあなたに会いたいな
縁があったらきっと会える
私も今年は
出会うことを諦めませんよ

だから寒さに負けないで!
辛い時は
あなたと出会いたい人が沢山いるのだということを思い出して下さい

今は互いに辛抱の時だけど
冬の次は春が来ることを忘れないで下さい

あなたに、会いたいな…