漢字遊び

素敵な人との出会いは
誰にも秘密の宝物を見つけたような気持ち
こんな瞬間に誰かに出くわそうものなら
唇に人指し指を当てたくなる
「しー…」
幾つになっても「素敵」は私を子供に戻す
嫌になっちゃうくらい
童の心になるから「憧」なのね

万華鏡
沢山の色たちが踊り出す
１粒ずつが「私って可愛いでしょ？」って
内緒話してくるの
そのたびに　キラキラキラキラ
みんな光を連れてくる
光はあなた達の恋人なの？
豊かな色が輝くから「艶」なのね

洗い髪

この髪に
まだあのてのひらの温もりは残っているだろうか
残ればいいのに
香水の移り香のように
憧れの誰かと握手した時の温もりのように

髪を洗った
濡れた髪を風がなぶってゆく
今日の暑さと微風が心地よくなってたから
あのてのひらの温もりを彷彿とさせた

その先―

まっすぐだろうがジグザグだろうが
人生が１本の線でできているとするなら
過去という出発点が決まっていなかったら
その先はないと思わないか？
未来という言葉は
過去という言葉の続きなんだ
決して反対ではなく　繋がっている
そうしたら
自分の消したい過去なんて１つもないでしょう？

過去と未来をはっきりさせることは
自分の歴史をはっきりさせることです

再生ボタン

ステレオの再生ボタンを押せば世界が変わったよう
バラードに
抱きしめられて過ごす夜があります
それはあなたが傍にいるのと同じこと
サビに入ると
むしょうに恋しさが増すのだけど
音楽という生き物は
それさえも楽しいと思わせてくれるから不思議
音楽があるから
寂しさを一時忘れることができるのかもしれない

恋すればするほど
私は体ごと
これからも音楽を求めるのだろう

バラードと抱き合う夜…

傘

新しい傘でデートに行く日は
妙にウキウキするのです
髪型と同じくらい
新しい傘に気づいてくれたらなんて
たわいのないことを考えたりするのです

でもやっぱり
次のデートは晴れていてほしいな
だって
髪の毛がまとまらないでしょう？