ママに急なお使いを頼まれたのをいいことに
買い物を急いで済ませて
彼の許へ走った
だって夕暮れ時には帰らないと叱られるから
走った 走った 走った…
彼は待ってた
待ってないフリして待ってた
そして摘んできた花をぶっきらぼうにくれた
「秘密基地見つけたから
俺たちだけの場所だよ
この花はそこで見つけた
…だから早く帰れ
また明日な」
そう言って足早に去ってく彼の背を
私はいつまでも見送った
夕焼けが空で飽和状態に燃えていたから
私も小走りで家路を目指す
買い物を急いで済ませて
彼の許へ走った
だって夕暮れ時には帰らないと叱られるから
走った 走った 走った…
彼は待ってた
待ってないフリして待ってた
そして摘んできた花をぶっきらぼうにくれた
「秘密基地見つけたから
俺たちだけの場所だよ
この花はそこで見つけた
…だから早く帰れ
また明日な」
そう言って足早に去ってく彼の背を
私はいつまでも見送った
夕焼けが空で飽和状態に燃えていたから
私も小走りで家路を目指す