ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

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今日の見もの(ルパン三世 DEAD OR ALIVE)

2011年06月26日 01時21分00秒 | 見もの

ルパン三世 DEAD OR ALIVE
劇場版第6作 1996年 97分

DVDを借りて見た訳じゃない。GWの頃だったか、TVでやっていて録画しておいた。TVのはカットされていることが多いからあまり見たくなかったのだが、なぜこれを撮っていたのだろうか。ノーカット版とでも書いてあったのだろうか。今となってはもう覚えてない。

ルパンたちがある島に到着した。そこはかつての研究施設みたいなものがあり、廃墟になっていた。そこにはすごいお宝が眠っているようだ。彼らは奥へ奥へと入り、最後の扉の前に立つ。そこの王家の紋章みたいなのが突然開き、中から出た目が彼らをなめ回す。侵入者と判断したとたん、生きている機械のようなものが猛然と襲ってくる。這々の体で逃げ出す3人。彼らはもっと調べる必要を感じた。

彼らのいるズフ共和国は、国王と王子パニシュが殺害されて以来、首狩り将軍と呼ばれる暴君に統治されていた。将軍は、前国王が漂流島(ルパンたちが逃げ出した島)に隠したといわれる財宝を狙っていたが、軍隊をもってしてもその財宝を手に入れることは出来なかった。ルパンたちも襲われた強大な防御システムが行く手を阻んでいたのだ。この島の防御システムの正体は何なのか。ルパン達はその鍵を握るとされる将軍の娘エメラに接近するが、銭形が仕掛けたおとり作戦にはまって将軍の軍隊に急襲される。そしてエメラのおとりとなってルパンのアジトに潜入した女性工作員オーリエンダーはルパンたちから奇妙な話を聞かされる。将軍に殺されたはずのパニシュ王子を街で見たというのである。王子に対して特別な感情を抱くオーリエンダーは彼を求めて街へ繰り出す。同時期ルパンには100万ドルの懸賞金が懸けられ、銭形やズフ国家警察長官クライシスだけでなく、賞金稼ぎにも追われる身となる。やがて漂流島のことも少しずつわかってくる。峰子が手に入れたデータを使って島の防御システムを無効に出来るかも知れない。その時出てくるお宝とは一体何か。ナノマシーンとの戦いはどうなるか・・。

ちょっとわかり難いところがあった。それにエメラはあれだけの役でよかったのか?そんな気持ちがずっと心にあったもので、一部をカットしてあるんじゃないかと今でも思っている。でも最後まで見て、どんでん返しも不明な点もそれなりに氷解し、全体としてのストーリーも(カットされていたとしても)違和感なくつながった。なかなかいいシナリオだったと思う。

ルパンの絵って、TV版、映画版、作るたびに全くの別物のようになってどれが本当かわからない。私はTVのひょうきんなルパンを見て育ったので、こんな絵や態度のルパンには違和感がある。が、この映画は「原作者モンキー・パンチが自ら監督した」もので、「より原作のイメージ近づいたハードボイルドなルパン像」だそうだ。劇画調の絵も「オリジナルに近い」のだそうで、私以外にはこっちの方がよいのだろうと思う。

モンキー・パンチ氏は(今までの)TVや映画のルパンに違和感があり、制作のたびに意見の衝突があったみたいだから、こう言うルパンを作りたかったんだと思う。

一番の驚きはエンドロールに出てきた人の名前。そうそうたる漫画家たちがこの制作に協力している。ルパンのキャラの魅力かモンキー・パンチ氏の人徳か。まぁエンドロールをご覧下さい。

ランク:ルパンらしいルパン(だと思う)。
   ストーリーは秀逸。ただし奇想天外すぎる。
   おちゃらけシリーズが好きな人は別のタイトルのものを見たらいい。

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