ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

日々の記録。見たり、聞いたり、買ったり、食べたり。

合掌

2015年01月08日 22時58分03秒 | 見もの

今日は特別な日でした。

二年前の今日、私はそばにいた若い人を失いました。

 

あれからもう二年も経ってしまった。

つい昨日のように感じられたり、遙か昔のことにような気がしたり・・。

 

彼の家に寄ってきました。

久しぶりに見た彼は、写真の中で笑ってました。

 

年賀状が届いてました。

そうか、今年は賀状の行き来が出来るのだ。

昔のことになってしまったのだな。

 

「瞳をとじて」の中にあった

♪ いつかは君のこと、何も感じなくなるのかな
今の痛み抱いて、眠る方がまだいいかなぁ ♪

私も、あの時の痛みがなくなってしまった。

 

悲しい。今の自分が悲しい。

忘れることも必要なのだろうか。

必要なのだと言い聞かせてしまう。

 

でも今は君を思っている。

君の顔が目に浮かぶ。

 

おやすみなさい、私の子ども。安らかなれ、君。

合掌 


マリア様がみたい

2015年01月06日 20時25分49秒 | 見もの

 

いや、もうだめです。完全にはまってます。マリア様がみたいです。

昨日の夜も、ちびが今日から幼稚園が始まるから早く寝させなきゃと、遊びたがる5歳児を無理矢理寝かせ、自分も寝たかったんだけど我慢できずTVのスイッチを押してしまいました。

で、結局画面の明るさでちびが起きそうだったのであきらめて寝たんだけど、職場で暇になったら見ようと(見えるはずないし、暇もあるはずないのにねぇ)、今も車に持っていたりするわけです。帰るときもつい、「ごきげんよう」と言いそうになって、こりゃ早く見終わらないと現実との区別ができなるんじゃないかと、半分以上あきれてます(笑)。

何がよいって、一見厳しい言葉や、突き放したように見える行動が、後で相手を思いやるものだとわかってくることとか、今微笑んでいる表情の過去にこんなに悲しいことがあったのかとか、それを自分の予想以上に深く共感してしまっちゃってて、どんな物語見ても最後は胸が痛くて泣きそうになってしまったりする。なんかそんな雰囲気になってしまうような不思議な話なんですよ、この物語は。特に、ロサ・キネンシス・アン・ブゥトンの悲しげな表情が何ともいえない。彼女が祐巳との関わりで笑ったりすると、それがひどくうれしく感じたりする。

どんなに今が幸せでも、3年後まで決して続かないのが学校というところ。『時の流れは残酷』というのは、このアニメ中でも出てきましたが、私も見始めた最初からずっとそう思いながら見てました。だからこそ、今が幸せであって欲しいと願ってしまいます。

さて、私は一期を見終えて二期に入ってます。

一期はどの話も名作でしたが、ロサ・ギガンティアのいばらの森は忘れられない。大人なら、たぶん一度ぐらいはああいう別れを経験しているでしょう。もしそんな経験がない人がいるなら、それは幸せというもの。その他の多くの大人にとって、あの話や、別れに至るまでの展開は胸に来る。ヴァレンタインのゲームにしても、登場人物全ての人の心の動き、喜びや悲しみ、あきらめ・・がものすごくわかる素晴らしい話だった。

このアニメ、たまたま年末年始のTV番組表で気になって発見したものなのだけど、こんな出会いがあったことに、私はすごく感謝している。神様はいるんだなって思う。いや、マリアが様が見てくださっていたのか(笑)

最後になるけど、この中に出てくる人たち、特に薔薇様たちの人間洞察力がすごい。それによってどう行動するのが一番その人のためになるかの判断もものすごい。アニメの設定とはいえ、そういう人たちだからこそ薔薇様たちにもお姉様にもなれるんだろうなと思う。とにかく、見て得られるもの(感動も含めて)の多いまさに神アニメだと思う。4thシーズンで終わるのが今から悲しいのですよ。だから二期も一気に見られない。少しずつ見ないともったいなくて・・・ね。

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マリア様がみてる(アニメ)第一期

2015年01月05日 10時10分10秒 | 見もの

ケーブルTVで契約していると、毎月の番組表が一冊になった本を見られるのです。で、これには基本契約チャンネル以外にも特別契約チャンネルのデータも入ってまして、アニメで言えば、AT-Xなんてのもあります。

うちのような五歳の子には、アニマックスとかキッズステーションがあればそれでいいのでしょうが、アニメ好きならそれを、映画やライブならWOWOWやスターチャンネルを追加するのが良いのでしょうね。

私もこんな番組表を見て、「一ヶ月に見たい(録画したい)番組が10以上あったら、翌月から契約しようかな」と思っているんだけど、どんなチャンネルでも、一月に「見たいな+見てもいいかな」=4~7,8ぐらいで、なかなか契約する気になってません。さすがに年末年始は素敵な番組が多く、12月中旬~1月半ばまでだけの特別契約パックでもあったらなぁなんて、毎年思っているわけです。

その中で気になった番組が一つ。それは「マリア様がみてる」

 マリア様がみてる (全13話)
放送期間 2004年1月7日 - 3月31日

名前から考えても、間違いなく女性向き。恋愛関係の学園物かなと思いました。普通ならそんな関係のアニメに大きな興味を持つことはないのだけど、それでもこれに興味を持ったのは、第4シーズンまであったこと。

「民衆は正しい(人間は正しい)」、というのは友人の言葉なのですが、「売れてる商品というのは、やはり良いものだから。どんなにコマーシャルしてあおっても、良くないものはそのうち売れなくなってくる。売れつづける物とはやはり良いものだ。人間はバカではない。民衆が支持するというのは、やはり正しいのだ・・」と言う彼の言葉には納得してます。

と言うことは、4thシーズンまで続いたアニメが悪いはずがない。見る価値がある。そう私は感じたわけですよ。

で、第一期を見始めました。さすがに有名なものらしく、簡単に見つけられました。

見始めて、本当にこれを最後まで見るべきなのかと疑問に感じました。というのは、お嬢様学校の物語なのだけど、ごきげんようとか、○○様というお嬢様っぽい言い方をすることもあれば、ぞんざいで、それが庶民でも美しいとは言えないような言葉遣いをする幹部までいる。

これは本当にお嬢様なのか。お嬢様ごっこをしている偽物が大半の学校なのか・・と思えたわけです。

もう一つは絵。

左の女性ですが、これではよくわからないだろうけど、最初の頃の彼女は、「いくら運動部でも(剣道をしている設定)、この肩幅はないでしょう。女性でこんな体型はあり得ない」と言うような絵で、違和感ではなく、作画技術が低すぎるのではと思えたわけです。昔のアニメだからねぇ・・と。

きつい言葉や嫌みを言ったり、陥れようとしていると感じられたりもあり、女の世界のドロドロを描きたいのか??なんて感じて(最初~二話の途中当たりまでで)、頭に??を感じながら、それでも見てました。

しかし途中から引き込まれる。さすが『名作』と言われるだけのことはある。

「スール」制度とか、ロサ・キネンシス、ロサ・ギガンティア・アン・ブゥトンなんて言葉がすらすらと出てきて、ウィキなどで解説を読んでからはわかりやすくなりましたが、最初は混乱しました。 

山百合会とかリリアン女学園などという名前なので、同性愛の内容かと思ったけどそうではないみたい。学生時代の歌詞の「・・その美しい横顔 姉のように慕い・・」のグレードアップ版と表現したら良いのかな。女学校では、このような疑似姉妹関係があり、S(SISTER)と呼んだとかと読んだことがあるけど、そんなに奇妙なことでもないでしょう。特に、年下の「妹」が、年上を「お姉様」と呼び、お姉様が妹の名を呼び捨てにするのは、何かいいなって思えます。見ていて何か気持ちがいい。

まぁ、私が多少の違和感を感じつつも初話からずっと見続けた一番の理由は、冒頭の『・・スカートのプリーツは乱さぬように、白いセーラーカラーは翻らせないように・・』の言葉のせいかな。この言葉たち、人を引きつける魔力的魅力を持ってますね。

さて、名作と言われるゆえんだけど、一見完璧に見える人、幸せに思える人、うまくいっていると周囲が感じている人・・、そんな人にも深い悲しみや葛藤、どうしようもない行き止まりの道があると言うこと、それを胸に秘めながら、未来であるはずの将来へ進んでいかなければならない状況・・。それが見る人の心を痛める。どうしようもない未来の前の今だけの刹那的状況を、悲しいと思ったり、楽しんで欲しいと思う我々読者(視聴者)がいる。共感であったり、自分の身に置き換えたり、私のような年齢からは、幼子にさえ感じられる16,7才の女の子たちの未来の幸ならんことを祈ったりと、その人の現状に合わせて見て感じさせる作品。色々な見方の出来る名作だと思います。と言っても今まで見た限りの話だけどね。

見ていない人がいらっしゃるなら、男女、年齢に関係なくお勧めします。子どもを除いてですけど。

話は変わりますが、全部をブルーレイボックスにまとめた物を売り始めているみたい。『ついに神アニメがボックスになった』とアマゾンで絶賛されてました。私は、さすがにそれを買おうとまでの思い入れはないんだけど、気持ちはわかります。買って幸せになれる人たちは是非買うべきでしょう。私はレンタルでいいから一期から四期までを楽しもうと、今少しワクワクしてます。※まだ一期の途中までしか見ていない。あんまり早く見過ぎると楽しみが減るようで、ゆっくり見ているのです。

ところで百合って言葉はこのアニメから出来たのでしょうか? 私は詳しくは知らないのだけれど・・。

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冒頭の言葉をネットで見つけました。かっこいいですよね。

マリア様の庭に集う乙女たちが、
今日も天使のような無垢な笑顔で、背の高い門を潜り抜けて行く。
汚れを知らない心身を包むのは深い色の制服。
スカートのプリーツは乱さないように、白いセーラーカラーは翻さないように、
ゆっくりと歩くのが、ここでの嗜(たしな)み。

私立リリアン女学院。ここは、乙女の園。


2014年5月3日/のんのんびより

2014年05月03日 19時04分55秒 | 見もの

 チビは今日が楽しみで昨日は早く寝た。起きたのも6時台で、起きてこない家人やママを待っていたので、気に入っているのんのんびよりを見ながら少し待たせた。

のんのんびより
第1期:全12話 + OVA

チビもだが、自分も気に入っている。

東京から父親の仕事の関係で一条蛍が転校してきた。そこはとんでもない田舎で、学校も少1から中3までがひとつの教室で自習するという複々々々式学級。東京との違いに戸惑いながらも,このまったりとした生活と美しい自然、仲良くなった友人との生活を描く素敵なのんびり物語。

チビが好きな理由は、おねえちゃんばかり出てくる、みんな仲良し、ケンカがなくギャグを少しちりばめたゆっくりめの展開・・。一番はケンカしない仲良しってところかな。

自分的には蛍があまりにも大きいのがびっくり。時折子供っぽさも出すけど,基本お姉さんだし、水着姿なんかいくら何でも小5はないだろうという感じ。でも都会っ子とは思えないすれてない素直な性格がとてもいい。都会から来たなら大概「こんな田舎いや」と言うだろうに,それを楽しんでいるところも実に好印象。まぁこのすれてないはどの子にも当てはまるけどね。

最初に出てくる「私たち、ひょっとしたら田舎に住んでいるの」は正しい表現だ。自分のことは客観的に判断出来ないものだ。あれはまさに正論。

こんなのんのんびより、自分も好きだが、驚くのはプレステだ。

そんなに高画質で録画したわけではないのだが、それをプレステ3で再生すると、HVの生データ??と言うぐらいきれい。アニメとアップコンバートの相性がいいにしても,この美しさはさすが高能力パソコンと,プレステを再評価したわけです。

OVAは見てないし、借りられるかどうかも不明。ウィキを見ると,本におまけとしてDVDが付属するとのことで、ひょっとしたらその付録がOVAなのかも。買うほどでもないなぁ・・。

さて、チビはイオンでコナンの映画を見て,その後にも色々なイベントに引っかかり(近所でフワフワ、上の他)、一緒に昼寝するといいながら今行方不明。ママたちとどこかに行ったらしい。チビが幸せならそれでいい。

今晩ちょっとイベントがあってきれいなんだけど、今の感じじゃ行けそうにないな。

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2014年4月28日/中二病 戀

2014年04月28日 19時52分01秒 | 見もの

今日は病院で定期検診。3/8年休を取って車で病院へ。血圧133-85/脈拍81。いつもより高かったな。思ったより数値が悪くなく、ヨーグルトのおかげかも。まぁ少し食事に変化があるのかも。咳のことを言うと、装着率を怒られなかった。でも70%は低いだろうな。小雨だったので、家に帰らず行って正解だったかも。早めに終われたのは幸いだった。10200円。

家では 中二病でも恋がしたい!戀 ばかり見ている。続編でダメになる作品が多い中、続編の方がいいこれは実に素晴らしい。内容はと言うと、ギャグもいいし、何と言っても切ない。こんな切ない作品そうあるもんじゃない。ユーモアに隠されたぶん余計ぐっとくる。それにキャラがいい。モリサマーがいなければこけてただろう。エヴァのアスカみたいな位置づけ。

おもしろいのはチビがすごく気に入っていること。最初のものより「戀」の方が気に入っているのは、5歳児の直感だろう。やはりこちらの方が名作と言うことか。

ただ彼女、気に入って、『目指せ中二病!』などと叫んでいるのがちょっと気になるところではあるのだが・・。

とりあえず眼帯とか、顔のシール、カラーコンタクトは拒否ろうと思っている(笑)。

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今日の見もの(ケルティック・ハーペストリー)

2014年03月02日 10時33分35秒 | 見もの

 

ケルティック・ハーペストリー
ベルファスト・ハープ・オーケストラ他
CD 1枚 (1999/11/22) 55分
県立図書館蔵

「私が」なのか「日本人が」なのかは不明だが、 ケルトの音楽が実に耳に心地よい。なんかDNAレベルで共鳴している気がする。同じ事はフォルクローレにも言えるのだが、今の自分にはケルトの音楽の方が強く心に共鳴するのである。

まぁそんなことで、ケルト・・と言う名前のCDは無条件で借りることにしているのだが、今回はハープで検索していてこのCDを発見した。非常に素晴らしいCDなのだが、アマゾンで調べてみると現在手に入らないようだ。私の地方なら公立の施設で借りられるので、興味のある人はすぐに予約した方がいい。今は私の手元だが、音飛びすることなく聴かれるようだ。お勧め。

1. ブライト・ニュー・モーニング(ベルファスト・ハープ・オーケストラ)
2. バリーラフリンの気性(モイラ・ニ・カハシック)
3. ゴールデン・ストリング・ホーンパイプ(リュディガー・オッペルマン)
4. ベルファストの散歩(ベルファスト・ハープ・オーケストラ)
5. スター・オブ・ザ・カウンティ・ダウン(デボラ・ヘンソン=コナン)
6. おばあちゃんのダンス(シーリス)
7. 「タイタニック」~マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン
  (ベルファスト・ハープ・オーケストラ)

8. チェストナット・トゥリー・メドレー(モイラ・ニ・カハシック)
9. ザ・バタフライ(リュディガー・オッペルマン)
10. ダニー・ボーイ(デボラ・ヘンソン=コナン)
11. サラーヴ・クラー・オウエン(シーリス)
12. ブレトン・メドレー(チェリル・アン・フルトン)
13. ブライアン・ボールズ・セット(ベルファスト・ハープ・オーケストラ)
14. ロバート・ジョーダン(モイラ・ニ・カハシック)
15. ザ・ミンストレル・ボーイ(デボラ・ヘンソン=コナン)
16. 5月の歌(リュディガー・オッペルマン)
17. 地と水と風と火(ベルファスト・ハープ・オーケストラ)

ネットによる情報では、

現代ハープの原型と言われるアイリッシュ・ハープによる演奏を集めたコンピレーション。伝統と現代的感覚にまたがって活動する第一線のハーピストたちが,ケルト民謡から『タイタニック』主題歌まで,古今のメロディを情感たっぷりに奏でる。

だそうだが、聴きやすい曲の集まりで、高音の伸びもよくかといってさほど重さを感じない「ちょっと聴き」にベストなCDといえるだろう。最近は、先の炎のコントラバスとこのCDばかり聴いている。ビクターのウッドコーンに少しだけスーパーウーファーを加味している。

聴いた感じの「さほど重さを」というのは、なんか聴いた感じ、大きなハープじゃないんじゃないかなということだ。

あのでっかい、床に置いて弾くやつじゃなく、もう少し小さな気がする。通常のハープを大人の男性の大きさだとすると、中学生の女の子ぐらいか。ひょっとしたら腕で持てる程度のものなのかもという気もする。ビルマの竪琴で使っているような手で持って演奏するようなハープなのかなぁって事。ケルトのハープってどうなんでしょうね。ジャケットの写真を見ると普通に大きなハープにも見えるのだけど・・。

最後になりますが、このような弦楽器が好きな人にはとてもお勧めできるCDです。アマゾンでは入荷未定ですが、HMVとか他所で手に入るなら、外国盤でも良いので買うことをお勧めします。手元に置いておきたいCDの一つですね。

そうそう、欠点(?)と言えば短いことかな。

今のCDは70分近く入っているのが多いけど、これは1時間にも満たない。その分、ちょっと聴きにはいいんだけど、「あれ、もう終わったの? ちょっと寂しい(もの足らない)」って感じることもあった。気分がいい時にはもう少し長く聴きたいという気がするんだけど、皆さんならどうかな。

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今日の見もの(炎のコントラバス)

2014年02月24日 11時46分07秒 | 見もの

炎のコントラバス
ルートヴィッヒ・シュトライヒャー(コントラバス)
本荘玲子(ピアノ) CBS/SONY 38DC26
倉敷市立図書館蔵

最近聴いたCDの中では最高のものだった。画像を掲載したかったんだけど、「いいCDだからきっと売れているだろうし、有名ならアマゾンとかで簡単に画像が手に入るさ」と考えていて、撮ってなかった。今探してみたんだけど、なかなか見つからない。LP時代の録音みたいだけど、CDとして1980年頃に発売されただけで再発されてないのかなぁ。非常に素晴らしい作品なので、是非再発して欲しいものだ。

私の家にはいくつかのオーディオセットがあるのだが、最近はビクターのウッドコーンコンポとヤマハのスーパーウーファーの組み合わせで聴いている。かつてマニアだった頃の音質には及ばなくても、気軽に聴けるし、音質もまぁまぁ良い。口径の小さなSPだが、低音を増強しているせいでそれなりに聴ける。今の自分にはぴったりだ。

その低音を聴くためにコントラバスを選んだのだが、だからといって低いギーコギーコの音ばかりじゃない。最初に聴いた時は、「これ本当にコントラバスなの?コントラバスといっても実は種類があって、テナーコントラバスとか、アルトコントラバスなんてあるのか??」なんて感じたぐらいだ。最初の曲なんて、「チェロですよ」と言われても違和感はないだろう。実に気持ちよく歌っている演奏だ。

録音だが、ネットにこんなことが書いてあった。

レコードもよかったが、CDがさらに優れ、コントラバスの重低音が豊かでしまりがあり、いささかももやつかず、弦の振動が見えるよう。倍音もよく出て高音部がやわらかくきめ細やか。ピアノの音色の美しさも特筆に価し、これまた低音が豊かで、ソロと左右離れず両者のバランスも完璧。CDで感じられるのはこの盤に限らず雰囲気が実によく出ていること。クロストークが少ないせいか、それとも残響がよく生かされているせいか、再生音楽であることを忘れさせる。(1983年1月号CD新譜録音評クラシック編から)

①ブルッフ:コル・ニドライ
②バッハ:アリーソ
③ファリャ:アストゥリアーナ、
シュペルガー:ソナタホ単調
④第1楽章
⑤第2楽章、
⑥第3楽章、
⑦ラベル:パヴァーヌ
⑧ラベル:ハバネラ、
⑨ラスカ:子守歌

録音もさることながら、とにかく聴いていてとても気分が良く、落ち着いて、また聴きたくなるCDだ。倉敷市民はすぐ借りた方が良いし、再発されて手に入るなら買って手元に置いておくことを勧める。

何でこれが簡単に手に入らないのか。レコード会社は、売れるものだけでなく、良い物を利益が薄くても作るべきだと思うな。

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今日の見もの(ポエジー/加古隆)

2014年02月01日 21時00分51秒 | 見もの

ポエジー/加古隆
35分 市立図書館

最近は図書館で借りないことにしていた。忙しくて取りに行けなかったり期限内に返しに行けなかったりするからだ。数ヶ月借りてなかったのだが、久々に検索して何となく良いなと思えるものがあったので借りてみた。その一つがこれだった。

加古さんという人の顔も略歴も知らないが、ピアノ、それもジャズとかフュージョンぽい音だったと思う。アルバムを一枚は聴いたことがあるのだ。それが好印象だったので、彼の名前に惹かれてこれを借りたのだが、正直言ってさほど大きな期待をしていたわけではなかった。

針を落として驚いた。素晴らしいアルバムだ。

1. ポエジー(グリーンスリーヴス)
2. つめたい朝
3. 森の精
4. アヴェ・マリア
5. 空と,波と
6. ポルトガルの月

最初の曲はグリーンスリーヴスなのだが、それを自分の感情で弾いている感じで、グリーンスリーヴス・トロイメライバージョンと言ったら雰囲気がわかって貰えるかも知れない。

その他の曲も非常に雰囲気の良い曲で、これを聴きながらコーヒーでも飲んでいたらとてもリラックス出来る感じだ。台詞の入ったのはちょっとと思うが、全体的におすすめのアルバムと思う。

どうやら近年再発売されたらしいが、私の借りたCDはこれ以上無いと言うぐらいぼろぼろだったので、オリジナルのものなんじゃなかったかな。傷無く全てまともに聴けたので私的にはOKだ。

ちょっと気になるのは、クラシックのCDの場合はさほど感じないのだけど、フュージョンや若い人の聴くCDのピアノは、音が金属的すぎて聴いていてイマイチなんだよね・・。金属弦をハンマーで叩いているんだから当たり前と言われたらそうなんだけど、あまりにも金属臭が強すぎる感があるのは、単なる気のせいだろうか。

ちびとミニのおかげで、自室でステレオで音楽を聴くなんてことが出来ない。車の中か、職場の休憩時間にボロコンポで聴くだけなのではっきりと評価は出来ない。いつかちびのいない時に真剣に聴いてみるつもりだ。

そうそう、明日リーフを返すのだが、あれってボーズの音響システムで、その上、電気自動車で室内がきわめて静かだから音はなかなか良いんだよね。レクサスはマークレビンソンだとか。聴いたけど、所詮はカーステレオだって感じ。あれで満足するのもいいと思う。音は楽しむもので、突きつめるものではないと言うのが今の私だ。

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今日の見もの(生徒会役員共*)

2014年01月23日 19時37分36秒 | 見もの

生徒会役員共*(第2期)
第2期:2014年1月~

今でもハッキリ思い出すアルバムがある。イーグルスのロング・ランだ。

私は70年代最高の曲はホテル・カリフォルニアだと思っている。それ以前のイーグルスの曲も良かったが、ホテル・カリフォルニアは全くの別格。正直、あの曲一曲だけのイーグルスと言われてもいいと言うぐらい最高にして唯一の曲だと思っている。

そんなイーグルスが解散危機を克服して新アルバムを出すという。間違いなく期待した。どんなアルバムだろう。当時予約システムがあったかどうか忘れたが、貧乏学生の自分でも予約したかったぐらい期待していた。そのアルバム、発売直後全曲聴く機会があった。当時はFMで、アルバム一枚全部流してくれたりなんて企画をやっていた。確かそれだと思う。友人3人と私の下宿で聴いた・・。

がっくり来た。ここまで落胆したアルバムはなかった。なんだこの曲たち。これがイーグルスか? こんなアルバム作るならあのとき解散してくれていた方が良かった。「ホテル・カリフォルニアのイーグルス」への崇敬に近い憧憬は、一瞬にして深い失望へと変わった。そしてそれは一緒に聴いていた友人(みたいな人)たちも同様だった。まぁ私ほどではなかったけど・・。

聴き終わって一言だけ言った。

「終わった・・」

不思議なことだが、ロング・ランは、それこそロングランして売れ続けた。曲のタイトルを(喫茶店名などに)使わせないようにしたとか、いろいろな話題が流れてきたが、私にはまったく興味がわかなかった。人がどう言おうと、どれだけ売れようと、イーグルスはもう終わっていた。死んでしまっていた。

 

 

アニメ・生徒会役員共(1期)は名作だった。

理知的で美人、頭だけではなく家事全般全てを完璧にこなし、生徒会の会長としての倫理観もしっかりしているスーパー・ウーマンのしのが、唯一ぐずっこけているエロネタをさらりと言うこの奇抜な設定は、今まで見たアニメの中でも群を抜くおもしろさで、アリアや畑さんが脇をがっちり固め、ワンクールで終わるなんてと、最終回をもったいなく思った。スタッフも楽しんで作っていることが見え見えで、それも好感の一因でもあった。その2期が出来るとなれば、私ならずとも期待するだろう。いつものように第1話は無料で見られると言うことで、逃さないように録画して見た。


今、ロング・ランと同じ気分だ。と言うより怒りを感じている。

私の大切な生徒会役員共をぶちこわしてくれてありがとうと皮肉を込めて言いたい。ひでぇアニメになっている。

1期の生徒会役員共は、真面目でしっかりした優等生が、エロと思わずにエロネタを話すのがおもしろかった。エロと思わずにと言う言い方が正しいかどうかはわからないが、この場でエロを言ってはいけないとか、これは恥ずかしいことだ、まずい発言だと躊躇せず、さらり、またはポロリと言ってしまい、それをにタカトシが突っ込む。そのパターンがおもしろかった。

2期は違う。

最初からエロネタ(言葉)をしゃべるだけの話になっていて、○○がエロネタを話すまで、後5秒、4秒・・とカウントダウンまでする。まともな人がいない。みんなエロネタばかりしゃべる。これじゃぁ飲み屋でおっさんのしているエロ話や、おばはんの下品な話とかわりがない。アリアやしのが下品に見える。キャラを壊し、品位を傷つけ、名作を台無しにしている。ひでぇを通り越し、あきれるし怒りを感じる。

AT-Xの無料話はたぶん1話だけだろう。もし数話あったとしても録画しようという気が起こらない。BS11でもやるなら試しに見てみて、もし1話と同じ作りなら見るのを止めようと思う。1話だけあの調子で、2話から持ち直すことを期待したい。

と書きながら、きっとダメだろうとあきらめの気持ちが強いのである。大変残念なアニメだ。

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