ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

【舞台写真・アンケートアップ】ピッコロ劇団「スカパンの悪だくみ」

2021年06月26日 | ピッコロ劇団

2021年5月23日(日)~6月11日(金)、「スカパンの悪だくみ」を上演しました。

一般の方に向けた第70回公演として6公演、また中学生に鑑賞いただくわくわくステージとして8公演、計14公演を実施しました。

(撮影:森口ミツル)

また、5月30日(日)11時・15時の回では、視覚に障害のある方の鑑賞をサポートする音声ガイドサービスを実施。劇団員の菅原ゆうきが音声ガイド台本を作成し、舞台上の風景や登場人物の動き、表情などを、ライブで解説しました。

あわせて、舞台の構造を凹凸で表現した「触図」(立体コピー)をご用意し、開演前にお客様に触っていただきました。

↑舞台の様子を触図でご説明する劇団員の橘義。

 

ご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

〈公演アンケートより〉

・久しぶりに舞台を観ました。ナポリで関西弁なのに、すぐに世界に入ってしまいました。小学生の子どもが笑いまくっており、観劇後も真似していました。また8月公演を楽しみにしています。(兵庫県 40~50代)

・ナポリを訪れたことがあるのですがその時の色や温度がよく出ていた美術装置でした。オーソドックスな喜劇かと思いきや、これは身分階級が根底にある物語なのですね。そう思って見るとまた違った色合いに見える作品だと思いました。(40~50代)

・やっぱり、関西弁は耳に心地いいですね。とっても素直に言葉が心に飛び込んで来ました。装置の効果もあり、それぞれの人物が大きく見えて、それも面白かったです。衣装も面白い。それぞれの役者さんたちの言葉や動きに、ずーっとニコニコしながら見せていただきました。楽しかったです。(大阪府 40~50代)

・生で喜劇を見るのは久しぶりでした。スカパンに見事に言いくるめられる登場人物たちがとても滑稽で面白かったです。ラストシーンでスカパンだけが一人残され照らされる中、包帯をとるという演出にどんな意味が込められているのだろうと考えました。私は「結局悪者は俺だけか」と思っているようにみえました。結婚がうまくいってめでたしめでたし、とはいかせないスカパンの心の内を感じました。(京都府 10代)

・大変面白かったです。モリエールと関西弁?と思いましたが、喜劇と関西弁は相性が良いことが分かりました。大道具が斬新で、音響、照明、衣装どれもが丁寧に計算された演出でした。『もういちど、鴨を撃ちに』で三坂さんの存在感のある演技が印象的でしたが、スカパンも見事でした。孫さん、お疲れ様!どのシーンも面白く、役者さんたち全員のパワーが弾けていました。素晴らしかったです!(兵庫県 60代以上)

・音声ガイドは、情報量もちょうど良く、わかりやすかった。会場案内もとても良く、料金も安い。お芝居の内容もとても良かった。音声ガイド付きは、年に1回は、していただきたい。(兵庫県 60代以上)


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