ピッコロ便り

ピッコロシアター、県立ピッコロ劇団、ピッコロ演劇学校・ピッコロ舞台技術学校など、劇場のトピックをご紹介します。

【舞台写真・アンケートアップ】『脚気にしやがれ!~近代日本最悪の病「脚気」奮闘記~』

2022年03月01日 | ピッコロ劇団

2022年2月20日(日)『脚気にしやがれ!~近代日本最悪の病「脚気」奮闘記~』兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール 全5公演を上演いたしました。
ご来場いただいた皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

撮影:森口ミツル

 

〈ご来場者様のご感想〉

かつて未知の病であった「脚気」への対応の歴史は、コロナ禍への対応を迫られている現代の私達の苦悩ともリンクし共感ができるだけでなく、興味もわく素晴らしいテーマだった。またコメディ要素も含まれていた事も個人的にはとても好感がもてる。少しコメディ要素を入れたストレートプレイが今後も観たいと思いました。(兵庫県 40~50代)

 

舞台装置がとても好みだった。まず視界に入る時代感と大きさ、そして作中で椅子が仕舞われたり柱の間からベッド等が出てくる時にいい意味で視界に綺麗に入るようになっていて、でもそれがギミック風に見えて楽しかった。風刺も聞いていたし、人物のもどかしさや考えが観客も落とし込めたのでのめり込んだ。最後の発見は自分も思わずおおーと言ってしまいそうだった。(兵庫県 10代)

 

「脚気にしやがれ」よかったです。帰ってから小学4年の息子と「林太郎はかわいそうやったな」「でも、やっぱり麦飯を推進せなあかんわ」等など、話がはずみました。観劇しなければ脚気について、何も知らずに人生過ごすところでした。教科書で数行の話題に、こんなに多くのドラマがあるなんて、本当に勉強になりました。息子は「石黒は『スパカ~ン』って言ってた人や…。あの人はロバや…」と劇も俳優さんも楽しんでいるようでした。アコーディオンも心にしみました。ありがとうございました!(兵庫県 40~50代)

 

結果的に脚気の死者を増やしてしまった石黒や捨松の選択のように、麦飯派と守ったものは違うものの、個人が「社会」の中でいかに立ち回るか、という生き様が描かれていたのが印象的でした。脚気の歴史も、ひとりの英雄が全てを解決したのではなく、個々の人間の主張が波のように重なって形作られていったということを、群像劇という形を通して見ることができました。物語を味わいながら、現在をより深く見つめ直すことができるお芝居で、拝見できてよかったです。ありがとうございました。(大阪府 20~30代)

 

尼崎で生まれて育ったのに、今までピッコロ劇団に触れることがなかったけど、今回出会えて人生得した気分です!ありがとうございました!「脚気にしやがれ!」はとても難しいテーマでしたが、今のコロナと重ねてみることでとても深く考えさせられました。森鴎外は学生時代あまり興味を持つことはなかったのですが、今回新しい発見がいくつもあり、時間があっという間に過ぎていました。これから沢山の作品に出会えると思うと、楽しみで仕方がありません!(兵庫県 40~50代)

 

とてもおもしろかったです。時間の交錯が舞台の上で照明、音響、お芝居によって行われているにも関わらず展開についていけなくなる場面が全くなく、舞台に関わる方々の技術力を感じました。物語自体も、くすっと笑えてほろっと泣けて、知識にもなって、本当に素晴らしかったです。脚気について、森鴎外の文豪として以外の人生についても、知らなかったんだなと思いました。三坂さんのお芝居大好きです!(兵庫県 20~30代)

 

吉村祐樹さんの患者さんの熱演に涙がこぼれました。後だしジャンケンの立場にある我々がこの脚気奮闘記に対して偉そうなことは確かに言えませんが、今のコロナ禍について、ますます深く考えるきっかけになりました。平井久美子さんの着物の着こなし、亀井妙子さんの八重さんのしっかりしたセリフ、楠見薫さんの自害をせまるシーンのうまさ、堀江勇気さんのハンサムさ、そして三坂さんのスカパンの上をいく芝居、(三坂さんってなんでもできるんですね、さすが賞を頂くだけあるわー)色々感心しました。小雪まう寒い日でしたが、見に行ってよかったです。(兵庫県 40~50代)