残暑お見舞い。。。

こう毎日暑い日が続くと、ナンもヤル気がしません
↑　ジョンジェみたいにスッポンポンになって、
氷の世界に飛び込んだら どんだけ気持ち良いことでしょう。。。
（…涼し過ぎて ジョンジェが風邪ひいたら困るけど ）
残暑厳しき折 皆さまご自愛くださいませ 　






さてさて、昨日（26日）の発表によると、『泥棒たち』が公開33日目にして
累積観客数 1209万5094人となり、1200万人を突破したそうデス

　　動員数の経緯は…
　　　　公開３日で100万人、４日目に200万、６日目で300万、
　　　　８日目には400万、13日目にして700万、16日目で800万、
　　　　19日目で900万、22日目で1000万、26日目で1100万。

これで 1174万人の観客を動員した『ブラザーフッド』を抜き、
歴代韓国映画 興行３位になりました
２位の『王の男』（1230万）を追い越すのも時間の問題となってきたので、
最終目標は韓国映画 歴代１位の『グエムル』（1301万）の上を行くこと

さらに、韓国で公開された映画で最多観客動員数を記録したのは
2009年の『アバター』（1,362万4,328人）なので、
もし『泥棒たち』が『グエムル』を抜き、さらに『アバター』をも超えるとなると、
３年振りに韓国映画が首位に立つことになります
この勢いでガンガン行って欲しいものであります

『泥棒たち』 気になること BEST 100 その４

『泥棒たち』　気になること BEST 100　その４


76　チェ・ドンフン監督は『チョン・ウチ』のワイヤーアクションシーンを編集している時、
　　「ワイヤーを消さなくても面白いアクションが出来る」と考えた。
　　それが『泥棒たち』ワイヤーアクションのきっかけになった。

77　チョン・ジヒョンはワイヤーアクションのリハーサルで、
　　ユ・サンソプ武術監督の手をギュッと握り「怖い」を連発した。
　　だが、実際にカメラが回ると悠々と飛んだ。
　　彼女は『ブラッド』(2009)でワイヤーアクションを経験したことがある。



78　チョン・ジヒョンはワイヤーアクションシーンを実際に演じた。
　但し、倒れて転がるシーンだけはスタントウーマンの助けを借りた。



79　イ・ハジュン美術監督が最も精魂込めたシーンは、マカオ・パクの外壁アクションシーン。
　　外壁は忠武路のジンヤン商店街と、仁川の撤去直前のアパートで撮影された。
　　外壁アクションが始まり、大きな画面が繰り広げられる部分がジンヤン商店街。
　　マカオ・パクが綱渡りをして反対側に横切った後、
　　日よけ、看板、室外機などの見える部分が仁川のアパートで撮ったものだ。
　　廊下と階段、ダイヤモンドを隠したマカオ・パクの部屋はセット。
　　内・外部が一つの建物のように自然に見えるようにするのがカギだった。
　　セットを作るのに二ヶ月かかり、撮影は20日間続いた。

80　アクションに使われたワイヤーはクジラを捕る捕鯨船で使うワイヤーで、
　　別名“スリング ワイヤー”と言う。
　　ハリウッドでよく使われる物で、韓国映画では『泥棒たち』が初めて。

81　スリング ワイヤーの価格は１メートル1,800ウォン～2,000ウォン。
　　費用より安全第一。ワイヤーに傷が付くと直ちに新しいものに変えた。
　　結果、ワイヤーは５～６キロ使った。

82　「アパート外壁のアクションを撮っている最中、急に会議をすることになり、
　　スタッフがうっかり私をワイヤーに30分ぶら下げていたことがある。
　　私が見下ろしながら“お前ら何をしてるんだ？”
　　するとやっと“ア！”と言いながら下ろしたんだよ」　キム・ユンソク

83　ユ・サンソプ武術監督がアパート外壁のアクションを設計する時、
　　シルク・ドゥ・ソレイユからインスピレーションを得た。

84　一番高額を請求されたのは、韓国と香港の泥棒が初めて会った香港のレストランだ。
　　一回の渉外費が何と1,000万ウォン～2,000万ウォン。
　　なので、チェ・ドンフン監督は当初４回だったレストランを３回にした。
　　さらに、レストランが1,000万ウォン以上のエアコン使用料を要求し
　　製作スタッフを慌てさせた。
　　結局、製作スタッフはエアコンを使わず、蒸し暑さの中で撮影を敢行した。

85　チェ・ドンフン監督がイ・ハジュン美術監督に望んだ『泥棒たち』の美術コンセプトは
　　“韓国的な泥棒の空間”だった。
　　チェ・ドンフン監督は「この映画の主人公はハリウッドの泥棒ではなく、韓国の泥棒だ。
　　彼らは常に集まり、何かを食べ、飲み、タバコを吸って騒ぐ。
　　ただの空間ではなく、人と融和された空間を作ってほしい」と頼んだ。

86　香港での泥棒達の宿は、香港ではなく、国内のセットで撮影した。
　　イ・ハジュン美術監督は香港の街の色感と質感、湿った感じまで実現した。
　　「香港は依然として1960～1970年代の感じが出る窓枠や質感のガラスだ。
　　そこまでセットに反映した」



87　『泥棒たち』の主たる舞台を提供したのは、マカオにあるアジア最大規模のカジノ
　　“シティ・オブ・ドリームス”。
　　渉外費は無料だった。
　　但し、とても難しい条件を出された。
　　万が一、映画でシティ・オブ・ドリームスの否定的なイメージが出た場合、
　　数億ウォンの場所提供代を受けるという脅しだ。

88　当初、香港とマカオの撮影期間は28日を予定していたが、計画より二日前に終わった。

89　マカオ・パクが潜伏しいたアパート入口のシーンは釜山市中区東光洞で撮影された。
　　ここは『泥棒たち』で最も重要なロケーションの一つだが、
　　建物に入る門を中心に、監視する警察とその周辺を回るウェイホンの車両、
　　向い側でこれを見守るジョリーなど、人物それぞれの動線を確保しなければならなかった。

90　フリープロダクション期間に映画のタイトルが『泥棒たち』から
　　『プロフェッショナル』に変わったことがある。
　　『泥棒たち』と言うタイトルでは、カジノ交渉が容易でなかったためだ。
　　『プロフェッショナル』と言うタイトルでシティ・オブ・ドリームスを交渉した後、
　　映画は本来のタイトル『泥棒たち』を取り戻した。

91　意外に最も高い撮影地は、香港アジトの屋上を撮った香港の古いアパートだった。
　　撤去が予定されたアパートだったにもかかわらず、
　　場所の貸与費 2,000万万ウォンを要求された。

92　シティ・オブ・ドリームスでは、武器を持って撮影が出来ないという条件のため、
　　カジノ内部のアクションシーンはソウル三成洞のセブンラックカジノで撮影した。

93　チェンが銃を抜いてテーブルに上がるシーンを撮る時、
　　高価なポーカーテーブルの破損を防ぐため、
　　別の板を製作してポーカーテーブルに上げた。



94　チェンと噛みかけのガムがマカオ カジノの駐車場で銃撃戦をするシーンは、
　　韓国の廃駐車場で撮影した。



95　エニーコールがアンドリューの顔に熱いお茶を浴びせるシーンはＣＧで作った。
　　撮影の時はぬるい水を使った。

96　香港は騒音がひどい都市で、香港で撮影したシーンはほとんどアフレコをしなければならなかった。

97　老人に扮したマカオ・パクがダイヤモンドを盗む時に食べたのはワンタンだ。

98　『泥棒たち』のポパイと『タチャ』のコニ（チョ・スンウ）はデュポンライターを使う。
　　チェ・ドンフン監督がその理由をこう説明する。
　　「蓋を開ける時“チン！”という素敵な音がするライターはデュポンしかない」

99　チェ・ドンフン監督は“ダイヤモンドが光の中に現れると良い”と考えた。
　　マカオ・パクがダイヤモンドをシャンデリアの中に隠す。

100　チェ・ドンフン監督は金庫メーカーの助けを借り、金庫を開く技術を調査した。
　　ペプシとジョリーのやり方で実際に金庫を開けることができる。
　　但し、十時間程かかるのが問題だ。

『泥棒たち』 気になること BEST 100 その３

『泥棒たち』　気になること BEST 100　その３


51　「噛みかけのガムは最後に最も大切なものを盗んだ」　キム・ヘスク

52　サインモン・ヤムはキム・ヘスクを見て「唇が本当にセクシーだ」と思った。

53　サイモン・ヤムはチェンに劣らぬロマンチストだ。
　　チェ・ドンフン監督がその事実を保障する。
　　「今まで妻への愛は誰にも負けないと自負していたが、
　　サイモン兄さんには歯が立たなかったよ」

54　エニーコールの台詞で「私は香水を使わない。生まれつき体臭がある。
　　男達はそれで死ぬんじゃないかな」と言うチョン・ジヒョン。
　　チェ・ドンフン監督とお茶を飲む時、冗談で言った言葉だ。



55　チョン・ジヒョンは“エニーコールの悪態”に面白さとカタルシスを感じた。
　　ついには、台本にない悪口も作って使った。
　　チェ・ドンフン監督は時々そんな彼女を自制した。

56　「チェ・ドンフン監督から、最初にキム・ユンソクと対立する悪党役だと言われた時、
　　ものすごい悪役だと思った。ところがポパイは可愛いじゃないか？」　イ・ジョンジェ

57　2011年2月にシナリオを渡されたチェ・セヨン衣装担当室長は、
　　『泥棒たち』のために衣装を100着製作した。

58　『泥棒たち』の衣装は派手な出演陣をたっぷり見た。
　　ここ数年、映画祭のレッド カーペットで女優が最も好むブランドであるMAG&LOGAN など
　　有名ブランドの製作協賛が列をなした。
　　参考までに、映画の衣装製作時にブランド側から先にラブコールを送ることは殆どない。
　　特に、中国の有名ブランド“上海灘”が韓国映画に衣装製作協賛を決めたのは、
　　『泥棒たち』が初めてだ。
　　キム・ユンソク、サイモン・ヤムなどは、香港で毎回衣装のフィッティングをした。

59　劇中の衣装はチェ・セヨン ブティック衣装担当室長のデザインを基に
　　協賛製作されたもので、実際に販売される既製服ではない。
　　最近、噛みかけのガムが劇中で着た衣装を販売して欲しいという年配観客が殺到した。
　　噛みかけのガムの衣装を製作協賛したブランドはMAG&LOGAN だ。



60　俳優の衣装で最高額は、アンドリュー（オ・ダルス）が着た上海灘のスーツとシャツだ。



61　キム・ヘスとチョン・ジヒョンが最も気に入った衣装は、意外にも“作業服”だ。
　　キム・ヘスはホテルで金庫を開ける時に着たブラック ワンピースを、
　　チョン・ジヒョンは綱渡りする時に着たブラック全身スーツが好きだ。

62　チョン・ジヒョンのヒョウ柄ワンピースはBブランドのデザインを真似し、
　　衣装チームが製作した。
　　エニーコールが着た衣装で最も高価なのはトレンチコートだ。

63　現在の衣装は在庫が全くない。
　　発売元ケーパーフィルムは去る６月末からオークションを通して劇中の衣装を販売した。
　　チョン・ジヒョンが着たチューブトップドレスは61万ウォン、
　　イ・ジョンジェが着たスーツは23万ウォンで販売された。
　　競売収益金は今後 韓国白血病児童財団に全額寄付される予定だ。
　　俳優はオークションに出なかった衣装をそれぞれ一着プレゼントされた。

64　「泥棒がなぜ貧しいと思う？ 高いものを盗んで 安く売るからじゃない」　ペプシ

65　「生きるのがどれだけ難しいか！」（ペプシをじろりと見て）
　　「可愛い。 私からすれば物凄いアマだわ」　エニーコール

66　「アァ、ク○ったれ、女房を殴った日、義母が来ると言ったのに！」
　　（オフィスに攻め込んだ刑事がCCTVに写された写真を出す）
　　「これが俺？頭が薄いと誰もがチョン・ドゥファンなのか？」　ポパイ
　　　
　チョン・ドゥファンは韓国の軍人で…禿げてます
　　 そうそう、日本では伏字に○を使うけど、韓国ではＸを使うんだネ～

67　「女は昔から髪は長く、スカートは短くなくちゃ」　マカオ・パク

68　「雨が降るとどこもが痛い。 それでも国産、どれだけ使っただろう」　噛みかけのガム

69　「（日本語で）正直、10年以上やってないわ」　噛みかけのガム
　　「（日本語で）1０年分やりましょう」　チェン　

70　「ニジュガリ ○ッパパみたい。 誰が私の自叙伝を書いて宥めるの？」　エニーコール
　　（　『サニー』で流行った悪態語みたいですが、ナンて訳すの？ ）

71　チェンと噛みかけのガムの美しくも悲しい最後。
　　「ごめんなさい」　「いいえ、私が夢を間違えました…」

72　ペプシとエニーコールの最初の出会い。
　　二人の神経戦で爆発しそうな車中。
　　「ところで、どうしてニックネームがペプシなの？」
　　「ピリッと刺す性格が似てるから。 …私が気に入らないの？」
　　「いいえ、私は年増の女性と気が合うけど」



73　チャムパノはエニーコールが逃げられるよう、警察を誘発して大きな声で叫ぶシーン。
　　「イェ・ポッキ、愛してる！」

74　夜、マカオのホテル外壁にしがみついているエニーコールを照らすワイドアングルシーン。



75　釜山のアジト。
　　体のみでアパートの外壁を飛び回るマカオ・パクとウェイホンの息詰まる追撃戦。

『泥棒たち』 気になること BEST 100 その２

『泥棒たち』　気になること BEST 100　その２

26　『泥棒たち』が参考にした映画は多い。
　　そのうちの一つがマイケル・マン監督のデビュー作『ザ・クラッカー／真夜中のアウトロー』（1981）だ。
　　タイトルの類似性は勿論のこと、フランク(ジェームズ カーン)が昼間はカーセンターの従業員、
　　夜は泥棒であるように、ポパイ（イ・ジョンジェ）もそうだ。
　　金庫を壊す過程での編集も似ていた。

27　『泥棒たち』で観客が感情移入する主人公は、実は善の概念とはほど遠い。
　　むしろ善人を守る警察が『泥棒たち』を追う時、観客が応援するのは泥棒だ。
　　ケーパームービーの魅力の一つは、善悪の価値が完全に反転するところにある。
　　犯罪者に歓呼し、公権力をやじる設定はアメリカン ニューシネマで本格化したが、
　　『泥棒たち』はその系譜に置かれる。

28　『泥棒たち』は今の映画製作環境が求めるハイコンセプト(High Concept)、
　　すなわち、企画映画に最適化した形だ。
　　“１０人の泥棒がダイヤモンドを盗む”というあらすじは観客が理解しやすく、
　　スターが大勢登場して期待感が上昇すると同時に、
　　マーケティングが容易に興行リスクを最小化させる。

29　“『泥棒たち』はチェ・ドンフン監督の映画人生において、
　　四分の一期の総合版だ”　キム・ユンソク

30　チェ・ドンフン監督がキャラクターの名前をつける時に最も重視したのは、
　　“発音しやすい名前”だった。

31　キム・ユンソクは「今までキム・ヘスが演じたキャラクターの中で
　　ペプシほど自然人キム・ヘスの姿に似た役はない」と思った。

32　ペプシが香港で奥様（チェ・ククヒ）に「フーアーユー？」(Who Are You？)と尋ねるシーンで、
　　チェ・ドンフン監督はキム・ヘスに発音をわざと下手に言って欲しいと頼んだ。

33　イェ・ボッキ（エニーコール）、パク・ギホ（ポパイ）の他、
　　マカオ・パク、ペプシ、噛みかけのガム、チャムパノの本名は、あらかじめ決めなかった。
　　映画に登場するパスポートに書かれた名前は、美術チームが即席で作った。

34　噛みかけのガムは本来 男だった。
　　ところが、最初のシーンでエニーコールがパパよりママと美術館に行く、と思い、
　　女性に修正された。

35　チェ・ドンフン監督はプライベートでキム・ユンソクと酒を飲み、こういう話を交わした。
　　「どうすればキム・ユンソクは映画でカッコよく見えるか？」
　　「台詞を減らせば良い」

36　マカオ・パクとポパイがエレベーターの上でぶつかるシーンで、
　　マカオ・パクがポパイに“ギホ、病院に行け”という言葉を残し、行ってしまう。
　　そのシーンでマカオ・パクの感情についてキム・ユンソクはこう話した。
　　「泥棒の世界では義理を強要しないのがルールだ。
　　過去にポパイがなぜワイヤーを切ったのか、その理由を確認したらそれで終わりだ。
　　盗んだ人のせいではなく、盗まれた人が悪いんだ」



37　チェ・ドンフン監督はエニーコールとペプシが一緒に出てくるシーンを撮影する時、
　　最も興奮したと言う。
　　特にエニーコールがペプシに“あの凄いアマ”と言う時だ。
　　チェ・ドンフン監督は付け加える。
　　「うわ、凄い。 “二人がキスする映画を撮ろうか？”と考えた（笑）
　　多分二人がキスすることになればエニーコールがするだろう。
　　“普通の女性なら ここで慌てるのに。だから？私はしない”と」

38　マカオ・パクとペプシの関係を描写する上で、チェ・ドンフン監督の目標は
　　“２人ともお互いが好きなのに、絶対そう見せない”だった。
　　ペプシは香港でマカオ・パクの部屋に入った時、彼に近付かず、
　　優雅に部屋を歩き回る。



39　美術館長役のシン・ハギュンは泥棒たち十人の出演を確定した後キャスティングされた。

40　ウェイホンを演じたキ・グクソは韓国の役者だ。
　　俳優キ・ジュボンの兄で俳優ではなく、演劇の演出家で知られている。
　　チェ・ドンフン監督は、悪党らしからぬ容貌で、観客が顔をあまり知らない人が
　　ウェイホンを演じるべきだと考えたが、適役な俳優が見つからず、
　　困っている時にキ・グクソを思い出した。
　　チュ・ジンモがキ・グクソを知っていて、チュ・ジンモを通して連絡した。

41　「ウェイホンがジョリーの父親ではないのか」という質問に、
　　チェ・ドンフン監督は「そう想像するのも面白い」と答えた。

42　「何かを盗む時、『泥棒たち』１０人の中から１人だけ連れて行くとすれば誰を選ぶ？
　　みな泥棒だから誰も信じられないのに？」　　オ・ダルス

43　『泥棒たち』に出演した韓国＆香港スターの身代金を尋ねたると、
　　製作会社ケーパーフィルムのアン・スヒョン代表は「秘密」と答えた。



44　チェ・ドンフン監督はキム・スヒョンに任せるにはチャムパノはとても小さい役だと迷ったが、
　　キム・スヒョンが「やりたい」と意志を明らかにし、キャスティングが実現した。

45　「チャンパノは年を取ればポパイのようになるだろう。
　　ポパイにとても憧れてるから」　キム・スヒョン

46　キム・ユンソクは『泥棒たち』の現場でキム・スヒョンの演技を見てこう言った。
　　「あの子は出てくる。ブレイクすべき子だ」
　　その時キム・スヒョンはドラマ「太陽を抱いた月」(MBC)を撮る前だった。

47　キム・ユンソクの中国語の実力は製作スタッフも感心した。
　　撮影６ヶ月後にアフレコがあったが、キム・ユンソクは一度も間違わず
　　中国語の台詞を終えた。 驚いた人達に彼はこう言った。
　　「どうして忘れるもんか。 一日に100回も覚えたのに」

48　一方、オ・ダルスは撮影が終わるやいなや中国語の台詞を全て忘れてしまった。

49　主人公10人、そうそうたるスターでキャスティングした秘法を尋ねると、
　　すぐにチェ・ドンフン監督はこう話した。
　　「出番が少ないにもかかわらず、その俳優がこの役をしたいと思うシナリオを
　　書かなければいけない」
　　実際に映画を見れば、各キャラクターごとに印象的なシーンが少なくとも一つはある。



50　キム・ヘスクの希望は、ハリウッドの熟年女優メリル・ストリープのように
　　メロー映画を撮ることだった。
　　彼女は『泥棒たち』でその望みを叶えた。

『泥棒たち』 気になること BEST 100 その１

先日『泥棒たち』が1,000万人ヒットを飛ばし さらに、昨日の記事によると、
『TSUNAMI』の記録を抜いて歴代４位になったそうです
この勢いで 韓国映画の興行成績１位である『グエムル』を抜いてしまうのか？
な～んて関心が高まってる中、
movieweekさんで『泥棒たち』について気になること BEST 100がＵＰされました。


『泥棒たち』　気になること BEST 100　その１



01　『泥棒たち』は『海雲台』以降３年振りに誕生した“1,000万観客韓国映画”だ。

02　『泥棒たち』の純製作費は110億ウォン。
　　マーケティング費用を含む総製作費は145億ウォン。
　　観客450万人を動員した時点で損益分岐点を過ぎた。

03　配給会社はショーボックス（株）メディアフレックス マーケティングチーム。　　　
　　最近課長は「興行目標であったチェ・ドンフン監督の最高興行作『タチャ』の
　　観客684万 7,777人を越えた」と言った。

04　8月15日現在、『泥棒たち』は中国、香港、台湾、シンガポール、マレーシア、　　
　　インドネシア、タイなどアジアの７ヶ国に販売された。 　
　　香港では9月6日、シンガポールでは9月15日、タイでは11月に公開予定。 　
　　中国では審議中で、台湾公開日は未定だ。

05　チェ・ドンフン監督の歴代興行成績
　　『泥棒たち』(2012) 　1,000万人を越え、どこまで行くか？
　　『タチャ』(2006) 　684万 7,777人
　　『チョン・ウチ』(2009) 　613万 6,928人
　　『ビッグ・スウィンドル！』(2004)　 212万 9,358人



06　韓国映画史上、最多観客数を保有した映画は1,301万人を動員した『グエムル』(2006)だ。　　
　　『泥棒たち』はこの記録を破れるだろうか？

07　『泥棒たち』続編の可能性に対し、製作会社ケーパーフィルムの
　　アン・スヒョン代表はこう語る。　　
　　「作りたいとは思うが、どんな話しでどう作るか決まっていない。
　　　自然に計画が出来るまで待つつもりだ。 　　
　　　今すぐチェ・ドンフン監督の次期作を決めたくはない。
　　　『泥棒たち』と離れるまで、もう少し時間が必要なようだ」

08　『泥棒たち』は韓国映画史上 六番目の“1,000万観客映画”だ。
　　観客1,000万人を突破した映画では『シルミ島』(2003) 、『ブラザーフッド』(2004) 、　　
　　『王の男』(2005) 、『グエムル』 『海雲台』(2009)がある。



09　キム・スヒョンは『泥棒たち』が観客1,000万人を突破したら
　　「1,000万人目の観客を背負って映画を観覧する」という公約を掲げた。

10　チェ・ドンフン監督は釜山で『チョン・ウチ』(2009) のCG作業をする時、
　　広安大橋を渡りながら『泥棒たち』のアイディアを思いついた。
　　「港で映画を撮ると面白いだろうな。 あの港を潰したらどうだろうか？」

11　チェ・ドンフン監督はエニーコール（チョン・ジヒョン）のシーンで、　
　　彼女がダイヤモンドを手に入れ、噛みかけのガム（キム・ヘスク）と
　　チャムパノ（キム・スヒョン）を思い出しながら悲しみを感じるシーンが一番好きだ。

12　チェ・ドンフン監督は『泥棒たち』シナリオの下書きを20日で書いた。 　
　　あとでその半分を修正した。

13　チェ・ドンフン監督は『泥棒たち』のシナリオを書いた時
　　「私は気は確かか？ 果たして香港の俳優をキャスティングするのは可能なのか？」
　　と思ったことがある。

14　チェ・ドンフン監督はサイモン・ヤムにシナリオと一緒に直接書いた手紙を送り
　　出演を交渉した。
　　「あなたは歳月を勝ち抜いた魅力的な俳優だ。 一緒に仕事がしたい」という内容だった。

15　チェ・ドンフン監督が語る『泥棒たち』の真の話はここから始まる。
　　「金庫を開けたが、そこには何もなかった」

16　チェ・ドンフン監督は一時ジーン・ハックマン主演の『フレンチ コネクション』(1971)、
　　スチーブン・マックィン主演の『ブリット』(1968)が好きだった。



17　チェ・ドンフン監督はシナリオを書く時から「マカオ・パクはキム・ユンソク、
　　ペプシはキム・ヘス、エニーコールはチョン・ジヒョンでなければならない」と考えた。

18　キム・ユンソクはチェ・ドンフン監督の全ての映画に出演した。
　　チェ・ドンフン監督のデビュー作　『ビッグ・スウィンドル！』ではイ刑事、
　　『タチャ』のアグィ役、『チョン・ウチ』のファダム役、
　　『泥棒たち』ではマカオ・パクを演じた。

19　チェ・ドンフン監督の全ての映画に出演した俳優がもう１人いる。
　　チュ・ジンモだ。
　　『ビッグ・スウィンドル！』の調査係長、『タチャ』のチャックィ役、
　　『チョン・ウチ』のムーダン役、『泥棒たち』では班長を演じた。

20　チェ・ヨンファン撮影監督とシン・ミンギョン編集者も
　　やはりチェ・ドンフン監督の全ての映画に参加した。

21　チェ・ドンフン監督が最も好きな『泥棒たち』評はこれだ。
　　“『泥棒たち』は１級娯楽映画だ”

22　チェ・ドンフン監督は『風と共に去りぬ』(1939)のスカーレット・オハラ、
　　『カサブランカ』(1942)のリックのように、
　　キャラクターが長く覚えられる映画を作りたい。

23　チェ・ドンフン監督は『泥棒たち』の競争相手、『ダークナイト・ライズ』の
　　クリストファー・ノーラン監督が好きだ。
　　「クリストファー・ノーラン監督は“第２のスタンリー・キューブリック監督”だと思う。
　　彼がヘリコプターに乗って演出したことが本当にうらやましい（笑）
　　ノーラン監督の映画中では『プレステージ』(2006)が一番好きだ」



24　チェ・ドンフン監督がシナリオを書く時
　　「エニーコールは皆に愛される存在でなければならない」と思った。
　　『泥棒たち』は明るい話ではないので、そうでなければ商業的に危険な映画になる、
　　と心配した。

25　チェ・ドンフン監督のメールアドレスは‘eastwood’(イーストウッド)で始まる。
　　彼の父親がクリント・イーストウッドに似ているからだ。
　　チェ・ドンフン監督の父親もまた映画通だ。
　　彼の父はチェ・ドンフン監督に「いつか必ず『ナバロンの要塞』(1961)のような
　　映画を作ってほしい」と頼んだ。
　　なので、チェ・ドンフン監督の目標は“父が満足する作品を作ること”だった。
　　ところで、彼の父は『泥棒たち』に満足したのか？
　　「古典映画の雰囲気がプンプンする。 ぴりっとして本格的だ！」
　　と、かなり満足したそうだ。


　我が一番最初に惚れたハリウッドスターがイーストウッドだった
洋画好きなアボジの影響で、小学生の頃から西部劇なんぞ見てるうちに、
強い意思を持った男なのに、目元が優しい彼にグイグイ惹かれていきましたダ。
んが、昔から浮気症だった我は ２０代でトム・ハンクスに惚れ、
トム様の名前をお借りしたメルアド なんぞも持っております。。。

ＪＪインタビュ～ ’１２ ７月 No.22

これで最後の記事となるのか？　→　コチラ

VIP試写会の招待は１人、チョン・ウソンだけ



俳優イ・ジョンジェが長い間 親しい仲間チョン・ウソンについて語った。

Ｑ ： 『泥棒たち』VIP試写会には誰を招待した？

ＪＪ ： １人だけ、チョン・ウソンを招待した
　　彼とは1998年からの仲だから本当に長い。
　　会ってるうちに趣味や思考が似てきて、どんな選択をする時も基準が似ている。
　　彼とは競うこともなく、お互いのコードがあるから不快に感じるものがない。
　　会えば面白いし、気楽で、気付けば長い付き合いだ。

　　２人で映画も見に行くし、展示会や公演にも行く。
　　ところが、最近は携帯電話にカメラが付いてるので、
　　出かけると写真を撮られ、静かに出かけられない。
　　それでも、私たちは不自由だからと出かけないわけではない（笑）

イ・ジョンジェとチョン・ウソンは1999年 キム・ソンス監督の『太陽はない』で
幻想的な共演をした。
以後、10年以上の長い間“親友”である。

ＪＪインタビュ～ ’１２ ７月 No.21

記事　“その３”　→　コチラ

チャン・ドンゴンの息子を見ると可愛いけど…結婚？そうですね…　③



イ・ジョンジェが自分の恋愛と結婚観について明らかにした。

ＪＪ ： 恋愛をしなくなって数年になります…（笑）
　　結婚について考えたことはあまりありません。
　　気がないので、以前から関心がない。

イ・ジョンジェは1973年生まれ、今年40才になった。
結婚適齢期をはるかに越えた年のせいか、今年の始め、結婚説に頻繁に巻き込まれた。
デサングループの長女イム・セリョンがその代表だ。
昨年に続き今年始めまでイムさんとのスキャンダルが続いたが、
イ・ジョンジェは結婚に対して「考えてない」と言う。

ＪＪ ： どうしても年を取れば色々な熱愛説に巻き込まれます。
　　ところが、本当にまだ考えてません。
　　若い頃から結婚について考えたことがありません。
　　ところが最近、結婚をしないと言うと、ちょっと…って感じでしょ。
　　なんだか国家の発展のために生産的な仕事をしないみたいで。ハハハ。
　　なので、それを言うのは刺々しくって。

そんな彼に、理想ではなく、お嫁さん候補についてはどうかと尋ねた。

ＪＪ ： 結婚を考えてもいないのに、お嫁さん候補なんてありますか？（爆）
　　私が子供を作って育てる姿なんて、まだ想像できません。
　　食事をさせ、幼稚園に送り…、そうですね、まだぎこちないですね（笑）
　　それと同時に自信がないのかも。
　　周りを見ると羨ましくて結婚を考えるはずなのに、そうでもないんです。
　　チャン・ドンゴンさんが息子の写真を見せながら
　　“今でも遅過ぎる。子供は早く作れ”と言いますが、
　　子供を見ると本当に可愛いけど、それ以上ではないんです。
　　子供の将来のためには早く作るべきなのに…。
　　私の子供が幼稚園に入り、学校に通うかと思うと。ハハハ。
　　『泥棒たち』で共演したサイモン・ヤム先輩も遅く結婚されたそうです。
　　私もゆっくりしようと思います。

ＪＪインタビュ～ ’１２ ７月 No.20

記事　“その２”　→　コチラ

イ・ジョンジェが語るキム・ユンソク、キム・ヘス、チョン・ジヒョン　②



俳優イ・ジョンジェ(40)は出演作が多くはない。
1993年SBS 「恐竜先生」でデビューし、１年に１本ずつ着実に活動をしたし、
ドラマと映画を分けることはなかった。 ジャンルも多様だ。
メロー、コメディ、スリラー、アクションなど関係ない。

普通の映画は、主演は二人あるいは三人だ。
だから大勢の俳優が共演する『泥棒たち』は、
デビュー19年目であるベテランのイ・ジョンジェにも新しい経験だった。
キム・ユンソク、キム・ヘス、チョン・ジヒョンとキム・ヘスクまで、
当代最高のトップスターの彼らについて尋ねてみた。

ＪＪ ： 最高の人ばかりでしょ？本当にその年代の最高のスターです。
　　キム・ユンソク、キム・ヘス、キム・ヘスク先輩からチョン・ジヒョン、
　　オ・ダルスにサイモン・ヤムまで、本当に誰一人劣る俳優ではありません。
　　こんな俳優と一緒に演技が出来、撮影中ずっと幸せでした。

名残惜しい撮影現場だと言う彼に、もう少し詳しく尋ねた。
イ・ジョンジェはキム・ユンソクについて話すと何度も笑い出した。

ＪＪ ： キム・ユンソク先輩は繊細です。 本当に几帳面な俳優でした。
　　おっとりしてると思ったが、そうではなかったんです。
　　ミキシング作業しながら声まで一々チェックして…絶えず仕事してました。ハハハ。
　　見た目は寡黙そうなのに意外でした

共演の二人の女優については もう少し率直だった。

ＪＪ ： ジヒョンはオバサンになりました（爆）
　　キム・ヘス先輩は、皆はとても“強い”イメージで見ているけど、
　　実際は違う。とても弱くて臆病です。私も驚くことが多かった。

映画で熟年のロマンスを演じたキム・ヘスクとサイモン・ヤムには尊敬の意味も込めた。

ＪＪ ： キム・ヘスク先生は本当に若いです。
　　あの年代でのキャスティング１位ではないですか？
　　サイモン・ヤム先生も凄いです。
　　あの年で常に運動をし、自己管理されてるので、本当にたくさん学びました。

共演した俳優に対する愛情を感じるには十分だった。

ＪＪインタビュ～ ’１２ ７月 No.19

今度は３分割された記事の“その１”　→　コチラ

ポパイはなかった　①



私達が知っている漫画のポパイは、ワイルドでホウレン草のみを食べる男の中の男だ。
あらゆる困難を乗り越え、特有の楽天的な性格で、全てのことに勝つ。
彼のそばには“魔性のＳライン”オリーブがいる。
普通に見れば“イ・ジョンジェがポパイだって？”と、イメージが湧かない。
スマートなボディーを持った彼に“一体なぜ”という疑問が浮かぶ。

彼に聞くと、彼も首をかしげた。
本人もポパイとイ・ジョンジェは簡単にイメージ出来ないらしい。
そこで彼に“ポパイの全て”を聞くことにした。



●　実際のイ・ジョンジェはポパイと違います

『泥棒たち』のポパイは、お金に果てしない欲を持つ韓国チームのボスだ。
マカオ パク（キム・ユンソク）とペプシ（キム・ヘス）の間に起きた４年前の事件の
重大な秘密を握る人物だ。 このことでポパイはマカオを裏切る。
見栄の塊でニセの鼻ひげを付けてもいる。

ＪＪ ： 本当に私とは合わない人です。
　　キャラクターを設定する時、とりあえず前作と全く違うように見せたかった。
　　監督と相談し、ヒゲを伸ばすことにしました。
　　本来ヒゲは濃くないのに、鼻ヒゲを伸ばすなんて出来ないよ、ハハハ。
　　韓国映画で鼻ヒゲを生やしたキャラクターはあまりいないので、怪しいです。
　　なので、ニセの鼻ヒゲでキャラクターを もう少し強く表現しようと思いました。
　　おかげでよく生かされました。

ポパイをはじめ、多数のキャラクターが登場する『泥棒たち』は、
俳優の好演に支えられ、今年最高観客数を記録するという予測も提起されている。
映画は観客から多くの愛を受けているが、残念な部分も少しある。

ＪＪ ： こんなに大勢の役者が共演するのは容易ではないでしょ？
　　続編を作れば面白いと思います。
　　シリーズ映画が商品化され、見どころも沢山あります。
　　観客はそれを好むみたいです。
　　映画を見た人は、続編はポパイの復讐で始めなければ、と言います。 ハハハ。
　　マカオ パクと張り合って戦う、そう期待した観客は少しがっかりしたかも。
　　ポパイとマカオパクの関係でなく、後半になるほどポパイとウェイホンの関係に進む、
　　そんな風にも出来たんですが。
　　でも、知ってますか？ ポパイは死ぬ設定だったんですよ。
　　それでは盛り上がらないので直しました。



●　やりたい映画は派手なメロー？

1993年 SBS「恐竜先生」でデビューして以来、着実に活動をしてきたイ・ジョンジェは、
メローとコメディなど、ジャンルを問わなかった。
アクションとスリラーも撮った。
『泥棒たち』も同じで、これは今後撮影する『新世界』にも通じる。
ジャンルは堅く、キャラクターは強い。2010年『ハウスメイド』からだ。
イ・ジョンジェを思い出すと、むしろ『ラストプレゼント』や『イルマーレ』のような
正統メローを思い浮かべる人がいるが…と言うと、「撮りたい」と話し始めた。

ＪＪ ： 本当に演じたいシナリオが思ったほどありません。
　　多分ウォンビンの『アジョッシ』以降かと思いますが、
　　忠武路に正統メローが消えてしまった。
　　男達が大勢出る作品が多くなり、強烈で熱いアクション映画が多くなりました。
　　男優とは個人的には演じたいが、興行的には少し心配になります。

それと同時に、「撮りたい映画はメローで、派手なラブストーリー」と言う。
具体的にどんな作品かとと尋ねると、笑うばかりで、
「エッチな映画を撮りたい、なんて記事が出るんじゃないの？」と聞き返してくる。
イ・ジョンジェに『ハウスメイド』と同じ流れなのかと聞くと、
「近いかも」と返事が返ってきた。

ＪＪ ： 似てるけど、キャラクターは完全に違うものを演じたい。
　　『ハウスメイド』のキャラクターは意外に男性受けします。
　　妻の母親に強く怒鳴ったり、セクシーな面もあって。
　　『ハウスメイド』で2010年はカンヌ国際映画祭に行きましたが、
　　当時 審査委員長だったベニチオ ・デル・トロが、突然私を見て親指を立てるんです。
　　映画が良かったって意味でしょ？
　　でも、私が望むキャラクターはそうではなく、女性のために尽くす、
　　そんな純愛的な感性を持った役です。

カンヌ国際映画祭での現場のエピソードについて尋ねた。

ＪＪ ： レッドカーペットは中毒性が強いと思います。
　　何度も行くと毎年行きたくなるので、一度で満足した方が良いです。
　　映画好きが集まっているから気楽です。
　　カンヌが最高に気持ち良いのはソコではないでしょうか？
　　カメラが１ヶ所に集中するということ。
　　本当に熱烈に歓迎してくれます。
　　ゲストを熱く迎える気持ちがとても良かったんです。
　　ア、その時チョン・ドヨンさんは“ウェルカムバック”と言われてましたが、
　　ちょっとだけ彼女がカッコ良く見えました。 ハハハ。

イ・ジョンジェは『泥棒たち』以降、『新世界』と『観相』で当分映画に集中する。



●　ドラマは撮りたいが、すでに決定した映画が…ハハハ

映画に邁進しているイ・ジョンジェは、2009年MBC「トリプル」以後ドラマを休んでいる。
『泥棒たち』に続きドラマを撮ろうかと思ったが、
先輩チェ・ミンシクの強いオファーに負け、『新世界』を選んだ。
その後、ソン・ガンホ、キム・ヘスと共に『観相』に出演する。

ＪＪ ： 実は『泥棒たち』のあと、ドラマを撮ろうかと思いました。
　　いくつか検討した台本もありましたが…。
　　ある日、チェ・ミンシク先輩がシナリオを出し「早く読んで決めろ」と言うんです。
　　半信半疑で読みましたが、とても面白かったんです。
　　それが『新世界』です。
　　撮影はもう半分くらい終わりました。
　　（ファン・ジョンミンを含む）男三人だけが出る映画なので、
　　現場の雰囲気は くすんでいて良いですよ、ハハハ。
　　チェ・ミンシク先輩は現場で面白く、ファン・ジョンミンさんは物静かな方です。
　　私は自らの役に集中するのに忙しいです。
　　 “シュート”してすぐ撮り始めることが出来ません。
　　常にウォーミングアップしていなければいけません。
　　ドラマも撮りたいけど、既に決まった映画があるので。

19年目の役者だが、演技は依然として止めれない。
多彩なキャラクターを演じ、現実に満足せず、
俳優人生を新しく描くイ・ジョンジェ。
彼に嘘と見栄でいっぱいのポパイは明らかに彼にはなかった。

ＪＪインタビュ～ ’１２ ７月 No.18

今度の記事は　→　コチラ
　　他のインタビューとかぶってる部分があるのでソコんとこは割愛させて頂きヤス

比重への不満？ そんな映画ではない

俳優イ・ジョンジェが『泥棒たち』の憎めない悪党ポパイで観客と会っている。

ある映画では主役を演じるほどのトップスターが大挙出演し、
調和を作り出さなくてはいけないビッグ サイズ キャスティング大作の中、
もしかすると出番に対する不満もあったのだろうか？
イ・ジョンジェの返事は明確だった。
そのような必要がない映画だと言う。



Ｑ ： どうやって出演することになったのか？

ＪＪ ： チェ・ドンフン監督の前作が素晴らしかった。
　　２～３年前、キム・ヨンファ監督の引っ越し祝いでチェ・ドンフン監督と初めて会った。
　　以前オファー受けたのに断ったのが『ビッグ・スウィンドル！』で、
　　“一緒に仕事がしたいです”と言うと、何ヶ月か過ぎてキム・ヨンファ監督とまた会うと、
　　『泥棒たち』のシナリオを書いたが泥棒が１人欲しいと言ってた、と。

Ｑ ： 『タイフーン』のような真剣な演技より、『太陽はない』や『泥棒たち』みたいに
　　憎めない卑劣さがある演技をする時、観客の脳裏に大きく残り、
　　観客も愛してくれると思う。 本人の性格はそうでもないのか？

ＪＪ ： ポパイ役を見て、これを私がやれば上手くできるだろうという思いはあった。
　　しかし気になった。
　　“ファンは果たして好きだろうか？”　悪い役だし。
　　だが、泥棒はみな悪い奴なのに、あまり悪いとは感じなかった。
　　面白く見せれると思った。 『ハウスメイド』ほど悪くないし。
　　あの人は本当に悪い人だった。 ハハ。
　　観客はそんな姿が希望のようだ。
　　チャン・ドンゴンも『チング』のキャラクターの方が好きだったように、
　　今までと少し違う役をした時に面白がられるようだ。
　　『ハウスメイド』や『泥棒たち』のポパイみたいな役を観客が見て新しいと思うのかも…

Ｑ ： ファンをいつも念頭に置くのか？

ＪＪ ： ファンは私に励ましの手紙等を送って下さる方々だから。
　　直接的な感謝は差し上げられないが、良い演技で恩返しをしなければと思う。



Ｑ ： チェ・ドンフン監督とキャラクターについての意見の相違はなかったか？

ＪＪ ： ポパイを作ったのは監督で、ポパイはこの映画で果たす役がぴったりだったから、
　　意見の相違はなかった。
　　監督が“最大限、カッコ良く見せてはいけない”と毎日言われた。
　　どうすればイ・ジョンジェをお粗末で抜けてるように作るか、これだけ考えたようだ。



Ｑ ： 出番が少ないとは思わなかったか？

ＪＪ ： “ちょっと出番が少ないかな？”とは思った。 だが、この映画はこれで良い。
　　その中で、もっと見せ場を と思う必要がない。
　　良い時に公開される映画で、素晴らしい誕生日パーティーみたいな感じだ。
　　“私はそのパーティーに招待された”それで満足した。
　　他の俳優もみな同じ考えだ。

Ｑ ： チェ・ドンフン監督の長所は？

ＪＪ ： かなり はっきりしてる。

Ｑ ： 次の作品は『新世界』だが？

ＪＪ ： チェ・ミンシク、ファン・ジョンミン先輩と共演するが、格好良い。
　　久し振りに男らしい姿をお見せするし、演技がとても上手い。 恐ろしいほどだ。

Ｑ ： 今一番盗みたい物は？

ＪＪ ： 島？ハハ。 観客の心です。
　　ポパイのキャラクターが長く記憶に残ると嬉しい。


　＞ファンは私に励ましの手紙等を送って下さる方々だから
　　くぅぅぅぅ、そんなに我らのお手紙はＪＪのチカラになってるの？
　　毎年、ギリギリにセンイルやクリスマスカード作っておりますが 　　　
　　ＪＪは我らの気持ちをキチンと受けとめてくれてたんだネ～～～

　　いつも「もぅ間に合わん、うまいこと出来ん。今年はパスだ！」
　　と、カード作りを投げ出す寸前まで来ては、
　　んでも、例えこんなカードでも、我のかける言葉１つであっても、
　　ＪＪのヤル気と元気が少しでもＵＰするのなら…と送っておりましたが、
　　今年も頑張ってカード作りますドォ