『みちしるべ』 by 阪神間道路問題ネットワーク

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『みちしるべ』**金仙寺湖からのたより**<2011.1. Vol.67>

2011年01月02日 | 北部水源池問題連絡会

金仙寺湖からのたより                   

北六甲台自治会環境委員会

  今回は、原水・船坂川クリーンキャンペーン、金仙寺湖オイルフェンス伸張訓練及び阪神高速道路(株)による一年間の阪神高速七号北神戸線金仙寺湖上付近の交通状況報告についてご報告します。

 十月十六日、恒例の第八回「原水(船坂川源流)クリーンキャンペーン」を実施しました。船坂第二堰堤を中心に、一昨年に続いて特別参加のボーイスカウト二六名を含む総勢五一名が四班に別れて一斉清掃を行いました。その結果、燃えるゴミや瓶・空き缶など三二袋及びタイヤ、廃材などの産業廃棄物も多数収集しました。昼食時には恒例の焼き芋大会を。そして今回新たにゲームやサプライズのお楽しみお菓子袋のジャンケン大会を加え、大人・子供たちが楽しく交流しました。私たちの飲み水の源である緑がいっぱいのこの素晴らしい自然を汚すまいと参加者全員が認識を新たにした一日でした。

 十一月二十五日午前十時より、金仙寺湖緊急時オイルフェンス伸張訓練が、西宮市(消防署、水道局、土木局、災害対策本部)、阪神高速道路(株)、阪神高速道路技術(株)によって行われ、今年もこの訓練に立ち合いました。訓練の目的は、金仙寺湖上を通る高速道路での事故等により落下した油状物質の湖面への拡散と水道取水口への流入を防ぐためのもので、北部水源池問題連絡会(註)<以下、連絡会>が提言し毎年実施されているものです。

 今回は連絡会の五名を含む約六十名の参加があり、金仙寺橋横のオイルフェンス格納庫の開錠・開庫、同フェンスの取り付けが参加三団体で順次行われ、最後に同フェンスの伸張(約百八十m)が交代でなされました。この後、残る二カ所のオイルフェンス設置場所に移動し、同フェンスの伸張を除く全訓練工程が実施され、午前十一時に終了しました。

  この後、阪神高速道路(株)より金仙寺湖付近の一年間(H21.9~H22.8)の通行台数、渋滞発生状況、事故発生状況の報告を受けました。この報告によると、通行台数は一日平均約一万五千台で一年前と変わらず。渋滞発生はゼロ。事故発生はトンネル内側壁接触二件、落下物接触一件の計三件で、この一年間の監視対象区間内での金仙寺湖の水質に与える特段の影響変化はないものと思われます。

  一方、今年六月に僅か先の西宮山口料金所直前の畑山トンネル出口付近で、二七台が絡む追突・接触事故が発生。六年前のH16年5月にも同じ場所で九台が絡む同様の事故が発生していることと、連絡会との監視対象区域外ではあるものの近接していることから、再発防止策を要求しました。改善計画ができ次第連絡会に提示するとの回答を得ました。

 また、この席上で、本日のオイルフェンス伸張訓練時に、迅速性を要求される伸張作業にもかかわらず、同フェンスへのロープ接続フック掛けに時間を要していたことから、異なるフック構造の使用を提案しました。

 なお、以上の活動は、近隣五自治会で構成する北部水源池問題連絡会の一員として参加したものです。

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(註)北部水源池問題連絡会: 北六甲台、西宮すみれ台、新中野、名塩赤坂、緑が丘の五自治会で構成しています。

※ この記事は、『北部水源池問題連絡会』に参加する北六甲台自治会、その機関紙『とんがりぼうし』に掲載されたものです。

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