東日本2年目の追悼つどい(その1)
山川泰宏(甲ネット事務局)
東日本大震災から2年目の追悼の集いの開催に、ひょうごボランテアプラザの支援バスに加わり、宮城県名取市閖上地区と仙台市青葉区勾当台公園で開催の、震災2年目(3回忌)の追悼行事に神戸・市民交流会からも竹灯篭を持参して参加させていただきました。
行程は……
3月9日(土)17:00~
- 神戸駅クリスタルタワー1階ロビー集合
- 大型観光バス 3台
- 募集市民ボランテア 54名 (スタッフ8名、神戸・市民交流会6名、一般募集ボランテア40名)
17:30~出発式
- 摩耶埠頭公園神戸・市民交流会事務所
- 竹灯篭他積み込み
- 一路名取市閖上に向けてのバスの旅の始まり
3月10日(日)
- 3台の大型観光バスに分乗した参加者に竹灯篭の謂れを説明
- サービスエリアでトイレ休憩をしつつ
9:00宮城県名取市閖上中学校到着
主催 名取市観光物産協会
会場 日和山公園から旧閖上中学校
参加 ひょうご、早稲田大学、多くのボランテア参加で準備作業
折からの強風で道路上に飾る絵燈籠や校庭に飾る絆の竹灯篭は、強風のため一部を除いて中止になりました。閖上の絵燈籠で飾る光の回路は、津波が襲来した15:55に日和山公園から閖上中学校の校舎に避難した多くの市民が、津波に巻き込まれ犠牲となったところです。
その中に閖上中学校卒業生で東北大学在学中の吹奏楽部の女子大生が、アルバイトでためた30万円で購入した大切なトランペットを背負い犠牲になりました。数日後、トランペットを背負い遺体となって発見されたと、涙を浮かべつつ悲しみの実行委員長が語る言葉に震災で亡くした命を愛しみ目頭の奥が熱くなりました。
多くの犠牲者が津波から逃れようと懸命に逃げた、日和山公園から閖上中学校まで、亡くなった多くの犠牲者の魂を導く光の回路で飾るべく計画しました。強風で叶わなかったのですが、犠牲者の魂に光が届けられたと信じます。また、東北大学吹奏楽部の6人の仲間のトランペットの吹鳴の黙祷で、希望の灯りから分灯された、竹灯篭に手を合わせる多くの市民に復興の思いが届けられたと信じます。
竹灯篭へ灯したのは、3月7日に神戸市東遊園地の希望の灯りから分灯したものです。火を絆と並べた竹灯篭に点火させて、式は厳かに灯されたのを見て、参加してよかったと心から感じました。式典は悪天候の中で18:00過ぎに終了、後片付けをして宿舎に着いたのは20:00を過ぎていました。宿舎の浴場にて強風で汚れた砂埃を洗いながし、遅めの夕食をとり、翌日に備え休みました。
翌日、訪れた宮城県若林区荒浜に建立された、観音様の開眼式の前に皆で犠牲者を悼み、黙祷を捧げて次の目的地の仙台市青葉区勾当台公園に向かいました。
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