かつてYKKといわれた時代の小泉を思い出してみた。10年の歳月は、彼をして成長せしめたのか。YKK時代の彼は短絡的で、すぐカッとなり支離滅裂になった。三世議員独特の特徴で、能力があって、のし上がった連中とは対照的。よく言えばプリンスであった▼最近の彼は、やたらと記者会見を開く。かつての首相には無かった。そして、発言は非論理的でも、内容の理解できない大衆には「爽やか」「信念を感じる」「明快な受答え」「冷静沈着」を感じさせる▼日本では知られていないが、アメリカでは当たり前のコンサルタント。大統領選挙の候補者の服装から発言まで、総ての分野に専門のコンサルタントがつく。相手候補のスキャンダルを、如何に効果的に利用するか。層・地域・時期・メディアを如何にするか。計算するコンサル・チームがある。アメリカ社会では常識でも、彼らが表に出ることは100%ない。このようなコンサルタントは、大企業も雇っている。敵対企業を落としいれる作戦は、常に展開されているし、敵対企業も対抗している▼そんなアメリカの花形企業といえば、金融テクノロジーを駆使するファンドである。為替・株式・先物取引・各種保険・企業売買など、日本社会では考えられない高度な手法を駆使している。彼らは弁護士・会計士の集団を他国にも送り出し、徹底的に法律・制度を研究し尽くし、盲点をついてくる。ライブドアを利用して日本放送を買収攻撃したのは、その一例に過ぎない。失敗しても損するのはライブドアだけである▼米国は英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドを巻き込んで「エシュロン」という、盗聴組織をもっている。当初否定していたが、動かぬ証拠に、テロ対策だと言い逃れた。地球を飛び交う電波と、海底ケーブルの総てを盗聴器にかけている。EUは企業スパイ活動にも利用しているとみている▼そんなスパイ国家は、世界に500〜1000人のCIA諜報員を擁している。ジェームズボンドのような奴がいるのかと思いきや、アフガニスタン侵攻の際に分かったのだが、現地人を諜報員に仕立てているのが一般的である。では、日本に送り込まれているCIAスパイは誰なのか▼もっとも疑わしいのは小泉と竹中。先頃、植草がスカートの中を覗いて捕まった。このような事件は大抵、別件逮捕。このような事件で逮捕されることは殆ど無い。植草も諜報員であったが、頭にのって言うことを聞かなくなったので、CIAに処分されたと見るのも一考である▼さて、CIAのスパイが何故、道路公団や郵政公社を民営化するのか。そこには、米国の国家戦略で、日本を食い物にする、米ハゲタカ・ファンドの影が見えてくる (コラムX)
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