『みちしるべ』 by 阪神間道路問題ネットワーク

1999年9月創刊。≪阪神道路問題ネット≫交流誌のブログ版。『目次』のカテゴリーからの検索が便利。お知らせなども掲載。

『みちしるべ』横断車道(76)**<2014.9. Vol.86>

2014年10月02日 | 横断車道

「ジキル博士とハイド氏」「車に乗ると人格が変わる」など、二重人格というらしいが。最近あった事件だが、小学生の死体遺棄事件など。容疑者が捕まってみて、「おとなしい性格で、信じられない。」などのコメントがあることが多い。元来、人は良い方の性格だと信じたい▼「窮鼠猫を噛む」。追い詰められると、ネズミもネコにかみつくという諺。追い詰めらけていない人は、信じられない訳だが。一千万円では殺人を請け負わないかもしれないが、一億円だったら心が揺れるのでは……。ターゲットが、次第に悪人に見えてくる。例えが非常に適切ではないが▼だったら、オバマや安倍はどうなのか?シリアのアサド政権を倒すために、右翼暴力集団に、諜報機関を通して支援した。そいつが「イスラム国」に変身して、足元に火がついた。秘密保護法(治安維持法)を強行採決したり、集団的自衛権などという、憲法違反の戦争容認国にしようとしたり。国家の中枢にいると、自分の良心よりも、周辺の巨大な圧力の方が勝る実態があるのだろう▼人類は国家という暴力装置を維持しているが、賭博経済という化物は、その枠組みを乗り越えて、地球規模で膨張している。人は生きるために生産をする。その必要性を突破して、投機資本は自己増殖を成し遂げた。実態経済の何万倍もの架空経済(マネーゲーム)が存在する。とは言っても、コンピュータの中の信号しか存在しないのだが。現実には、軍事力や警察権力によって、マネーゲームの権益は保証されている▼中国の中心世代は、文化大革命中(66~77年)に学齢期を持っていた。これは中国の中心部が学業を積んでいない、アキレス腱であろう。本来なら、地球規模の経済破壊から、良識で立ち向かわなければならない大国であったはずだ。一部の良識のある指導層が、国の暴走に歯止めをかけられるか、非常に疑問がある▼日本はというと、脱原発運動など、市民層の良識が大きくなりつつある。スペインに発し、ニューヨークでのOccupy Wallstreetから、世界でのOccupy運動の盛り上がりに象徴される、ネットを通しての成果を上げつつある。しかし、経済化物側からの、金に物を言わせたネット荒しに、多くの若者などが影響下にあるのも事実▼その中で、政治革新側はどうなのか?戦後、自民党と対抗していた社会党は、見事に分裂攻撃に後退。それでも、その支持層は頑張ってはいる。結集の核を持ち得ていないのだ。なら、共産党はというと、団結の体裁は維持しているが、末端では腐った実態を一部とはいえ、見せられている。不破君の文化大革命(古典の連続教室)など、陳腐な教条だろう▼人類の活動が巨大化し、地球という枠組みが危うい今、ハイド氏側に任せておく訳には行くまい。良心で世界を運営するために、日本が貢献する気概が大切。勇躍するところに、人々は集うのである (コラムX)

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