花の公園キューケンホフと
オランダ・ベルギー・ルクセンブルグ
12日間の旅
芦屋道路問題ネットワーク
岡上 裕子
1999年5月6日(木)晴れ
今度の旅の三大目的は何と言っても美味しいビール!!。え、えっ? いえいえ、そんなことを一番に持っていくなんてちょっとはしたない。
一番はキューケンホフ大公園のチューリップ。二番はルーベンス、レンプラント、フェルメール、プリューゲル、ゴッホ等 ネーデルランドならではの大スケールの絵画の数々。そしてそれから上面発酵の地ビール、トラビストビール、みんな期待通りの旅であります様に。
関空出発が満席で成田出発に変更されて ウヘー? いやだなアー、けれども仕方ないね。安井さん、お義姉さんの節ちゃん、私達夫婦と譲さんの友人故森田氏の奥さん、お友達の宮脇さん、6人のグループで出発。まずい機内食をつつき、音楽を聞いたり、体操をしたり…。ヨーロッパは遠いね一。でも鴎外や漱石の時代からみるとましよ!! と慰める。
アムステルダム・スキポール空港は霧雨。夕食は自由なので好都合。大きなホテル内のレストランで頂く。ドーバー海峡のソール(舌平目)のムニエル、小型でとても美味しい。付け合わせのジャガ芋の唯揚げてある丈のものなのにすごくうまい。アムステルゴールドと言う黒いビールは 余り冷やしてないが、少し甘く麦の香りが香ばしくてコクがありウーン、さすが! パンも小麦らしい味とコク、美味しくてついつい食べてしまった。とにかく眠りたい!
5月7日(金)曇り後晴れ
成田で札幌組、名古屋組、と大阪組が合流して34人ほぼ満席のバスでアムステルダムの市内観光に。運転手さんは黒人の男性で髪の毛を細い三つ編みに編んでいる。おもしろいヘヤーなのでスナップを一枚、ニコニコした人だ。アムステルダム川をダムによって塞ぎ止めて出来た町がアムステルダム。東京駅のモデルになった中央駅や、ダム広場、西教会、新教会、人が大勢並んでいるアンネの家の前を通る。この家にアンネは2年も隠れていたのか…。
国立博物館でレンプラントの「夜警」、ウチの息子が大好きな画家フエルメールの「牛乳を注ぐ女J等を見る。意外と小さな絵だがいい絵だ。彼の為に西暦2000年の絵画のカレンダーをプレゼントしよう。運河巡りをして午後から自由行動、ゴッホ美術館に行きたかったのに休館中でダメ。
市内のデパートのキッチン売場へ急行。どんな調理用品が使われているか? どんなデザインか? 等など見て廻る。商品の数は日本のデパートより少ないが、どれもガッチリと機能的で一生使えそうな道具が多い。デザインはモダンで色調はパステルカラーが多く美しいが統一性がないとむつかしいね。ミルクシェーカー、料理ハケ、アスバラの皮むき器、使えそうな物を幾つか買ってみた。
5月8日(土)晴れたり曇つたり
オランダの朝食はなかなか良いよ。チーズもハムもソーセージもパンも種類が多い。シリアルも沢山あってヨーグルトも真っ白で柔らかい生チーズもグー。バスでザーセンスカンスの町へ、オランダのイメージの風車と赤と緑の家、レースのカーテンをした白い窓枠、草原に羊と牛がいて、家の前の運河にはアヒル…。全て舞台装置が揃っていてお伽噺のような家々。
村でチーズを造っている家をたずねゴーダーチーズとスモークチーズを買う。隣の木靴を造っている家も尋ねた。木靴は今は使われていないが保温性があり長時間立って労働するには足が疲れないそうだ。
世界一と言われる花のキユーケンホフ、600万本のチューリップ、ヒヤシンス、水仙、ゆり。公園全体が緑一色の林の中を ウワォー!! と言うくらい美しい花がびっしり。キューケンホフは昔はキッチン(キューケン)の野菜やハーブを育てていたホフ(公園)だそうだ。チューリップは17世紀にトルコから持ってきて、何度も投機の対象になったり 暴落したり…という苦い過去がある。この公園は今年は5月19日で閉館になってしまう。良いお天気で沢山写真が撮れて良かった。ここは1日ゆっくりとしたい所だ。
キューケンホフからマドローダムと言うミニのオランダの町、金てが25分の1に出来ていて、汽車や車が走ったり、交通事故があったり、火事が起こって消防車が来て火を消したり…。と手の込んでいる事。子供だったらきっと楽しいだろう。ハーグの町巡りをしてたどりついたホテルは美しい緑の公園の隣の4つ星だった。
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