『みちしるべ』 by 阪神間道路問題ネットワーク

1999年9月創刊。≪阪神道路問題ネット≫交流誌のブログ版。『目次』のカテゴリーからの検索が便利。お知らせなども掲載。

『みちしるべ』**ボランティアの阪神20年 明かりで心温めたい**<2014.11&2015.1. Vol.87>

2015年01月10日 | 山川泰宏

【毎日新聞 記事より】

ボランティアの阪神20年 明かりで心温めたい

神戸・市民交流会」事務局長 山川泰宏さん(76)

 毎年1月17日に神戸市中央区の東遊園地で開かれる追悼行事「阪神淡路大震災1・17のつどい」を仲間と企画し、ボランティアとして運営に関わってきました。ろうそくを入れた竹灯籠約1万本を並べ、地震が起きた午前5時46分に「1・17」の文字を浮かび上がらせます。

 つどいの始まりは1998年。実行委員長を務めた中島正義さん(2011年死去)らと神戸市中央区の小学校跡地で竹灯籠を「1・17」の形に並べたところ評判を呼び、99年から東遊園地に場所を移しました。

 その日は、犠牲になった6434人に祈りをささげるだけでなく、震災後の日々を懸命に生き抜いてきた人たちが一つになる日だと感じています。街は復興しても、心の痛みは消えないまま。そんな人たちの心を温め、明日へ向かってそっと背中を押すような明かりを神戸の街にともしたいと思っています。

 来年で発生から20年。震災を知らない世代が増え、記憶の風化が進んでいるのも事実です。数年前から、竹灯籠やろうそく作り、当日の運営を大学生が手伝ってくれるようになりました。震災を忘れず、若い世代に語り継いでいくためにも活動を続けることが大事だと思っています。

【宮嶋梓帆、写真も】

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