４月３０日（金） ほっかほっか雲

　　”近所で”
　
　のんびりした雲だ。最近では珍しい。
風にいじめられていない雲。見ているほうものんびりする。

　お昼過ぎまで、明日は４月３１日とばかり思っていた。
ノートの暦に薄く印刷してある５/１日を勝手に３１日と読み違えていた。
　私ものんびり。一日損したな。

志賀坂越え １

　　”小鹿野　”（４月２９日）

　昨日の続きです。
「志賀坂越え」と言う言葉に私は少し酔っている。
　２０歳前後の頃、カメラ雑誌で「志賀坂越え」という写真を見た。
木がうっそうと茂る山の道を、背負子を背負った農夫の後ろに、いがぐり頭の少年がくっついて歩いている。
　少年がチラッと振り返ってカメラを見た。そんな写真だ。
　長野県に居て志賀坂がどんな場所か知る由しもない。すごくへんぴな山の中なんだろうな。
にもかかわらずその写真をいつまでも覚えていたのは、「志賀坂」という語感が妙に忘れがたかったからだ。

志賀坂越え ２

　”小鹿野町　”

　この地に住んで以来、志賀坂峠は何度も通っていた。
雨の日なんぞは通りたいと思わない道だ。
「志賀坂越え」とは志賀坂峠のことだ、と気づいたのは何度か地図を見ていて、
方向感覚が少しついた頃だった。昔の記憶の点が線になった。
　でもこの道はいつも早いとこ通り抜ける道でしかなかった。
　私も「志賀坂超え」を撮りたい。こんな気持ちが湧いたのは、
美しい季節のなせる業か、はたまた老境の暇人の気まぐれか。

　

志賀坂越え ３

　　”志賀坂峠に続く国道２９９号　”

　山奥にどんどん入っていくが、峠まではずっと小鹿野町だ。
小鹿野の市街地からは10数キロ来ている。
　ちょっとした集落に出た。左に尾ノ内渓谷入り口とある。
車を止める十分なスペースがあるので一休み。お昼にしてもよい時間だ。

志賀坂越え ４

　　　”尾ノ内渓谷への入り”

　一足先に偵察に出たカミサンが「あっ！カワガラス」。
下流に飛んでいったという。
　ちょっと活気づいた。
ここで川を見ながら昼にしようかと思ったが、この道時々ダンプが通る。

志賀坂越え ５

　　”尾ノ内渓谷へ入っていく道”
　
　一時雨が降ったから山は雲がかかっている。
両神山はすぐ左側雲の中だ。ここで見るとかなり急峻の山だ。
この奥に自然ふれあい館があるというので、そこまで行ってお昼にすることにした。

志賀坂越え ６

　　”龍頭神社　”

　渓谷入り口の角にこの神社がある。
新しい狛犬の奥にかなり古い狛犬がある。
この集落がかなり昔からの集落であることがわかる。
　ここにもかって学校跡であることの記念碑が建っていた。

志賀坂越え ７

　”志賀坂峠への登り途中で”

　集落が終わってしばらくして急に登りになった。
途中唯一展望が開ける場所に出た。
登ってきた道が振り返れる場所だ。

志賀坂越え ８

　来た道が見える。谷をずっと走ってきて一気に急登だ。

　峠から先は明日に。

４月２９日（木） さわやか朝散歩 １

　今日は祝日だがゴミ出しの日だ。
表に出たら風が少しあるが良い天気だ。

さわやか朝散歩 ２

　体に吹き込まれても気持ちの良い風だ。ゴミ出しを済ませ、そのまま川原まで朝散歩。
　♪～あざやかな緑よ　明るい緑よ～　　
小学校唱歌がなぜか出てきた。
　♪～鳥居を包み　藁谷を隠し　
と続けながら、今はもう見られない風景だ、
今風にするならなにを包んだらいいかな。などと考えながら。
　それにしても、小学生はこういう歌を教えられて、肝心の大人は歌わないな。
たまには歌うと、体の毒素が抜けるよ。
　今日はなぜか自然に歌えた。
　詩の世界を写真にできたらすばらしい。

さわやか朝散歩 ３

　　”阿岩橋の上から”

　雨でだいぶ増水している。水のにごりはそれほどでもない。

さわやか朝散歩 ４

　休みでも部活に急ぐ中学生。

さわやか朝散歩 ５

　”新しい阿岩橋の橋脚”

　久しぶりに来て見た。すっかり形になっている。
工事の足場パイプの上で、セグロセキレイがしきりと鳴いている

さわやか朝散歩 ６

　1.5倍位増水しているのかな。
中州で咲いていた花が倒れてしまった。