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日中首脳、関係改善へ対話強化 安倍首相「対北朝鮮で連携を」 (時事通信)

2017年07月09日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
日中首脳、関係改善へ対話強化 安倍首相「対北朝鮮で連携を」
(時事通信 2017/07/08-20:13)


 【ハンブルク時事】

 安倍晋三首相は8日、20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせ、ドイツ・ハンブルクで、中国の習近平国家主席と会談した。両首脳は、関係改善に向けて首脳間の対話を強化することで一致。首相は、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、影響力を持つ中国が建設的な役割を果たすよう求め、「連携を強化したい」と呼び掛けた。
 
 両首脳は、1972年の日中共同声明などを基礎に、安定的な関係構築に努めることを確認。首相は「首脳間の頻繁な意思疎通が両国の国民感情の改善に寄与する。日中韓首脳会談を早期に開催し、首脳の相互訪問実現も念頭に道を切り開きたい」と表明した。
 習氏は、今年が国交正常化45周年、来年が日中平和友好条約40周年に当たることに触れ、「重要な時期に正しい方向へ日中関係を進めなければならない。実際の行動で関係改善を進めなければならない」と語った。
 
 北朝鮮の核・ミサイル開発について、首相は「新たな段階の脅威で喫緊の課題だ」と指摘。両首脳は、朝鮮半島非核化が日中共通の目標であることを確認した。ただ、習氏は日米韓による北朝鮮への独自制裁について反対の立場を示した。
 
 沖縄県・尖閣諸島周辺で中国公船の領海侵入が相次ぐ東シナ海情勢に関し、首相は状況改善を要請。習氏は「東シナ海の平和と安定を維持していく」と回答した。偶発的衝突を回避するため、防衛当局間の「海空連絡メカニズム」の早期運用開始へ努力することも確認した。
 首相は、中国が進めるシルクロード経済圏構想「一帯一路」について、「国際社会共通の考え方を取り入れ、地域の平和と繁栄への貢献を期待している」と語ったほか、日中ハイレベル経済対話の再開を提案した。中国での日本人拘束問題に関し、前向きな対応も求めた。


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