日欧EPA、年内妥結目指す 安倍首相、日系企業へ配慮要請
(時事通信 2017/03/21-22:51)
【ブリュッセル時事】
安倍晋三首相は21日午後(日本時間同)、欧州連合(EU)のトゥスク大統領、ユンケル欧州委員長とブリュッセルのEU本部で約50分間会談した。日・EU間の経済連携協定(EPA)について、ユンケル氏は「交渉は最終ステージに来ている。今年のうちに克服できると確信している」と、年内妥結を目指す考えを表明。首相も「できる限り早期に大枠合意し、共に世界に範を示していくべきだ」と応じた。
日欧EPAをめぐっては、EU側がチーズなど乳製品の市場開放を要求し、日本側は自動車に対する関税撤廃を求めており、双方になお隔たりが残っている。
首相はまた、英国のEU離脱に関し、「透明性の確保と移行期間の設定は重要だ。EUと英国の緊密な連携が継続されることを期待する」と述べ、英国に拠点を置く日系企業の活動に影響が出ないよう配慮を要請した。
(時事通信 2017/03/21-22:51)
【ブリュッセル時事】
安倍晋三首相は21日午後(日本時間同)、欧州連合(EU)のトゥスク大統領、ユンケル欧州委員長とブリュッセルのEU本部で約50分間会談した。日・EU間の経済連携協定(EPA)について、ユンケル氏は「交渉は最終ステージに来ている。今年のうちに克服できると確信している」と、年内妥結を目指す考えを表明。首相も「できる限り早期に大枠合意し、共に世界に範を示していくべきだ」と応じた。
日欧EPAをめぐっては、EU側がチーズなど乳製品の市場開放を要求し、日本側は自動車に対する関税撤廃を求めており、双方になお隔たりが残っている。
首相はまた、英国のEU離脱に関し、「透明性の確保と移行期間の設定は重要だ。EUと英国の緊密な連携が継続されることを期待する」と述べ、英国に拠点を置く日系企業の活動に影響が出ないよう配慮を要請した。