アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

日・モンゴル首脳会談要旨 (時事通信)

2015年10月23日 | 中東・アフリカのニュース
日・モンゴル首脳会談要旨
時事通信 2015/10/22-18:44)

 【ウランバートル時事】
  
 安倍晋三首相とモンゴルのサイハンビレグ首相が22日に行った会談の要旨は次の通り。
 
 【経済連携協定(EPA)】
 サイハンビレグ氏 実施のためのモンゴル国内法が本日、国会で可決した。
 安倍氏 私の訪問に合わせて成立したことは大変喜ばしい。EPAを通じ両国経済関係が一層発展することを期待したい。
 
 【経済協力】
 サイハンビレグ氏 炭田(開発)で覚書に署名できることをうれしく思う。東進鉄道を進めることに賛同し、調査を進めてくれることを歓迎したい。2020年東京五輪・パラリンピック準備で、モンゴルは建設労働者を派遣する用意がある。
 安倍氏 炭田開発と東進鉄道について、提案内容を日本側関係者に真摯(しんし)に研究させたい。
 
 【北朝鮮】
 安倍氏 北朝鮮による核・ミサイル開発に対して国際社会が自制を求めるべきだ。拉致問題解決に向けて引き続きモンゴルの協力を期待したい。
 サイハンビレグ氏 北東アジアの安定にも貢献していきたい。
 
 【安全保障】
 サイハンビレグ氏 (安倍政権が掲げる)積極的平和主義を支持する。日本の国連安全保障理事会常任理事国入りも支持する。
 安倍氏 感謝する。











EPA早期発効を確認 鉄道・炭田開発で協力 日モンゴル首脳 (時事通信)

2015年10月23日 | 中東・アフリカのニュース
EPA早期発効を確認 鉄道・炭田開発で協力 日モンゴル首脳
時事通信 2015/10/22-19:25)


 【ウランバートル時事】
 安倍晋三首相は22日午後(日本時間同)、モンゴルの首都ウランバートルを訪れ、迎賓館でサイハンビレグ首相と会談した。日本とモンゴルが2月に署名した経済連携協定(EPA)について、モンゴル側は関連国内法が国会で同日に成立したと報告。日本の国会手続きは完了しているため、両首相は速やかに発効させることを確認した。
 
 両首相は、モンゴル国内で計画されている「東進鉄道」や炭田の開発について協力を進めることで合意し、覚書を交わした。日本企業の資本参加を促していくことでも一致した。
 また、モンゴル側は2020年の東京五輪・パラリンピックの開催準備に関し、建設労働者を派遣する用意があると表明。日本側は特別な技能を持つ人を受け入れる方針だ。
 
 安倍首相は北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向け、モンゴル側の協力を要請。サイハンビレグ首相は、安倍政権の「積極的平和主義」や、国連安全保障理事会改革での日本の常任理事国入りを支持する考えを伝えた。 
 これに先立ち、安倍首相はエルベグドルジ大統領とも大統領公邸で会談、安全保障や経済分野で連携を強化していくことで一致した。
 安倍首相のモンゴル訪問は13年3月以来。首相在任中に2度モンゴルを訪れたのは安倍氏が初めて。






韓国国防相に来月の再会談提案 中谷氏、年内訪豪の意向 (時事通信)

2015年10月23日 | 憲法改正と日本の安全保障
韓国国防相に来月の再会談提案=中谷氏、年内訪豪の意向
時事通信 2015/10/22-17:38)

 【ソウル時事】

 中谷元防衛相は22日、韓国の韓民求国防相とソウル市内で昼食を共にしながら懇談した。両氏は20日に公式会談を行っているが、東アジア情勢をめぐり改めて意見を交わした。中谷氏は席上、11月上旬にマレーシアで開かれる拡大東南アジア諸国連合(ASEAN)国防相会議の際の再会談を提案、韓氏も「検討する」と応じた。
 この後、中谷氏は記者団に対し、「朝鮮半島の平和と安定は、日本にとっても重要だ。韓国の国防政策は非常にしっかりしたものだと感じた」と語った。
 中谷氏はまた、日本が潜水艦共同開発への参画を目指すオーストラリアを年内に訪問したいとの意向を明らかにした。 





「境界線南側が韓国領域」 韓国側と非公開合意ない 中谷氏 (聯合ニュース)

2015年10月23日 | 憲法改正と日本の安全保障
「境界線南側が韓国領域」 韓国側と非公開合意ない 中谷氏
2015/10/22 17:53 聯合ニュース

 【ソウル聯合ニュース】

 韓国を訪問中の中谷元・防衛相は22日、自衛隊が北朝鮮入りする際の事前同意に関する問題について、韓国側と非公開にするとの合意はなかったと説明した。ソウル市内で行われた韓民求(ハン・ミング)国防部長官との昼食会後、記者団に対し明らかにした。

 20日に行われた両氏の会談で韓長官は中谷防衛相に対し、北朝鮮は憲法上、韓国の領土であるため自衛隊が北朝鮮領域に入る場合は韓国政府の同意が必要と主張した。これに対し、中谷氏は韓国の有効な支配が及んでいる範囲は南北軍事境界線より南側という一部指摘もあると述べたことが分かり、韓国内で問題となっている。

 これについて国防部は双方が同問題に対する中谷氏の発言はメディアに公開しないことで合意したと明らかにしていた。

 中谷氏は自身の発言が韓国で反発を招いているとの指摘に対し、自分としては一貫して発言していると説明した。また、「国際法上、ある国の部隊が他国の領域において当該他国の要請、または同意を得ずに活動することは認めていない(と韓国側に話した)」と伝えた上で、韓国の領土で自衛隊が活動する場合、「韓国の同意を得るのは当然のこと」と繰り返した。

 朝鮮半島有事の際の対処については韓日、韓米日が緊密に連係して十分に協議をすることが必要と強調した。

韓国与野党 政府に中谷防衛相発言への強力対応要求 (聯合ニュース)

2015年10月23日 | 憲法改正と日本の安全保障
韓国与野党 政府に中谷防衛相発言への強力対応要求
聯合ニュース 2015/10/22 17:40

【ソウル聯合ニュース】

韓国の与野党は22日、日本の中谷元・防衛相が20日の韓日国防相会談で韓国の有効な支配が及んでいる範囲は南北軍事境界線より南側という一部指摘もあると発言したとされる問題で、韓国政府の強力な対応を求めた。

 与党セヌリ党の金正薫(キム・ジョンフン)政策委員会議長は党の最高委員会議で、中谷氏の発言は有事の際に自衛隊が韓国の事前同意なしに北朝鮮で軍事作戦を展開することもあり得るという意味だとしながら、「実に傲慢(ごうまん)無礼な発言だ」と非難した。その上で、「政府は、われわれの同意無く北でいかなる軍事的行動も起こせないということを日本側に明確かつ強く周知すべきだ」と促した。

 また、最大野党・新政治民主連合の朴洙賢(パク・スヒョン)院内報道官は会見で、国防部が韓日国防相会談について中谷氏の発言のうち、都合の良い部分だけ発表したのは国民を愚弄(ぐろう)する行為だと主張した。韓国の国民が知らない、朝鮮半島をめぐる重大な議論があったと思われるとしながら、「朴槿恵(パク・クネ)大統領の明確な立場表明を促す」と述べた。