なべ岩を見てから、再び旧露熊集落へと軌道修正。すぐに「もっけ岩」というカエルに似た岩を通りました。崩れる心配があるので迂回路が出来ていました。右上;マタダビの「虫エイ」の実。正常な実はドングリ型ですが、花の途中で虫が入ることにより正常な花を咲かせないでに虫こぶになってしまったものが「虫エイ」。また花期に葉が白化するのも特徴です。
旧集落の手前で、冷たい湧き水があり美味しくいただきました。旧露熊集落に到着すると、昭和45年に建てられた「離村記念碑」と小さな祠がある以外は、集落の面影を残すものはありませんでした。集落があった頃は、冬期間は里に下りてこれないので露熊分校まであったんですよ。改めて思うとすごい時代だったんですね。
そして鯉茶屋があった場所は、引き続き「マタギ自然塾」が管理する池となっていました。ちょうど管理人がいて見せてもらいました。鯉、ニジマス、イワナ、ヤマメなどが養殖されていました。餌は毎日やっているそうです。右上;岩魚の稚魚を流水で育てているところ。
ここで昼食を取っていると、つながったトンボがいて思わず笑っちゃいました。右上;わりと珍しい白いツリフネソウ。
林道脇には、男郎花(おとこえし)が目立ちました。林道は、それほどデコボコもなくすごく歩きやすかったです。
露熊分岐点からおよそ1時間半で根子集落に到着。林道阿仁線は集落の裏側につながっていまして、最初に目にするのが右上の神社でした。