私のダーリン、インゴ・シュトイヤーさん

ＮＨＫ杯の予定を友達２人とたてていて、色々思い出したので、ちょっと昔話。

いつでも一番好きな現役スケーターは一人です。つまり海外の試合を見に行ってしまうくらい好きで、その人が氷の上にいると、他にどんな選手が一緒に出ていても目がいかなくなるような選手っていうことですが。
過去の変遷はロビン・カズンズ（王道）→ヨゼフ・サボフチック（サラエボ五輪の銅メダリスト。私が生まれて初めてお花を手渡ししてハグしてもらった選手。）→ポール・ワイリー（私の神様。本当に美しいスケーティングで、頭も良くて、今でも理想です。）→ヴォーツェル＆シュトイヤー（長野五輪銅メダルのドイツペア。世界選手権でも優勝したことがあるんですが、何故かその事実は忘れがち）→で、中庭くんという現在に到るわけですね。自分でも思いますが、全く一貫性はありません。
スコット・デーヴィスも本当に好きだったけれど、そのスケーティングに惚れていたというわけではなく、邪道なのですが、人柄に惚れていたので、流石に海外の試合まで見に行くとかいうことはなかったですね。（でも世界選手権とかに行けば、大抵出ていたので。）あ、昔エリック・ラーソンというアメリカの選手がいて、何回かＮＨＫ杯に来日したりしていたのですが、何故か彼と文通（おお。文通ですよ！？時代を感じますね）していました。彼のスケーティングも好きだったな～。今のようにスケート人気が無かった頃のことなので、選手とファンの垣根が低かったということですね。代々木でＮ杯なんかやると、スタンドの前のほうしか埋まらなかったものです。

でね、マンディ・ヴォーツェル＆インゴ・シュトイヤーですよ。
２人は残念ながら、ペアとしてはもう解散してしまったんですが、インゴがインストラクターになったおかげで、彼には今でも色々なところで会えます。マンディとはたまにメールのやり取りをしているくらいなのですが、最後にドイツで会ったときに「何かの折に日本の話しが出ると、真っ先にあなたのことが頭に浮かぶのよ」と言ってくれたのが、何よりも嬉しかったなあ。ずっとファンでいてよかったなと本望でしたよ。インゴはね、スケーターとしての彼らが大好きだったときには、やっぱり会うたびにとてもドキドキしていたものです。コーチになってしまった現在では、会うとインゴの子供の成長っぷりの話とか、教えている生徒たちの話とかをしてくれます。選手とファンだったときよりも距離感は近いのですが、とても不思議な感じです。もう選手ではないので、彼のことを緊張しながら見ることもないしね。なんと説明すればよいのかわからないのですが、落ち着いて会える反面、どこか寂しい気持ちです。添付の写真はインゴと息子のフーコー君（超かわいい！今はもっと大きくなって、インゴが荷造りをしているとスーツケースの中にちょこんと座ってしまったり、自分が運転するとばかりに車のハンドルを握ってイタズラしたり、やんちゃに育っているらしいです。そしてガールフレンドでフーコーのお母さんのヴィッキーです。とても素敵な人ですが、インゴとは正式には結婚していません。