あれもこれも

あれもこれもやらなくちゃ...なのに遅々として進まない日々。一体どうなっているのだろう?小さな日記です。

フランクフルトの動物園へ♪

2010-10-30 16:02:47 | 散歩・旅行
●9/29(水)
今回の旅行、この日で14日目になりました。
夜にはフランクフルト空港21時5分発のJAL408便で日本に帰ります。
でも、既にフランクフルトにいるのだし、空港はそんなに遠くないし、
1日がたっぷり使えます。

まずは私の希望で隣町オッフェンバッハの皮革博物館に行ってみました。
ナポレオンが使用したカバンやオーストリア皇妃エリザベートの靴も展示されているそう。
私はワクワクでしたが、主人はまあ仕方がない付き合おうという感じでした。
ところが..着いてみると入口に白い紙が..嫌な予感。
近づいてみるとドイツ語でCLOSEのように書いてあります。
中にいた係りの女性に聞いてみるとやはり工事で閉館中だそう。
がっかりでした!

茫然とする私達..
すぐに私が「代わりに動物園に行ってみない?」と提案しました。
主人も良い考えと思ったみたい。
と言うのも主人は20年ほど前の出張の時に
フランクフルトの動物園にぶらりと行ったことがあるそうです。
そんな話、聞いたことがあるような、ないような。
で、懐かしくて訪ねてみたくなったのでしょうね。



電車に乗って行きました。どこも近くてあっと言う間です。
なかなかステキな動物園です。↑
あっ、この建物の中に動物がいるわけではありません~



エントランスはこんな感じで洗練されています。↑



動物は少なかったですが、自然の中で自由にのんびりと過ごしていました。
ダチョウ?
どんどん近づいてきて羽を広げたりして私達を喜ばせてくれました。



ラクダも。



オカピも。



幼稚園の子供達はずっとカバを見ていました。可愛いこと



中学生(たぶん)の男の子達は手長猿を見ていました。可愛いわ
動物園はなかなか楽しくて、ベルリンの動物園にも行けばよかった~って思いました。
ベルリンの動物園はとても大きいそう。
どんな動物園だったのかしらって気になります。
これからの私達の旅に動物園巡りも入っていたりして..




ランチは動物園を出てすぐのカフェで。
主人はお肉のパスタ添え、私はサラダとワッフル。
ワッフルが美味しくて嬉しくなりました。



午後はバスに乗ってシュテーデル美術館に行きました。
(美術館の辺りから、マイン川を通してフランクフルトの高層ビル群が見えます↑)
この美術館は良いコレクションを持ち、フェルメールも1枚あります。
ところが、バスを降りると嫌な予感が..なんとここも工事中で閉館していました。
地球の歩き方に
「拡張工事のため一部の作品は展示されていない」とは書かれていたけど
全面的に閉じているなんて!
茫然とする私達を、通りすがりの土地のご婦人が気の毒がって
「隣の博物館でSAHUREを開催中よ。そこにいらっしゃい」とアドバイス下さいました。
SAHURE?
エジプトの王様のポスターがかかっているのでエジプト展ということはわかります。
観てきましたよ。
家に帰ってネットで調べたら
サフラー(Sahure)はエジプト第5王朝のファラオ(2代目)で、
在位は紀元前2491年から紀元前2477年
とありました。
私はエジプトのこと、ホントに何も知りません..



この後でまた街をブラブラしたり、お茶を飲んだりして、夕方までの時間を過ごしました。
主人が写した1枚です。↑
フランクフルトらしい眺めです。
でも、20年前、10年前に主人が出張で行った時と比べて
ビルの数はそんなには増えていないらしく、それが少し意外でもありました。
よくわからないのですが..
ベルリンやドレスデンには「これから」という元気があり、
フランクフルトは「既に」成熟していて、いろいろなものが渦巻いているように思いました。
なんて..私の感じ方はズレているかもしれませんが。

今回の旅はかなりの満足度で未だに余韻たっぷりです。
もう十分過ぎるほど書いたので、旅行記はこれで終わりとします。
読んで下さった皆様には心から感謝です。
有難うございました。

ところが..
旅行記を書き終わったと思ったら今度(11月1日~4日)は奈良に遊びに行きます。
また旅行記を書く?~~たぶん

フランクフルト・のんびりと♪

2010-10-28 07:56:58 | 散歩・旅行
●9/28(火)
我が家の旅行は主人の計画に私が参加しています。
今回はベルリンに6泊、ドレスデンに4泊、フランクフルトに3泊しましたが、
フランクフルト3泊はおまけなのだそうです。
帰りの空港はフランクフルトなのだし、定年になって時間もあるのだから、
少し遊んで帰ろうぐらいの気持ちだったみたい。
で、フランクフルトでは特に計画もなく、行き当たりばったりでゆっくり過ごしました。
でも、フランクフルトは経済、金融の都市だそうで、見どころはそんなになかったです..
旅行記..おまけのフランクフルトは省略しようか迷いました。
でもやっぱり書く方に心が傾いて..長くなってしまい恐縮です。
次回で終了で~~す。

この日は朝9時半開店のデパート【ガレリア・カウフホーフ】を覘いた後で、
10時開館の【ゲーテハウス】に行きました。
ゲーテハウスはゲーテハウスとゲーテ博物館に分かれていますが、
私達が行った時は博物館の方は改修中でクローズされていました。
でも入るのは博物館の1階からで、一度庭に出て↓ゲーテハウスに入ります。



ゲーテの家は当時のフランクフルトで屈指の名家で裕福な家だったそう。
第二次世界大戦で家は破壊されましたが、調度品は疎開していたので残りました。
忠実に復元され家に、戦災を免れた調度品が置かれているので、
ゲーテの住んだ家とほぼ近い家を見ることが出来ます。
↓2階の階段。手すりが凝っていました。



↓家族のお祝い事や大切なお客様の接待に使われた部屋。
当時の中国の流行が取り入れられているそうです。



↓ゲーテが生まれたとされる部屋。



↓ゲーテが帰って来るのをお父さんはこの窓から(たぶん楽しく)覗き見ていたのだとか。
ゲーテも見られていたことを知っていたそうです。



ゲーテハウス見学は想像より楽しかったです。
オーディオガイドも最新式で、音声だけでなく、画像も間取り図も表示されるので、
よくわかり、繰り返し聞くことが出来るので、人間のガイドより勝っていたかも。



お昼はゲーテハウスのそばのカフェ・ヴァルデンで頂きました。
スタッフの女性がそれぞれカジュアルな格好をしていてステキでした。↑



ゲーテのイタリアでの好物だったと言うパスタを注文してみました。↑
ソースは普通でしたがパスタがあまり美味しくなかったです。



昼食の後でレーマー広場に行き、大聖堂の中を見学しました。↑
ボランティアの日本の女性が細かく説明して下さり、有難かったです。



その後、旧市庁舎で神聖ローマ帝国皇帝52人の肖像画を見るのを楽しみにしていたのに、
見学不可の日でとても残念でした。
やはり見学に来ていた小学生達、先生方がどうしようって相談しているように見えました。↑



夕食は今回の旅行で5回目の、そして最後の和食です。
朝食はホテルのビュッフェ、昼食はカフェかレストラン、
和食好きの私達はそれだけでもう十分に洋風食事をしている~~という感じで、
この5回は元気の素とも言えます。
でも、やっぱり変かな? 恥ずかしいデス..

このお店は企業で働く人達(日本人)の夜の接待や飲み会にも使われているようです。
スーツ姿の日本人グループが何組がいました。
フランクフルトらしい光景と思いました。
そう言えば私達の隣の席..
日本から短期出張で来ているらしい若い男性は英語が苦手らしく、
駐在の上司に助けられながら接待の席に座っていましたが居心地が悪そう。
客先のドイツ人も彼とどうコミュニケーションをとろうかなって感じで..
仕事や年齢に関わらず英会話は出来た方がいいですね。
私は全くダメです。

旅行最後の夜でしたが、
次の日がゆっくりなのでスーツケースの荷造りなどいい加減のまま寝てしまいました。

この日歩いたのは19900歩でした。

ライン川下り・ゆったり5時間半~♪

2010-10-26 08:09:43 | 散歩・旅行
●9/27(月)
フランクフルトのホテル最初の朝ご飯です。
ベルリン、ドレスデン、フランクフルト、どこもビュッフェスタイルでしたが、
フランクフルトのホテルが1番メニューが豊富でした。
でも、お皿に載せたのはわずかな種類です。
この後でフルーツなどを又取りに行きました。



この日はライン川下りをすることになっていました。
お天気は終日曇りでした。
いつも朝早くから行動していますが、この日は特に早かったです。
フランクフルトで7時6分発の電車に乗り、7時50分にマインツに着きました。
マインツの街を歩いて船乗り場に行きます。
途中にマインツ大聖堂があります。ドイツ3大聖堂のひとつだそうです。



8時15分ぐらいに船乗り場に着きました。
既に船に乗る人達が10数人待っていて、その中に日本人のご夫婦2組も見かけました。
主人が乗船券や地図を買っている間に、
私は写真を写したり、日本人のご夫婦と少しおしゃべりしたりしました。
朝8時半頃のライン川。↓
川でも街でも、私は夕方の眺めより朝が断然好きです。
これからどんな1日が始まるのか、静寂の中に夜のうちに蓄えたエネルギーを感じます。



船は8時45分に出発しました。
私達はマインツからコブレンツまで5時間半乗る予定です。
船内は全てテーブル席で、お茶や食事をしながら川下りを楽しみます。
(10年前に乗った船はテーブルなしで椅子だけだったような気がしますが..)



ワンドリンクが最初にサービスされました。
地図を見ながら、泊まった港や見えたお城などに印をつけていきました。



毎日よく歩いているので「たまには座っているだけもいいね」と主人は言いますが、
私はこれから5時間半もここに座っているの~~と急に5時間半が長く思えてきました。
日本人の2組のご夫婦はすっかり意気投合されたようで一緒のテーブルに着いていますが、
私達は少し会話しただけだったので別のテーブルにしました。
最初は退屈しそうって思いましたが、
港ごとに人の乗り降りがあり、船が地図を進んでいくのも嬉しくて
だんだん楽しくなってきてよかった~です。



途中(たぶんリューデスハイム)で日本のツアー4組も乗船してきて、
ローレライの前後1時間ぐらい乗って降りていかれました。
マインツから一緒に乗り込んだ人達も途中で下船したりして船内は静かになりました。
ちょうどお昼になり、ずっと乗っている人達はそれぞれにランチを注文、
私達もメニューをじっと見て、お料理が想像出来るものを頼みました。
主人はザウアブラーテン、私はボロネーゼ。
ボロネーゼが美味しくてびっくりでした。



昼食後は時間がたつのが早くて、予定通り14時15分にコブレンツに到着しました。
私達はここで下船しましたが、まだ乗っている人達もいて、
船はパンフレット通りにボンを経てケルンまで行くのかもしれません。
初めは長いと思った5時間半ですが、降りた時にはとても贅沢な時間だったと思いました。
ライン川の眺めはあまり写さなかったです。
主人がローレライの岩は撮ったけれど、ローレライの文字を入れるのを忘れた~~って。
せめて1枚ぐらい..↓



コブレンツにはライン川の対岸に行くロープウェイがありました。
新しそうです。
早速乗ってみました。
でも対岸はまだ整備中で(観光スポットが出来そう)
ロープウェイですぐに戻ってきたのだけれど..
↓ 大きい川がライン川で上から合流している細い川がモーゼル川です。
この合流地点(鋭角に三角に尖った土地)をドイチェス・エックと言うそうです。



ドイチェス・エックには、ドイツ皇帝ヴィルフェルム1世の騎馬像があります。
ものすごく大きいです~~!



歩いて広場に出てお茶した後で又歩いてコブレンツ駅まで行きました。
ごく普通の日本のどこかにありそうな街でした。
途中にヘルツ・イエス教会がありました。



コブレンツ16時48分発の電車でフランクフルトに帰ってきました。
コブレンツのホームです。↓
外国の駅や電車は日本と比べたら空いています。
ましてローカルな駅になると..



18時過ぎにフランクフルトに着きました。
夜は日本人が経営するラーメンやさん「夢屋」へ。
ラーメンもチャーハンも餃子も美味しかったです。

この日歩いたのは18000歩でした。

ドレスデンからフランクフルトへ

2010-10-24 20:08:05 | 散歩・旅行
●9/26(日)
既にドレスデンで4泊しました。
日本を出て早10日めです。
この日はドレスデンからフランクフルトへの移動日でした。
ドレスデン14時25分発の飛行機なので午前中の時間を有効に使いたいです。
でも、昨日に続いてお天気は雨..

やっぱり美術館?
時間があったら行く予定だったアルベルティヌム(ノイエ・マイスター美術館)に行きました。
今年の6月にオープンしたばかりで、受付の空間はびっくりの広さでした。↓
いずれここに彫刻などが展示されるのかしら..いくらなんでも広いから。



絵を観た後でゼンパーオペラのそばのカフェでお茶しました。
私がケースの中のシュトーレンを指さすと
店員さんが「クリスマスケーキOK」って言いました。



ゼンパーオペラは内部見学を待つ人達の列が出来ていました。



ホテルに戻り、スーツケースを受け取り、車でドレスデン空港に向かいました。
空港でランチを食べたりして時間を過ごしました。
定刻にドレスデンを発ち1時間ちょっとのフライトで、
15時35分にフランクフルト空港に到着、
列車でホテルの最寄駅まで(所要10分ぐらい)行きました。
フランクフルトに3泊します。
レーマー広場の辺りをぶらっとした後で夕ご飯を食べに行きました。
地球の歩き方に載っていた「ツム・シュトルヒ(こうのとり)」へ。↓



店内は混んでいて、土地の人達も来ていましたが、
日本人、韓国人(たぶん)、中国人(たぶん)の2人連れが多かったです。
どこの国のガイドブックにも同じお店が紹介されているみたい。
このお店のスープは小さなカップで出てきたので嬉しかったです。
私はコンソメにしてみました。
美味しかったけれど、お味は少し濃かったです。



メインは私にしては珍しくお肉で
ザウアーブラーテン--酢漬け牛肉薄切りの煮込み--↑
付け合せはダンプリング
--茹でたじゃがいも、小麦粉、塩、水を練り上げ、丸型に整えて、茹でるか蒸すかしたもの--
とザワークラウト--キャベツの酢漬け--でした。
ダンプリングはまずいと言うわけではないけれど、シンプルなじゃがいもの方が良かったわ。
主人が選んだのはフランクフルトのソーセージや肉料理の盛り合わせでした。
この盛り合わせは旅行者に人気のようでした。
そうそうザワークラウトは主人の付け合せにもなっていましたが、
私のは紫キャベツの、主人のは普通のキャベツのザワークラウトでした。



後日昼間にこのお店の前を通りかかりました。
営業時間外なのでガランとしていますが、エントランスはこんな感じです。↑

それにしてもフランンクフルトに着いたら急に日本人が増えました。
夫婦2人連れか、若い男女のペアが多かったです。
日本人も中国人も韓国人も若いペアが多く、新婚旅行か、
それとも..最近は女の子の旅のお相手は男の子なのかな~って思いました。

この日歩いたのは12100歩でした。

ザクセンのスイス・バスタイへ

2010-10-22 03:50:48 | 散歩・旅行
●9/25(土)
ドレスデンからエルベ川をさかのぼって行くと、チェコの国境の手前あたりで
両側に切り立った岩山がそびえる地帯に出る。・・・
長年の浸食作用により、谷底から100mもの高さの断崖絶壁の地形を作り出しており、
ザクセンのスイスと呼ばれている。・・地球の歩き方より。

この日はザクセンのスイス観光の日でした。
でも、天気予報は曇りと雨。
ここまでずっと好天に恵まれてきたのに、よりによって山登り?の日に雨なんて~★
でも、朝のうちは曇りだったので決行、
ドレスデン駅からクーアオルト・ラーテン駅まで電車で行きました。
少し歩くとすぐにエルベ川のほとりに着きます。
まだ朝の8時40分頃です。これから1日が始まろうとするエルベ川。↓



渡し船で対岸に渡りました。あっと言う間でした。
乗客は私達の他に確かもうひと組いただけです。
対岸はお土産やさんやカフェが何軒か並んで少しだけ観光地という感じです。
私達が目指すのはバスタイと呼ばれている場所です。
すぐに山道を歩き始めましたが、最初のうちは鎌倉の源氏山か天園のような感じでした。
でも、しばらく歩くと岩山が見えてきて、40分ぐらいで山頂に着きました。



わぁ~~ 霧の中で見え隠れする断崖の岩山の迫力のあること!
岩の形もさまざまで、近くの岩はくっきりと迫ってきて、遠くの岩は霧の中にぼんやりと。
なかなか見られない眺めです。
主人が「中国の黄山のスケールを小さくした感じ」と言っていました。



↓バスタイ橋です。



↓ バスタイ橋にはこんな岩も。



ここまでで出会った人はわずかでした、朝早いし、お天気は悪いし。
出会った人達の服装は、私達よりもう少し山スタイルでした。
ところが..この辺りで急に人が増えてきました。
な、なんで?? 服装も軽々として、お年寄りも小さな子供もいます。
???
もう少し歩くとリゾート風のホテルがあり↓ 山小屋風のカフェも出現しました。



なあんだ~ マイカーや観光バスで山の上側に出る別ルートがあったのです。
でも、そびえ立つ岩山に徐々に近づいて行くのには
私達のように下から上るルートが断然良いとは思います。
ここまでで私達はバスタイ観光を十分堪能しました。
帰りはバスを利用することにして森の中を歩いて行きました。
2台の観光馬車(この他に黒い馬の馬車も)が
森の駐車場とバスタイ橋付近を往復していました。



バスは1時間に1本ぐらいしかなく、ずいぶん待たされましたが、
ちゃんと来てくれてよかったです。
バスタイ観光のもうひとつの起点駅ピルナに出ました。
主人が「ピルナからドレスデンまで船で帰ろうか?」と言い、
私も賛成で、船乗り場を探してエルベ川のすぐそばを歩きました。↓
足を滑らしたら落ちそうなぐらい..



船乗り場は見つかったのですが、時刻表を見ると..
まぁ~残念! とても残念、次の船が出るのは4時間後です。
午前に数便、夕方に数便しかないみたい..もちろん諦めて電車で帰ることにしました。



ピルナの街は小さくて、レストランも見当たらないほどで、
イタリアンカフェでパスタを頂きましたが、フォークを持つ手が止まりがち..
この後、電車でドレスデンまで帰ってきました。
ドレスデンはすっかり雨になっていました。




夜は又和食、ヒルトンホテル内の小倉で。
シェフお任せコース、メニューに出ているのはドイツ人?向けですが、
日本人向けにも作って下さるとのこと、私達は迷わず日本人向けを希望しました。
この他にもいろいろ出てきて、それは美味しかったです。
日本人の店長さんと少しおしゃべりしました。
「今日はバスタイに行ってきたんです。」
「僕達も気分を変えたい時に行きますよ。男っぽい場所だよね。」
「ええっ!?」(そんなことないと思います..)

私達の夕食、13泊のうち5回和食を頂きました。
この日歩いたのは21900歩でした。

マイセンへ♪

2010-10-19 16:01:00 | 散歩・旅行
●9/24(金)
マイセンに遊びに行きました。
ふたり旅なのでゆっくり出かける日があってもいいはずなのに、
なぜか毎日朝早くから行動開始です。
主人の計画がそうなっていて..
ドレスデン8時発の電車に乗り、8時38分にマイセンに到着しました。↓
びっくりするぐらい何もない寂しい駅です。



すぐにエルベ川にかかる橋に出て、
丘の上のお城と大聖堂を中心とする眺めが目に飛び込んできます。
わぁ~ステキ~と嬉しくなる眺めです。



マルクト広場はホントに小さかったです。
市庁舎とフラウエン教会が広場に面しています。
マイセンは第二次世界大戦の被害が少なく古い家並みも残っています。
石畳の道をわくわくと歩き、その先の階段を上ると大聖堂にたどり着きました。↓
クラナハの祭壇画があります。
パイプオルガンの練習の音が良い感じに響いていました。



大聖堂の左奥がアルブレヒト城で、
このお城の中に1710~1864年には
マイセン磁器工場(製法の秘密厳守のため)がおかれていたそうです。
アルブレヒト城ではマイセン展を開催中で、
マイセン磁器工場に行く前にここでも沢山のマイセン磁器を見ることになりました。
後から沢山見るのだからここはパスしてもよかった..後でそう思いました。



ランチは【ヴィンツェンツ・リヒター】で。↑
歴史のあるレストランで、
店内には創業者が集めた中世の品々が所狭しと飾られています。
私はスープとコーヒーぐらいでよかったのだけれど、
メインは必ず頼んで下さいとのこと(カフェでないのだからそれはそうですね
私はお魚にしました。
小ぶりとは言えしめサバ風1匹分、ポテトサラダ、ヨーグルトサラダ、
レモン、トマト、ピクルス↓..と冷たくて酸っぱいものばかりです。
食事はテラスで頂きましたが、冷たいお料理のせいかなんだか寒くなって、
デザートとコーヒーは室内に場所を変えて貰いました。
デザートはこのお店の人気のワイン・クリーム。
ムースかババロアのような感じでした。




食事の後でフラウエン教会のクーポラに上りました。
受付で鍵を貰い、ドアを自分で開けて、入ったら閉めます。↓
ガチャッと閉まって開かなくなったら..といつも怖くなる私です。



階段を上っていくと、クーポラがそんなに高くないので
わあ~~~マイセンの景色が近くに大きく見えます。
天気が良かったのでよけいにさわやか。
感激の眺めです。



この後でいよいよマイセン磁器工場見学です。
近いので歩いていきました。
このモダンな建物の中に見学用工房、磁器博物館があります。↓



まずは見学用工房で磁器が出来上がるまでの作業工程を見学しました。
次に磁器博物館で18世紀から現代までの作品を見て回りました。
イメージの豊かさに驚かされました。
写真を撮っていいのか悪いのか、見るのに夢中でカメラを出す気にならなかったです。
ショップも見ましたが買い物はしませんでした。
私に残ったのは美しいものに触れた感動だけですが、それで満足です。

この建物の他に隣に古い建物↓が並び、
道路を挟んで向かいにもこれと同じような建物がありました。
もしかしてもっと見るものがあったのか??
でも、もう十分に堪能したと感じ、心残りはありませんでした。
(たぶん、ひとつは社員が働くオフィスのような気がしたのですが..)
電車に乗ってドレスデンに帰ってきました。
マイセンでは街を散策出来たのもとてもよかったです。
ポツダムでは2つの宮殿に行くのが精一杯で街を散策出来ず残念だったので、
よけいにそう思いました。



夜はエルベ川沿いのレストラン・キャバリエに行きました。
ガラス張りのレストランで天井が高く
室内の雰囲気も窓からの眺めもとても素敵でした。
このレストランはとてもよかったです。
私が注文するのは慣れて安心なものばかり。
と言うか単語でなんとかお料理が想像出来るものしか頼めません..
野菜サラダ、ツナとエビのクリームパスタを頂きました。
主人の選択はスープと何かお肉料理でした。




帰る時、広場の建物はライトアップされて、昼間とは違った美しさでした。↓



この日歩いたのは24300歩でした。

ドレスデンで美を堪能・ためいき~♪

2010-10-17 17:45:22 | 散歩・旅行
●9/23(木)
ドレスデンのホテルの朝ご飯。
卵が好きな私は温かい茹で卵、サーモン乗せ茹で卵、スクランブルエッグなど卵3種。
ハムが好きな主人は毎朝何種類ものハムをお皿に乗せていました。



この日の最大の予定はドレスデン城内の宝物館見学ですが、
開館前に外壁の壁画【君主の行列】を見ました。↓
1123年~1904年のドレスデンの歴史的人物がマイセン磁器のタイルで描かれています。
戦災を奇跡的に免れたそう。
ほとんどが破壊された街で完全な形で残されたなんて..ホントに奇跡と思いました。
すばらしい絵だっただけに戦災で失った物達の大きさを改めて感じました。





次はいよいよドレスデン城内の宝物館【緑の丸天井】見学です。
ザクセン選帝侯が収集した宝物が展示されています。
当時の秘密の保管室が緑の柱と丸天井を持っていたことから
【緑の丸天井】と呼ばれるようになったそうです。
1階の【歴史的緑の丸天井】は予約が必要で、私達は日本から予約してありました。
時間は11時です。
2階の【新しい緑の丸天井】は予約不要です。
で、10時から11時までを【新しい緑の丸天井】見学に充てることにしました。
ところが入ってみると、ひえ~~今まで見たことのない工芸品が並んでいます。
宝石、金、琥珀、象牙などが使われていて、どれも凝った贅沢な作りで何よりも美しい!
工芸品を見るのがそんなに好きでない人でも引き込まれてしまうと思います。
オーディオガイドを聞きながら鑑賞していたのですが、
1時間では到底見切れないことにすぐに気づきました。
あーーあ、残念でした。
あっと言う間に1時間たってしまい、
日本から予約してあった【歴史的緑の丸天井】に駆けつけました。
こちらももちろんすばらしかったです。
ふたつの違いは
【歴史的緑の丸天井】は当時の部屋が再建&再現されていて、
【新しい緑の丸天井】は普通の展示室に展示されている
と、自分なりに理解しているのですが..<--間違っていたらゴメンナサイ~
【緑の丸天井】は世界でも類まれなコレクションと聞きます。
どちらも写真は禁止でした。
宝物館の雰囲気をお伝えできなくて残念です~




宝物館見学の後でランチしました。
コーゼルパレーと言うカフェ・レストランです。
コーゼル伯爵家の館を再建したそうです。
お皿の中はいつもどこか同じような内容でした..ポテト料理がたっぷり添えられて。



その後でフラウエン教会のクーポラに上りました。
2005年に再建が完了したばかりなので内部は新しく重みはなかったですが、
また新たな歴史が作られていくことでしょう。
クーポラからの眺めは思わずわぁ~と声を上げてしまうくらい綺麗でした。
エルベ川の美しいこと!



この日はオペラを鑑賞するので早めにホテルに帰りました。
お部屋で簡単な食事をして、着替えてゼンパーオペラに出かけました。
私は気負わず膝丈のワンピース。
ストールとアクセサリーで多少の華やかさを出すぐらいです。
女性はお洒落してきていますが、ほとんどが普通のオーソドックスなお洒落で、
ロングドレスなどはごくわずかでした。
大きいロビーの他にドア毎の小さいロビーでも飲み物や小さな食べ物が売られています。↑

オペラの題目は【イル・トロヴァトーレ】(ある吟遊詩人)ヴェルディ
は家で何度かDVDで見て聴いているうちにすっかり好きになりました。
で、とても楽しいオペラ鑑賞となりました。
美を堪能した1日でした。
この日歩いたのは21600歩でした。

ドレスデンに着きました~♪

2010-10-15 11:26:31 | 散歩・旅行
●9/22(水)
ベルリンから列車でドレスデンに移動する日です。
ホテルをチェックアウトし、タクシーでベルリン中央駅に行きました。
朝8時45分発の列車ですが、早く着き過ぎました。



駅員さんに「待合室はありますか?」と聞くと、
一等車の乗客向けの待合室ならありますとのこと。
私達はスーツケースを持って移動する時は一等車を買うことにしているのでした。
よかった~ 行ってみると立派な待合室です。
切符を見せて中に入ると、
ゆったりしたソファに無料の飲み物、トイレも着替えコーナーも完備しています。
ちなみに一等車は二等車の2倍の料金です。
しばらくしてホームに出ると、大きなスーツケースを持った人が多く、
列車に乗るのも指定の席を探すのも大仕事・大騒動という感じでした。
でも、無事に発車し、10時56分にドレスデン中央駅に到着しました。↓



ベルリン中央駅よりずっと規模が小さくほっとします。
宿泊ホテルは駅から近いのでスーツケースを引いて歩いていきました。
すぐにチェックイン出来てよかったです。
荷物を解いてすぐに街を散策しました。
ドレスデン中央駅の辺りは全て再開発され、中世の面影(?戦前の姿)は皆無です。
でも、しばらく歩くと見どころが詰まった場所に出ます。
そこも戦争で破壊された場所ですが、修復&再建作業で戦前の輝きを取り戻したそう。
確かに..甘く華やかな雰囲気が漂い、
かつて「百塔の都」「エルベ川のフレンツェ」とうたわれたことが納得できる眺めです。


広場でお茶を飲む人達。


ドレスデン城。修復工事が2006年に終了したそうです。
城内の宝物館ではまばゆいばかりの財宝や工芸品を見ることが出来ます。


ゼンパーオペラ(ザクセン州立歌劇場)
1985年に再建作業が完了したそうです。


エルベ川がすぐそばを流れています。


エルベ川に張り出したテラスでランチしました。
私はお魚にしましたが、魚は大きくポテトは大量、でも美味しかったです。


ツヴィンガー宮殿の中庭。
宮殿内に美術館【アルテ・マイスター絵画館】があります。
常設も見事ですが、ちょうどフェルメール展が開催されていました。
宮殿内にはすばらしい陶磁器コレクションがあります。
もちろんどれも観ましたよ


フラウエン教会。
地球の歩き方に、
ドイツ最大のプロテスタント教会として建てるのに6118日もかかったのに、
破壊には1945年2月13日のわずか1夜しかかからなかった。
戦争の悲惨さを伝えるために、廃墟のまま姿をさらしていたが、
1994年に再建が始まり、2005年10月30日に昔の姿でよみがえった。
とあります。
黒い部分が廃墟から拾い出した石で、場所を特定してはめ込まれています。↑
黒い部分が多いのはここだけで、他はところどころぽつんぽつんとです。↓



初めて広場に立った私にも
この広場の眺めには(役割としても)この教会は欠かせないと感じました。
再建され本当によかったと思いました。



どこを見ても百塔の都とうたわれた頃を彷彿とさせるものがあります。

ドレスデンがひと目で好きになった私です。
近隣の街や自然に足を伸ばしながら、この日からドレスデンに4泊します。
この日歩いたのは18500歩でした。

ベルリン・追加の写真です^^

2010-10-14 05:46:17 | 散歩・旅行


Sバーンのアンハルター駅がベルリンでの宿泊ホテルの最寄駅でした。
そのアンハルター駅..
第二次大戦前はベルリン長距離列車の起点駅のひとつだったそう。
戦争で破壊されましたが、大ターミナルだった時のファサードの一部が保存されています。↑
アンハルター駅は今は特徴のない地下の駅になっていて、
こんなところにも戦争で失ったものの大きさを感じました。
映画【ベルリン・天使の詩】(私は観ていませんが)の中に、
刑事コロンボがこの前で語るシーンがあるそうです。
今回、朝に夕にこの横を通りました。
ガイドブックの写真と比べると、私は裏側から見ていて写真も裏側から撮ったみたい。



ベルリンン大聖堂。↑
ベルリンで最大の教会です。



マリーエン教会。↑
第二次世界大戦で中世の街が破壊され、完全に作り変えられた区域の中で
この教会だけが中世の面影を残しているそうです。
中にはげ落ちかかったフレスコ画【死の舞踏】があります。



ユダヤ人のための記念碑(ホロコースト記念碑)↑
高さの異なる石が2711個も置かれています。
石の高さが人間の背丈よりずっと高いエリアもあり、そこに入ると迷路のようです。
不思議な空間ですが、
ユダヤ人が生きて過酷で残虐な道を辿ったことを静かに確かに伝えていると感じます。



ドイツ連邦議会議事堂(ライヒスターク)↑
ベルリンの政府地区にあります。
ここは人気スポットらしく
夕方並んだ時は列が長くてちっとも進まず諦めて翌朝1番で尋ねました。
セキュリティチェックを受けて中に入ります。
この写真では建物の陰になっていますが、
てっぺんにガラスのドームがあり、そこに上るのが皆のたぶん目的です。

ベルリンは想像通り寒かったです。
東京の11月末か12月初めぐらいにも思えました。
私のコートは少し薄かったけれど、
重ね着対策とマフラーで見た目もカバーしてなんとかクリアー。
お天気にも恵まれてよかったです。

それにしてもベルリンには日本人観光客が少なかったです。
ベルリンは日本人には人気がないのかも。
確かに戦争で破壊されて多くが新しい街になっているは少し残念です。
でも、その中でかつての面影や雰囲気を探したり、
「ここは元東の地域?それも西?」と感じながら歩くのは楽しかったです。
ベルリンはどこか素朴で大きくて(広くて)未来へのパワーのある街と思いました。

では次回からはドレスデンです。
この記事のコメント欄は閉じさせて頂きますネ。

早くもベルリン最後の日

2010-10-11 21:27:10 | 散歩・旅行
●9/21(火)
気づいたら既にベルリンで5泊しています。
この日はベルリン観光最後の日でした。
午前中はシャルロッテンブルク宮殿に行きました。
電車とバスで行き、早々と到着し開館を待ちました。
私達の1日の始まりは早いので、どこに行っても景色も空間も独り占めに近いです。



シャルロッテンブルク宮殿は、
初代プロイセン国王フリードリッヒ1世の妃ゾフィー・シャルロッテの夏の別荘です。
広大な敷地に旧宮殿↑、ベルベデーレ宮殿、霊廟などがあります。
旧宮殿の部屋を順に見て回りました。
その中で1番心に残ったのは【陶器の間】です。↓
壁一面が中国陶磁器で埋め尽くされています。
2700個以上飾られているのですって!
圧巻です。




旧宮殿を見た後、ベルベデーレ宮殿まで広い庭園を歩いて行きます。
庭園側から旧宮殿を見たところ。↓



ベルベレー宮殿まで結構歩きますが、なんとも気持ちの良い眺めです。
庭園はシュプレー川に隣接しています。



ベルベデーレ宮殿は3階建ての小さな建物でした。
各階にベルリン王立磁器工房のコレクションが展示されています。






どれも家庭で使えるもので、それがこのコレクションの魅力だと思いました。
と言うのも、旅行の後半でドレスデンやマイセンで見た工芸品や磁器は
皇帝の収集品や芸術品が中心で、一般の家庭で使うものではなかったから。
今回の旅、触れる美はどんどん桁違いに大きくなっていきました。
でも、それらは目と心に収めてきただけで写真はないのだけれど...

ベルベデーレ宮殿を出て霊廟まで歩きました。
皇族の墓所です。
お棺の上に横たわっている在りし日の姿(彫像)が美しくて、
小さい墓所ですが、とても心に残りました。



ランチは宮殿を出てすぐのカフェ&レストラン【クライネ・オランジェリー】で。
夏だったらテラスがいいのでしょうが、肌寒いので店内の席にしました。
紙ナフキンにはゾフィー・シャルロッテと宮殿がプリントされています。
この空間にはぴったりのデザインでテーブルが華やぎます。



ここで注文したのはカリー・ヴルスト。
巨大なソーセージにケチャップとカレー粉がかかって、フライドポテトが添えられます。
ところが、出てきたお皿にはソーセージが乗っているだけで、別にパンが出てきました。
?なんでポテトがないの?と思いましたが、
そう言えば注文の時に「XXXXXXXXXXXブレッド?」と聞かれ
「ブレッド? イエス」と答えたのでした。
たぶん「ポテトとパン、どちらを添えますか?」と聞かれたのでしょうね..
この場合はやっぱりポテトの方がよかったわ~と思いました。
あっ、でも、カリー・ヴルストを頼んだのは主人だけで、
私はお腹が空いていなかったのでカプチーノを飲んだだけでした。
カリー・ヴルストの味見はさせてもらったけれど。



午後はデパートに行きました。
【カーデーヴェー】(創業1907年)と
【ガレリア・カウフホーフ】ドイツを代表するデパートチェイン。
地球の歩き方に
老舗デパートの【カーデーヴェー】、庶民的デパートの【ガレリア・カウフホーフ】と
ありましたが、確かに..その通りでした。
クーダムのカフェでひと休みしました。↓



夕食は旧東地区のお寿司屋さん【ささや】へ。
天ぷらやお味噌汁も頼んで美味しくてほっとする夕ご飯となりました。
40代ぐらいの店長さん(寿司職人)と少しお話をしました。
「旧東地区なので以前はひどかったよ。公園はゴミの山で」
「開店当初は食べ逃げしちゃう人もいて..」
でも、今は地元の人達からも愛されるお店で繁盛しているようで、
席はほとんどが予約済みで、でも、その予約が20時~、21時~と遅いので、
私達はそれまでの時間ということで割り込ませて貰いました。
頑張ってここまでこられた店長さん、立派です。
これからもずっと繁盛するお店でありますようにと思いました。

この日歩いたのは24300歩でした。

旧東ベルリンの雰囲気を..

2010-10-09 20:16:50 | 散歩・旅行
●9/20(月)
この日のテーマは【旧東ベルリンの雰囲気を感じる】です。
私の希望です。

朝1番にベルリン大聖堂の屋根?に上ってベルリン市内を見渡しました。
大聖堂の中は私達だけ。
階段を上って、外に通じるドアをそっと開けて、なんだか怖かったです。
ドアがバタンと閉まって(ガチャンと鍵が閉まって)戻れなくなったらどうしようとか

次に主人の希望でイーストサイドギャラリー(現存する最長のベルリンの壁)へ。
東側はアート作品で西側は落書き??
そのシンプルな落書きが景色に合ってよい感じでした。




次に向かったのがカール・マルクス大通り。
私がとても行きたかった場所です。
旅の予習で私が愛読した
【素顔のベルリン(過去と未来が交錯する12のエリアガイド】中村真人・著に
旧東ベルリンの雰囲気を体感したい人に真っ先におすすめしたいのが、
カール・マルクス大通りである。・・・・・この大通りは文化財に指定されており、
「東」がまるごと保存された貴重な場所なのだ。・・・・・
巨大なアパート群に圧倒される。ギリシャ神殿風の柱が立ち並び、道幅は90mもある。
とても普通の人が住む場所とは思えないほどだ。・・・・・
と、まだまだ興味深い説明が続いています。
ベルリンを旅行される方にはこの本はお勧めです。




日本の団地とは規模だけでなくて作り手の思いが違うので漂う雰囲気が違っています。
車は通りますが、お店は少なく、従って人通りも少ないです。
何故こんなに寂しい雰囲気なのか、歴史はそんなに得意でない私でも、
東独時代に思いを馳せたり考えてしまったりする大通りです。
大通り沿いにあるカフェ・ジビレでお茶しました。↓
東独時代からの人気のカフェらしいです。
お店の奥に東独時代のテレビや電話や絵などが展示されています。
カール・マルクス大通りの姿は私の心に深く刻まれました。



ベルリンではなぜか生鮮食品が売られるのをほとんど見かけなかったです。
私達が歩かなかった場所にきっとあるのでしょう..
たまたま見かけたかぼちゃにHokkaidoという名前がついていました。



ランチはハッケシャー・ホーフとう名のカフェレストランで。
お店の奥の方に白いクロスのかかる高級そうなコーナーがありましたが、
私達は気楽なスペースで、主人はウィンナーシュニッツエル、
私はクラブハウスサンドを頂きましたが、どちらも美味しかったです。
このカフェレストラン、良いと思いました。



午後はウンター・デン・リンデン(菩提樹の下)を歩きました。
ブランデンブルク門から東へ一直線に延びる大通りです。
20世紀初めにはベルリン1番の大通りだったそうですが、
東西分断後に東地区に入ったため、かつての華やぎは失われてしまったそう。
でも、菩提樹の並木道ですから、今でも四季折々の美しさだそうです。
本当に..とてもステキな通りでした。



森鴎外記念館にも行ってみましたが、オープン時間を過ぎていました。
行く前に慌てて舞姫を読み直しておいたのだけれど。



この日の夜はレストランに出かける気力もなくて、
ホテルの部屋でパン、飲み物、果物などを頂きました。

この日歩いたのはなんと27300歩です!
主人の万歩計は小さな動きもカウントしてしまうのかも。
でも、普段から歩く生活をしているので、夫婦揃って平地はOK、たくさん歩けます。

ポツダムへ♪

2010-10-08 17:04:33 | 散歩・旅行
●9/19(日)
ベルリンの隣町のポツダムに遊びに行きました。
ベルリンにもポツダム広場がありますが、隣町にポツダム会談のポツダムがあります。
ベルリン中央駅からポツダム中央駅まで電車で30分ぐらい。
ポツダムで1番の見どころのサンスーシー宮殿とその庭園は世界遺産に登録されています。
サンスーシーとはフランス語で【憂いのない】という意味だそう。
フリードリッヒ大王(在位1740~86年)が夏の居城として建てたもので、
大王は夏以外でもほとんどこの宮殿で過ごされたそうです。



ポツダム中央駅前からバスに乗ってサンスーシー宮殿に向かいました。
9時半の開園を待って中に入り、
サンスーシー宮殿、新館、オランジェリー館、茶館、客用宿泊館(ノイエカルマン)など
全館を見られるチケットを購入しました。
カメラでどこを写してもよいという権利も3ユーロで買いました。
まずはサンスーシー宮殿から見学です。
華麗な宮殿ですが、細長いので意外に小さい感じがしました。



フルートも趣味のひとつだったと言う大王のフルートが飾られていました。↑



この部屋の柱の大理石はイタリアのカッカーラから運ばれてきたそうです。↑

サンスーシー宮殿の次は隣の客用宿泊館(ノイエカルマン)を見学しました。
壁に磁器の壺が飾られていたのが印象的でしたが、↓
これは磁器や工芸品を鑑賞する旅の序章だったことが後でわかりました。



次に茶館を見て、そこから新宮殿までがとてつもなく遠かったです。
広大な緑の庭園を歩くので気持ちは良いのですが、ひとつひとつの建物が離れ過ぎています★
歩く以外に手段がなく、全館を見て回るには結構な時間がかかります。



やっと新宮殿にたどり着きました。↓
大宮殿で部屋が200以上あります。



床を守る部屋では靴の上からフエルトの大きなスリッパを履きます。↓
靴を脱いでスリッパに履き替える日本の文化との違いをこんなところでも感じます。



新宮殿を見た後でまた延々と歩いてオランジェリー宮殿にたどり着きました。
オランジェリー宮殿を見て、カフェで簡単ランチを食べて、ポツダム中央駅に戻りました。

次の見学先はツェツィーリエンホフ宮殿です。
ツェツィーリエンホフ宮殿は
プロセイン王国最後の皇帝の皇太子とその妃の居城だった建物で、
その一室でポツダム会談が開かれました。
ポツダム中央駅からはトラムとバスを乗り継いで行きます。
ところが..ツェツィーリエンホフ宮殿に行き着かないのです。
トラムを大分乗ってから
「どうも反対に来てしまったみたい」と主人が言い、寂しい駅で慌てて降りました。
反対行きのトラムに乗り換えてやっと目的駅に着いたものの、バス乗り場がわかりません。
なんとかバス乗り場を探し当てたのに今度はバスが来ない..いくら待っても来ません。
一緒に待っていた中国人の若い男性ふたりは諦めて立ち去りました。
欧米人の母娘も諦めて立ち去りました。
諦めの悪い私達ふたりになって..一体どれだけの時間待っていたことか。
車は通りますが、タクシーは1台も見かけません。
ついに主人が「ポツダム中央駅に戻り、そこからタクシーで行こう」って。
又トラムの駅まで戻り、トラムを待って、トラムに乗ってポツダム中央駅に戻りました。
2時間以上かかってまた起点に戻ったことになります。



タクシーでツェツィーリエンホフ宮殿に着いた時は
日が長いヨーロッパでも日が陰り始めていました。↑
宮殿は湖のほとりの緑に包まれた場所にありました。
建物は木造で落ち着いてなんともステキです。
現在は一部がホテルになっているみたい。
来てよかった~と思える場所です。



閉館の少し前に着いたので室内を慌てて見学しました。
1番見たかったのはポツダム会談が開かれた部屋。
まさに会議が開かれたテーブルと椅子、出席者が並んで写真を写した階段など、
歴史が身近に感じられます。




宮殿を裏から見たところ。↓ 手前が湖になっています。



もっと早く着いてゆっくり散策したかったけれど、たどり着けてホントによかったです。
帰りは隣のホテルでタクシーを呼んで頂きました。
他に帰る手段などありません..
行き帰りのタクシーの窓から見たポツダムのステキなこと、
住宅街も木立の中で広々としています。
ポツダムではふたつの宮殿を見ただけだったことを改めて残念に思いました。

夜は日本人が経営する焼き鳥屋さん【六甲】で焼き鳥や鳥釜飯を頂きました。
それは..も~~美味しかったです。

この日歩いたのは21400歩でした。

ベルリン2日目は..

2010-10-05 21:35:43 | 散歩・旅行


●9/18(土)
この日も地下鉄や電車の乗り放題の1日券を買いました。
まず出かけたのはアレキサンダー広場のテレビ塔(高さ365m)。
東独時代に社会主義の威信をかけて造り上げたものは
広場でも道路でも建物でも何もかもが大きいそう。
このテレビ塔も東独時代に作られたものです。
エレベータで展望台に上ると360度見渡せます。
とても良い眺めでしたが、
第二次世界大戦で中世の街が破壊されてしまったのはつくづく残念に思いました。

マリーエン教会、ベルリン大聖堂などを外から眺めて博物館島に向かいました。
博物館島は世界遺産にも登録されている美術館・博物館群で、
シュプレー川の中州にあります。
どの美術館、博物館も見ごたえがありますが、
中でもペルガモン博物館の遺跡はスケールが大きく迫力がありました。↓


ペルガモンのゼウスの大祭壇



バビロニアのイシュタール門と行列通り

新博物館ではベルリンの至宝【王妃ネフェルティティの胸像】を見ました。↓



1日で美術館と博物館をあわせて3つ見たら、もー集中力も気力も尽きて、
時間もなくて、他の2つは諦めました。



この日のお昼はアンペルマン・レストランで頂きました。↑
アンぺルマンは東独時代の信号のデザインです。
緑の歩く人のシルエット、赤の止まる人のシルエット、とても可愛いです。
マスコットとしても人気があるようで、
統一後は西ベルリンでもこの信号マークが使われているようです。



アンぺルマン・レストランはイタリアンです。
ピザやパスタなど頂きましたが、パスタのソースはフレンチ的な味がしました。
アンぺルマングッズはいろいろありましたが、タオルだけ買ってきました。↓



この日の夜はベルリンフィルの拠点ホールにコンサートを聴きに行きました。
内容は
・ストラビンスキー歌劇【ナイチンゲール】
・フルートのアンサンブルで電子音も加わる曲
どちらも私には難解でした。
電子音は新しい試みらしく、
始まる前にロビーで事前解説があり、私達も聞きに行きました。
ドイツ語なのでチンプンカンプンでしたが、
最初の「グーテナハト(こんばんは)」だけはわかりました。

この日の事件は..主人が
前の日に購入したミュージアム3日券をホテルに置いたまま出かけてしまったことです。
博物館島に着いて「忘れたー」って。
もー
いいよ、また新しく買うから。
まぁー★ また買うなんて!(とんでもない)
ホテルに戻って取ってきましょうよ(往復1時間弱)時間はたっぷりあるのだし。
そうだ! 明日まで使えるのだから今日と明日の予定をチェンジしようか。
でも..そうすると××××××で不都合が生じるし。
やっぱり新たに買うことにする。

チケット販売窓口で主人が何気なく「昨日買ったチケットをロストした」と言ったのです。
窓口の女性がその言葉に反応したので、
思わず私が「これなんです」とチケットを差し出しました。
私のチケットを確認した後、すんなりと主人のチケットを再発行してくれました。
よかった~窓口の女性の臨機応援な対応に感謝しました。
あの..私はケチンボではありません、念のため。
ただ、2回買うのがどうも納得できなくて..やっぱりケチ!?

この日歩いたのは24000歩でした。

ベルリン1日目は..

2010-10-03 22:34:37 | 散歩・旅行
●9/16(木)
雨の中、成田12時発のJAL407便でロンドン(ヒースロー空港)に向かい、
乗り継ぎでベルリン(テーゲル空港)に21時半頃に到着しました。
空港からタクシーでホテルへ。ホテルに着いたのは22時半頃でした。
ベルリンに6泊します。



●9/17(金)
まずはホテルでバイキングの朝ご飯。
パンがとても美味しかったです。



朝食の後で最寄駅で、地下鉄&電車&バス&トラムなどの1日券を購入しました。
路線図を見ながらあれこれ乗り換えて目的地に着くのが楽しい主人
駅の階段の上り下りも多くて今年も沢山歩く旅になりそうです。
早速1日券を使ってベルリン中央駅に行きました。
インフォメーションでミュージアム3日券を購入し、
緑の窓口のような所で、6日後のドレスデン行きの切符も早々と購入しました。
いろいろチケットが買えて一安心、少しお散歩しました。
ブランデンブルク門から500mぐらいのところにあるポツダム広場は統一後に
一気に建設ラッシュになったそうで、世界の有名な建築家が設計したビルが並んでいます。


ソニーセンター


レゴで作られたキリン(レゴランドの前)

キリンを見た後で絵画館Gemaldegalerieに行き、ゆっくりと鑑賞しました。
フェルメールも2枚あります。

ランチはポツダム広場そばのモムゼンエックで。
ベルリン風エンドウ豆のスープ、グラタンなど。
どちらも私には塩が多くて量が多くて、グラタンは日本の3倍はありました。
食べた分量よりお皿に残った分量の方が多かったです。



ランチの後でティアガルテンを歩きました。
鬱蒼とした場所、広々とした場所、まっすぐな道..とにかく広いです。
木々や緑が大好きな私、いくら歩いても飽きなかったです。



夕方、ベルリンフィルのボックスオフィスに行き、
翌日のコンサートのチケットを受け取りました。

夕ご飯はブランデンブルク門のそばのレストランで。
店内には本棚が並び、文学的雰囲気?のレストランです。
かつてブッシュ大統領やクリントン大統領も訪れたそう。
じゃがいもとウインナのスープは素朴なお味でしたが、少し塩辛かったです。
メインは私はチキン、主人はポーク、どちらも美味しかったです。





あっという間に1日が過ぎてしまいました。
この日の事件は..
私が肌身離さず持っている小銭入れ(スーツケースの予備の鍵や大切なメモなど)、
前の晩は存在を確認したのに、朝ご飯から帰ったらギャーない!
落としたとしたら、廊下がエレベーターか食堂か??
探したけれど見つからなくて諦めました。
スーツケースの鍵はもうひとつあるし..って。
でもなんだか不思議、どこかにあるような気がします。

この日私はかなり細身のジーンズをはいていました。
私はジーンズが意外に好きで旅行に1本は持っていきます。
今回のは最近買ったもので、店員さんに勧められたレギンス風のピタピタ。
いくらなんでも細いと思ったけれど、長めのトップスと合わせればまあいいかと。

このピタピタが良かったのか悪かったのか..小銭入れが見つかったのです。
お昼頃、右膝の上辺りに手をやると何か感じます。
ドキッ、たぶん、絶対..小銭入れです。
ジーンズを穿く時になぜかその位置に落として、あまりにぴたっとしているので、
半日間そこに留まっていたみたい。
なんとか小銭入れを裾まで移動させて取り出しました。
小銭入れが出てきたのは嬉しかったけれど、ピタピタジーンズって私には??

この日歩いたのは19160歩でした。

ドイツ旅行からただいま~♪

2010-10-01 16:17:13 | 散歩・旅行
15日間に渡るドイツ旅行から昨夕帰国しました。
旧東ドイツの地域を中心に回り、ドイツの現代の歴史を肌で感じました。
第二次世界大戦での敗戦、東西分断、ベルリンの壁崩壊、街や教会の再建..
胸が痛み、刺激的な旅でした。

一方では美に触れた旅でした。
絵画鑑賞やコンサート以外に
ドレスデンでは歴代のザクセン選帝侯が収集した工芸品や宝飾品の見事さに圧倒され、
マイセンでは磁器を堪能しました。

ドイツは緑深く、自然に触れる機会も多かったです。

明日以降、日にちを追って旅行記を綴ってみたいと思います。
長旅なので旅行記も中だるみしてしまうかもしれません。
お気楽に読んで下さると嬉しいです。

↓ こんな感じの旅でした。まずは写真数枚でご紹介します。


ブランデンブルク門


ポツダム会談が開かれた部屋・ベルリン郊外のポツダムのツェツィーリエンホーフ宮殿内


第二次世界大戦で破壊され、2005年にようやく再建されたドレスデンの聖母教会。
瓦礫の中から破片の石を広い将来の復元のため番号をつけたそうです。
新しい聖母教会はとこどどころ黒ずんだ元の石が使われています。


マイセンはエルベ川沿いの中世の面影の残る美しい街です。


フランクフルトのレーマー広場。

ではたぶん明後日に又~