タイに暮らす:ウチのハーフキッズの日本語&タイ語

2005年生まれのお兄ちゃんK 妹のMちゃん。
好きなものを見つけた2人は今自分で日本、日本語の世界を切り拓いている

節目のご挨拶

2012年02月29日 | タイの幼稚園行事

日本のように四季がないタイは年中暑くて

普通の暮らしの中、季節で時間を測ることができず、

気付けば えっ!もう1カ月たってる?

一年経ってしまった!と なりがちです。

物事の節目 というものを大切にする日本で育った私は

一応 幼稚園が終わり、小学校へ進学する という1つの

大きな区切りを迎える息子Kには、それを感じてほしいと思っていました。



他の幼稚園は知らないので、今通っている子供たちの幼稚園の話ですが、

同じ敷地内に小学校もあり Kのクラスの子たちは、みんな持ちあがりで

5月には、そのまま小学校1年生になるのでしょう。


卒園式や 小学校入学式があるわけではなく、今日が最終日の幼稚園でしたが、

何だか このままお別れは寂しいものがあるなという思いはありました。


2年間一緒に過ごしたお友達と29日(今日)でサヨナラだけど どうする?と Kに聞くと

「日本でしたみたいに、お別れには 何かあげたら? クッキーとか腐らないからいいと思うよ」
日中35度以上のタイ、さすがK 暑さに強いお菓子を選びました。


は、日本の幼稚園には年少さんに1年通い、サヨナラの日は ”今日でお別れのお友達”として

お友達の前に呼んでもらったのを覚えてます。

毎日の通園ルートの八百屋さん、クリーニング屋さん、タイ料理屋さん、カレー屋さん、小学校の守衛さん、

中華屋さんのカメさんなんかに サヨナラのご挨拶をすることで 節目を感じることができたと思います。



とMの担任の先生には 前日に29日でお別れなので

クッキーを食べてくださいと持っていき、Kは 大好きだったN先生に感謝の言葉

似顔絵入りで描いたカードを渡しました。


そして お世話になったところ巡りをして ご挨拶:ありがとう、さようなら を言おうということになり・・・



まずは ココ

幼稚園の食堂のお菓子屋さん。



子供たちは お小遣いのある日は、ちょこちょこ買い物をした一番ファミリアなお店。

大抵5~10B程度で買い物をする子供たち。

ここでは 飲み物、お菓子の値段の相場や、お釣りの計算が学べた場所でもありました。



どどーっと走り そして、ココ

小児科医S先生のクリニック。



ここには私もお世話になりました。



とってもアットホームな町医者クリニックでした。

病院好きの私は ある意味 コンビニと同じくらい通ったかも。

心配性で薬の力に頼り過ぎる私に

「大丈夫 あとは たっぷりの休養で治してあげなさい」 と よく言ってました。


お菓子をまとめ買いした売店へも。




 「これで みんなに お別れしたね。」

気持ちの区切り&節目を少しでも感じることができたかな。



”別れ”があれば、”出会い”がある。

新しい環境で またいい先生、お友達に恵まれることを祈りつつ。


卒園 おめでとう! 




明日から 長い長い夏休みに突入。

いつもこの時期は、日本へ行くところですが、今年は南部への引っ越しがあるのと、

南部で通い始める学校は 4月からサマースクールがあるとのこと

日本行きは「お預け」です。





と、ここで〆ようと思いましたが、幼稚園から帰るとき、とってもショッキングな事があったので書いちゃいますね。

いつもは 園児が降園してから 小学生達の下校時間になるのですが、今日は最終日だからか

お迎えの時間に行くと、すでに生徒たちでごったがえしてました。

そんな中 子供たちは お昼寝用布団やら、学期中使った物全てを詰め込んだリュックを背負って出てきました。

ひゃ~ 歩きにくそう。

そして事もあろうか、この最終日に”ノム ロンリアン”(学校のブリックパックミルク)が配布されたのでした。

どーして このタイミングで配布するかなぁ・・・。


しかも ウチは子供3人。



これを2つ持つのが精いっぱいの私。

両手がふさがったまま校門から駐車場までの距離

子供の安全が守れん!と思った私は 園に子供を残して えっほえっほ先に2箱運ぶことにしたんです。

汗だく(でも拭けず)になり、駐車場の車に到着。

腰に悪いので、屈伸して思い切り箱を地面に下ろした瞬間っ!!!

悲劇って起こるもんですね。


ばりばりばりーっ!!!


と ものすごい音がして ズボンのオシリ部分が裂けてしまいました。





どーしよー・・・ これからもう1箱運ぶのに。

恐る恐る触って見ると 手を置いて隠せるなんて程度ではなく 手が全部入っちゃいそうなくらいの大きな穴っ。


車内には 子供用の着替えはあっても、私のはない。

そうだ!


すぐそばに市場があったんだった。

変な格好でダッシュして 洋服屋さんへ飛び込みました。

「男物でも変なのでも何でもいいから とにかく ズボンください!」 とさっきの汗と違う冷汗の私。


お財布をみると 所持金が これまた乏しく120B。

「120Bで買えるものを!」

でも 一番安くて150Bだと言う。

「おばさ~ん 実は オシリ 裂けちゃって・・・、120Bしかないんです

すると おばさんは そんな事情ならばと

奥で早く着替えなさいと150Bのズボンをくれ

「お金は明日でいいから、今日はそれで子供にお菓子を買ってやんなさいな」 と

優しいお言葉。


恥ずかしいぃ~ すみません お言葉に甘えます。


ここの人は本当に親切です。

これも いい思い出でした。



ちなみに こんなズボン:



タイ式の腰巻に使う柄のズボン仕立てです。

義母とおそろいかも。




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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (fu-tan)
2012-03-01 18:03:02
うける~!!!!

っていうか牛乳配られるの?日本でも昔栄養費が配られたって聞いたことあるなあ。

バリバリ!っていうからぎっくり腰仲間!
って思っちゃった。ズボンでよかったよかった!
>fu-tan (パジ)
2012-03-01 23:14:42
そうなの、毎度予告なしに配布されるの。
自転車だったときは ぐらぐらだったよ。

いや~しゃがんだ時 膝がポキってなる音が聞こえなかったくらいの バリバリバリだったわよ。へんてこズボンだけど ゲットして数分後には 私も思い出し笑いしてたわ。

腰だったら 悲劇だわ。
その後どう?早く治るといいね。
Unknown (まちこ)
2012-03-02 02:02:55
 大変な出来事でしたね。うちは、長男のズボンのお尻が破けて、腰巻きで帰宅したという思い出がありますが。
 それにしても学校の牛乳、3人分は大変ですね。うちも一時は3人分でしたが、学校の校庭まで車の乗り入れができるので、問題なかったです。
 それから、最後の写真。
レジに座っている貫禄のお母様に気を取られて、肝心の店主に気づきませんでした。本当なら、彼も呼んで一緒に食事会というはずだったのですが。
>まちこさん (パジ)
2012-03-02 17:56:18
”ズボン裂け”  やっぱりよくある出来事なんですね。私も一瞬 腰巻を探しましたもん。(ここらがタイ的発想ですね。)
息子さん 学校から腰巻で帰ってくるところが 本当にタイっぽくてかわいいですね。
今回のことがあるので、腰巻はトランクに常備しておこうっと。

店主が誰だかわからなくなりそうなお店ですね。彼はお母様がいないときレジにいるけど、いつもは横のレジに立ってるか、運びものしてますもん。バリバリ現役ですね!この日は珍しく ノースリーブじゃなかったです。子供たちは いつもムキムキの腕を見て、「すごいね~」って言ってるんです(笑  
日本的…節目きっちり!! (隊長?)
2012-03-08 23:15:21
そうですね!
きっと、自分がそう育つと…そうしたくなるんですね。
日本的には始まりと終わりとか、何か事を始める時には必ず“式”があり、遠足に行くにも出発式みたいな誰かのあいさつが必ずあるよね~

タイとかイギリスもさらっとしていて…学校行事も行き当たりばったり(日本から見ると…ですが…)てきとーでした。これだけ?って位

それにしても、お尻は結構恥ずかしいかも…
似合ってますよ…パットン柄パンツ
ひゃーっ!となってる姿が思い浮かびそうです。(笑)
>隊長 (ハジ)
2012-03-12 21:54:49
ご無沙汰です!
隊長 お元気ですか。

ホント タイは始まり終わりがさらっとしてて 気が抜けちゃいます。
別れ際までさらっとしているので 「さよなら」のタイミングを逃してしまったり。
でも ワイひとつで全て良し みたいなところがありますよね。

あれ以来、車のトランクに筒型腰巻を1枚常備してます。緊急用・・・
(子どもたちのツボにはまったようで いまだに思い出してはゲタゲタ笑ってます。)

引っ越し完了ブログ待ってて下さーい!

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