タイに暮らす:ウチのハーフキッズの日本語&タイ語

2005年生まれのお兄ちゃんK 妹のMちゃん。
好きなものを見つけた2人は今自分で日本、日本語の世界を切り拓いている

タイの子供の日 IN CHAIYAPHUM (ワン・デック)

2012年01月15日 | タイの幼稚園行事

今年もやってきましたー。

毎年 1月の第2週目の土曜日にある ワン・デック=子供の日

タイでは この日は 思いっきり“子供が主役”の日です。

公共施設では 子供が入場フリーのところもいっぱい。

ただでさえ、タイでは子供天国ですが、

この日は 特にどの親の目尻も下がり、でれでれ&べろべろに 子供にサービスし、

甘やかす日になっているのがタイの子供の日



ここ、タイ東北部の夫の実家で近くの幼稚園に通う息子K(年長)と娘M(年少)を通し、

幼稚園での行事を一通り体験してきた私、

は 年少さんを日本の幼稚園で過ごし、

日本の四季折々の力の入った行事、OO会とOO式 と名のつく様々な場で

節目の大切さや少なからずも達成感、団結力などを体験していたので、

タイ幼稚園での1年目の行事は?だらけでした。

何が違うかというと、他の幼稚園は知りませんが、ここの幼稚園は年少さんから年長さんまでが

ただ壇上でダンスを披露するというものが多いのです。


その年齢に合わせた出し物は 一切なく、年少さんから 年長さんまでが

とにかく 踊るのみ・・・。



私もいけないんですが、それを知らなかった当時 

つい OO会があります、とお知らせがあると

気持ちに気合いが入っちゃってました。

行事ごとに、劇や何か発表?せめて 合唱とかするのかな?なんて。


子供の成長を見れる!と思うと余計に・・・←でも こういうことを期待して参加するから 

初年度はいつも肩透かしをくらい、最後には ぶつぶつと文句を言いながら

帰宅してました。



今年度は 初年度で 一応 どの行事も雰囲気と、保護者の出方を観察していたので

大丈夫!と 気持ちは毎回 ”普通”に設定。




今年度は2011年12月30日(タイはこんな日まで幼稚園・・・)に

年末発表会という結構 規模の大きいイベントがありました。

各クラスの園児がそれまで練習してきた踊りを ヒットダンスナンバーに合わせて

とにかく踊る 踊る 踊る というもの。


初年度にこれを見た時は ただただ延々と続くステージダンスに 笑顔も消えた私です。



きびしかったです、見る方も、出番を待つ子供たちの崩れようも 

それをまとめきれない先生たちも。



日本ならば、しーんとし、OO先生のご挨拶に始まり、演目通り進み、時間通りに終るのが普通。


順番に事が進む
というのが普通でないのがタイの日常。

出番を待たされること、順番バラバラ、ドタキャンされること、度々変更などに

小さいうちから慣れなければなりません。


こういうイベント時も朝9時くらいから始まりますが、

とにかく だらだら進行や、いつの間にか始まり、いつの間にか終わるという

時間の流れに慣れるようこの場もトレーニングの場みたいでした。


園児たちは 12時近くまで延々とお友達のダンスをキレること見続け、ピークで騒ぐこともせず、

まぁまぁどの子も適度に騒ぎ楽しそうでした。


これぞ デックタイ(タイの子供)




そして 今回の“子供の日“13日(金曜)は、何のことはない、

年末と同じダンスに 磨きがかかっただけでした。(イベント同士が近すぎ)

先生たちは ダレダレで、登園する時間に風船をふくらませたり、

飾り付けやプレゼントを包んだりと、完全にやる気なし。


完全に年末のイベントで燃え尽きた感じが見てとれました。


そういうことは前日までに済ませべし!まぁ これがタイ時間なんですねー。

教頭先生のスピーチの真っ最中に風船を飾る先生・・・

(子供もまったく聞いておらずお気の毒でした)






子供たちみんな 勉強のないお祭りの日が大好きのようで、朝からオシャレした姿

うっきゃうっきゃと大騒ぎ。

こういった日に保護者が学校へ来て、ステージ上の子供たちを愛でるのがタイ式。

タイの園児がこういう行事に求められるのは、(私の意見ですが)来てくれた

お母さんお父さんのために 元気に、楽しそうに踊る!ということ。

それは その年齢に何ができるかの発表会ではなく、

まさに人前で見せるダンスを踊れるかの度胸試しに近い気がしてなりません。

初年度は なんじゃこりゃ~?!ただのダンス?!と驚いたもんですが、

今年度は タイの幼稚園に慣れ、

すっかりクラスメイトともうちとけ、先生の指示も分かるようになった2人が

元気に踊ってくれたので 一安心。(あまり多くは期待しないことにしました。


そして、

毎度感心してしまうのが、子供たちの力で作られる縁日

年末発表会では 校庭で車座に座った小学生たちが “焼肉宴会”をしてました。

木炭で火を起こすのも、野菜カット、肉仕込み、タレ作成から 焼いて食べるまで

全て 子供だけで進行。


忘年会の大人みたいだし


今回の子供の日も 校庭では こんな感じ。

親が市場でOO屋さんをしている家庭が多いので その子供たちは

見よう見まねで とても手際がいいです。

ノリのいい音楽が常になっているので、腰をふりふり、踊りながら楽しそうに

作ってました。


ジュース屋さん(暑いタイではいくつあってもどこも売れ売れ!!)




ルークチン屋さん(みんな大好きな肉団子 イケメンキッズが売り子さん

マンゴーサラダ(唐辛子入りで豪快に作ってました。)


BBQ屋さん(これも売れてました)


パン屋さん


タイ風おでん屋?(タレは辛い)



どれも大体5~10Bで買えるもの。

売れないと、歩きまわって売るという 商魂たくましい小学生も。



ゲームコーナーは 2つ、これも子供がきりもり。

ダーツ(ここは 男子限定?になっちゃってます。)




ソイダオ(紙をひいて プレゼントをもらうタイ式“くじ引き”)




とにかく 右見ても 左見ても デック(=子供) デック デック・・・






笑顔だらけの とてもいい子供の日でした

東北デックタイ みんな元気です! 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (nyatch)
2012-01-16 10:40:02
タイでの基本は、「期待しない」「諦める」「現状を楽しむ」だよね。これができると大抵のことは笑ってやり過ごせます。
自分の家族の事となると難しいが。。。
 (ぱじ)
2012-01-16 15:24:52
この3条件を心得てはいても 子供のことになると 根底のとこに”もしかして?”って淡~い期待を捨てきれない私よぉ。まだまだだね。

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