タイに暮らす:ウチのハーフキッズの日本語&タイ語

2005年生まれのお兄ちゃんK 妹のMちゃん。
好きなものを見つけた2人は今自分で日本、日本語の世界を切り拓いている

男の子だって”ちはやふる”

2020年05月26日 | 百人一首
COVID19の影響で出されていた緊急事態宣言は
緩和され、一部のデパートが営業を再開し始めました。
当初は理髪店が長蛇の列。
行っても出直してこいと追い返されると聞いたので
ちょっと様子を見てから行きました。
マスク着用のまま洗髪。もちろん耳の後ろの紐はびしょびしょ。
でもすっきりです。

最近そこかしこで見る食品棚、立ち止まってよくみてみると
我が家のあるムバーン(集合住宅地)の入り口に置かれているのは
こんなようなものでした。


適量をお取りくださいとのメモ書きがありました。
卵、果物や乾麺など食品ごとに棚が
分類されています。

寄付された食べ物を自由に持ち出しできるこの棚は
もともととあるタイ人がバンコクで始めた活動だったそうです。
多くの人が賛同し、今では国内に600か所も設置されているとか。

置いてあるけど実際持っていく人いるのかなと思っていたら
ちょうど乾麺とマンゴーを差し入れた時 バイクタクシーのおじさんが
やってきました。

すると、ムバーンの警備のおじさんがやってきて
ビニールに 生卵と乾麺、野菜なんかを適量いれて渡していました。
バイクタクシーのおじさんは 「助かるわ~」
と言って去っていきました。

警備のおじさんは
「最近ね、取り過ぎの人がいて困ってるんだ。
どこかで売ってお金にしてるみたいだから
こうして おじさんが適量入れるお手伝いしてるんだ」


と おばさんの私に教えてくれました。

さて、お兄ちゃんK、最近は 時間を見つけては 漫画
”ちはやふる” を読んでいます。

少女漫画をにやにやしながら 読む中学生男子ほど
気味が悪いものはありませんが。


ここでも

読む。

ここでも

読む。

とにかく 読んで読んで読みまくっています。
日本の学校の様子が知れるのも面白いそうです。
部活、修学旅行、文化祭。

こんなに長い時間 一緒に家で過ごすのは、考えてみると
10年ぶりなんじゃないか?と。
喜ばしいことに すっかり日本語環境です。
お兄ちゃんKに至っては 間違い電話以外誰ともタイ語で
電話で会話していないですから。 

普段 タイ現地校で勉強するお兄ちゃんK達はタイ語での勉強が
メインでゆっくり日本語に親しむ時間が取れず、時間があるときね、と
先送りしてきました。

その時が  という訳です。
読みたくても読めなかった本、読めるか分からないけど読みたい本、
に手当たり次第に手をつけ読書に励んでいます。

そんな中お兄ちゃんKは、漫画では飽き足らず
”ちはやふる”の中学生編を読み始めました。
こちらは 漫画ではなく、がっつり小説



漫画では小学生時代の次は飛んで高校生。

こちらは 表紙が一見漫画風ですが、
中身は主人公含め 取り巻くサブメンバーについて
詳しく分かるように書かれた中学生時代の内容です。

久しく自分から日本語の小説(内容は少女漫画であれ)を
手にすることがなかったので こんなこともあるもんだ、と見守ってます。

時々 これなんて読むの? と聞かれますが、
きちんと読めなくても分かるときは
そのまま内容をつかんで進めちゃうそうです。
楽しいから、と。

そう、この楽しいってすごく大切だと常々思います。
楽しくないと できないことは多いです。

いくら教えても覚えなかった漢字、
今は自分が楽しいと思える読書の時間に
読めているのですから。

真剣に遊ぶ坊主めくり

2020年05月08日 | 百人一首
ご無沙汰しております。

タイは緊急事態宣言による外出自粛が少し
緩和され 小売業者や理髪店がお店を再開し始めました。
お兄ちゃんKは久しぶりに散髪に出かけたら 
明日の午後来てくださいと言われたらしいです。
 
ますます伸び放題です。

さて、お兄ちゃんKは時間を持て余し 
とうとうMちゃんの少女漫画”ちはやふる”にまで
手を出しました。 連日連夜読み明け暮れ 43巻を4,5日で読み
更にカルタの理解度を上げるのだと 只今2ラウンド目に突入。
男子が読んでるとちょっと気持ち悪いですが、日本語の練習になりますからね。

連取、とか運命線 とか、自陣&敵陣、 決まり字、当たり札、上の句&下の句

かるた用語を自分のものにしつつあります。

お兄ちゃんKも百人一首に興味を持ってきたし、源平戦でも
やりますか、、、と札を見せると それはしたくないと。

ならば、ぼうずめくり
我が家のぼうずめくりは 結構忙しいです。

ルール
山を作ったら、1枚ずつめくる。
姫が出たらもう一枚と 山の捨て札が取れる。
坊主が出たら持ち札を全部捨てる。

これが一般的なルールですが、我が家では…
姫ルールと坊主(12人)が出たら捨てる は 一緒。
蝉丸の場合、蝉丸を引いたひと以外の人がみんな札を捨てる。
武官(8人) 参議等 参議篁 壬生忠見 壬生忠岑
在原業平朝臣 藤原基俊 藤原敏行朝臣 藤原道信朝臣

引いた人は 自分の左となりの人から札がもらえる。
天皇(8人)天智天皇 持統天皇 光孝天皇 陽成院 三条院 
順徳院 崇徳院 後鳥羽院
を引いた人は みんなの札がもらえる。

を追加するので、真剣にプレーすると結構忙しいです。
勝敗も最後まで分からずうかうかしてられないのです。

名前も覚えてない人もいるので 紙に書いた名前を確認しながら。


ばらばら。。。

整頓。

お! 武官 来た! 左となりのMちゃんから札をもらいました。

わー!姫きたー!もう一枚っ!
ぎゃっ!坊主。

 さようならぁ~

Mちゃんが姫を引いたので 今の全部持ってかれました。無念。

お兄ちゃんKも 今回かなりの姫をひくも 山がなく手札が増えません。

結局Mちゃんの圧勝!


うちの事情&ファミリーメンバー

お兄ちゃんKは2014年小学3年生、Mちゃんは新一年生になりました。 2008-2010年を日本で過ごし、その後タイの 東北チャイヤプーム県のパパの実家で、じいじ&ばあばに甘えっぱなしの2年間暮らしU+27A12012年3月から南部スラタニー県(パパの勤務先)で家族4人暮らしがスタート。 K&Mのタイ語力は目覚しいほどにアップ。現在 兄妹間は どちらかが日本語で話せば日本語に、タイ語で話せばタイ語に という言語スタイル。