我が家では、 “しりとり”なんかの言葉遊びはよくするけど、
“なぞなぞ遊び”は あまり馴染みがなかった。
私のなぞなぞストックとて、数が知れてるし。
定番の“切っても切っても切れないもの な~んだ?”とか
動物の名前なぞなぞ
:冷たい“ゾウ”は?(冷蔵庫)とか きたない“ゾウ”は?(雑巾)
:他、”サイ”や”アリ”を使っての (サイフや ヤサイ、アリガトウ)
はっきり言って レパートリーが増えないので
どれも 子供たちに飽き飽きされていた。
そんなところへ、
8月に来た日本からのお友だちRちゃん(小1)が
“なぞなぞ”を数多く紹介してくれ、
それが かなり印象に残っていた。
なぞなぞ作りもいいなぁなんて。
一年生の“こくご”の教科書に お野菜の“なぞなぞ”があった。
答えが 竹の子とピーマンというタイでは というか
我が家では どちらもメジャーなお野菜でなく、お兄ちゃんKも Mもなかなか
ピンとこなかった。
じゃぁ ということで タイのお野菜と果物で
“なぞなぞ”を作ってみようということになった。
なぞなぞを作る・・・
といっても 容易なことではなく、初めは作り方がわからず、
普通のクイズのようなものになってしまった子供たち。
「丸くて オレンジ色の果物は?」 とか
「赤くて 丸いの。Mの好きなお野菜は?」 など。
Mが好きな物って言ったら トマトに決まってるでしょうに 。
・・・これでは ひねりが足りない
ネットで調べてみると“なぞなぞ”の作り方は大体こんな感じ。
①比ゆ的に。ある物を例えて表すことで
意味をまぎらわせるタイプの「なぞなぞ」。
(四角いボールは何だ? 答え:段ボール Rちゃん作)
キーワードは 比喩、たとえ、見立てる、なぞらえる、擬する
②しゃれ(掛けことば)の原理を使って、意味を隠し作るタイプの「なぞなぞ」。
(とってもとっても減らないもの何だ?:答え:歳や 写真が答え)
キーワードは しゃれ、駄洒落、地口、掛けことば
③文字の並べ替えを(または 文字を分解して)工夫して作るタイプの「なぞなぞ」。
(お日さまから 生まれたものは何だ? 答え:星 )
・・・漢字を知ってこそできる ちょっと高度な なぞなぞだ。
キーワードは 字謎
単なる“なぞなぞ遊び”でも 日本語力は つくだろう。
だって、文字でやりとりされるのではなく、
言葉のコミュニケーションによって成りたっているわけだし。
どこでもできる鉛筆や紙いらずの言葉遊び。楽しく遊べて語彙が増やせるなんて効果抜群ではないか。
それに、自分で作ったなぞなぞを 大人相手にして勝てる喜びは大きい。
そういえば思い出した・・・
小学生の時のこと 誰かが作ったこんな字謎なぞなぞが流行った。
「木へんに、青って書いて“ブルーベリー” 木へんに、赤って書いて“さくらんぼ”
木へんに、茶(色)って書いて“キウイ” 木へんに、白って書いて “梨”
じゃあ、木へんに 黄(色)って 書いてなんだ?」
色と果物は適当に変わっていたと思うけど、
大の大人が真剣な顔で “バナナ”とか“レモン”とか答えてくれるのが
とてもおかしかったのを覚えている。
答え:横(よこ)です。
子供の“なぞなぞ“に わざと間違えてくれていたのかもしれないけど。
当時難しかった? ”横”という漢字が すんなり記憶できたのには間違いない。
そして、子供たちが 時間のあるとき 作ったなぞなぞがコレ。
作りやすい 物に見立てたなぞなぞ作りから。
(書きとめていてないので、大体こんな感じで出されていたと思う。)
果物編
①「竜の卵はピンク色。ギザギザで 割ると中は白。ホクロがイッパイ これ 何だ?」
答え:ドラゴンフルーツ
:どぎついピンク色なのに、中はさっぱりした白。
淡白な味でジューシー。
②「ものすごくかたくて トゲトゲしているお洋服の中は 黄色い体。
お洋服を脱ぐと とっても(汗)くさいよ。これ 何だ?」
答え:ドリアン
脱ぐと・・・
:普通タイでは夏季(3,4月)が食べごろのドリアン。
でも ここ南部では 今が旬のドリアン。
市場に山積みされたドリアンに 惹きつけられ トゲトゲした殻つき1つ大体3キロだけど、
(1キロ60B〈200円弱〉)毎朝 買い その日に食べてしまうこと 1週間。
体は暑くなるは、体重は増加するは・・・いいことなんかないけれど、病みつきとはこのことです。
シーズンが終わるまで 食べ続けるでしょう。
それにしても、市場のドリアンおばさんは 手の皮が厚いのか素手ざんす・・・
③「緑のカチカチのお洋服をきて、高い木の上にいるから、よくおサルさんに取ってもらうよ。タイは どこ 夏?」
答え:ココナツ(ココ 夏)
ココナツのジュース、中の果実は タイのお菓子、お料理によく使われます。
でも やっぱり きんきんに冷えたココナツの上の部分をスパっと切ってもらい、
ストローを差し込んで飲むフレッシュなココナツジュースが一番 おいしいですね。
最後の “タイは どこ 夏?” は まさに シャレ。お兄ちゃんKの傑作品。
*ノートに書いたものでは。(M作)
*もじゃもじゃのおようふくで❤きにいるよ。❤いろじろです。答え:ランブータン
*みどりのおよ(う)ふくに くろいもよう。ふくをぬぐと あかいよ。
(そして残りのマスには、なぜか とりつかれたように ❤。)答え:スイカ
2つ目は 自分で書くといったものの 見事に鏡文字・・・。
お野菜編
「みんな細くて下におひげ。体の中はトンネル。お水の中にいるの 何だ?」
答え:空芯菜
タイ料理の代表的な炒め物と言えば、“パックブン ファイデーン”。(強火で炒める空芯菜)
タイ語で初めて覚えた お野菜の単語は コレでした。
お兄ちゃんKの小1の理科の教科書には、水辺に育つ植物:蓮
の次くらいに紹介されるもの。
そして 字謎なぞなぞに挑戦したお兄ちゃんK。
二人で 一年生の漢字を眺め・・・そしてセレクトしたのが
*音と白(お日さまの“なぞなぞ“で 日があると作りやすそうだと話したので。
他、貝や 天、大、空。
①お日さまの上に立つと、出るもの なんだ?
②空の中で一ばん大きなところは なんだ?
③お日さまの頭にかみのけ一本で なんだ?
④目とは(歯)だけしかない生きものは なんだ?
①~③は私もちょっと手伝ったりしたけれど、④は一人で作ったご自慢の作品。
他、
“大(きい)“が 答えのなぞなぞ。
「人が一人います。その人は 大きい?小さい?」
“空“が答えのなぞなぞ。 (結構 強引に作った“なぞなぞ”。)
「おやねの下にハエがいるけど、本当はどこにいる?」
この字謎の ”なぞなぞ作り”
漢字の復習にもなるから 今後 漢字を覚えていく過程で使えそう。
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