タイに暮らす:ウチのハーフキッズの日本語&タイ語

2005年生まれのお兄ちゃんK 妹のMちゃん。
好きなものを見つけた2人は今自分で日本、日本語の世界を切り拓いている

貼り絵コンクールに参加

2013年09月22日 | タイの幼稚園行事
今年 年長さんになってから
何かとイベント参加の機会をいただくMちゃんです。

今回は、貼り絵

でも今回は あまりに練習時間も少なく、母子ともにきつかったです、ハイ。
(ちょっと今回は、暗い日記に仕上がってしまいました)



・・・・・・・・・・・・・・・・
参加の話がきたのはいきなり。
21日のコンクール本番まで2週間きっており
私としては、九月は月末に試験があるし、そちらに時間を割きたかったのが本音。

ある日お迎えに行くと

「今日から貼り絵コンクールの為に 土曜日登園、お昼寝返上、午後も五時まで練習です。
本番は三時間。三人ワンチームで、画用紙に コレを作りますね。県大会なので頑張りましょう!」

とまくしたてられ、見せられたのがこの写真。




!コレ!?無理でしょう…。
美術の課題試験じゃあるまいし、三時?!
集中力が持たないって。
しかも旗…ASEAN。覚えてください?

いくら年長さんでもこれは求めすぎではないですか?
と言いたかったけど、先生の意気込みはものすごく
口を挟める感じではなかったです。

Mちゃんは特別器用な子ではないと思うけれど
そこそこハサミで物が切れること
忍耐力がある事(この前の書写コンテストで最後に残っても一人玉の汗をかきかき
仕上げたところ)を買われて今回の参加に至ったようです。


他の二人の PちゃんとLちゃんは、 先生のいうが聞け
テキパキ手を動かせるタイプに見えました。
今回の切り絵コンクールには、個人の持つセンスや
独創性は求められてないようです。

貼り絵に割ける時間がお昼寝時間と午後三十分のみであとは家でしてくださいといわれたものの
家に帰れば、シャワーに宿題、夕飯、就寝とそんなに時間はなく。

とにかく、担当の先生の口やかましさに
Mちゃんはちっとも楽しくなさそうなのが
気になってました。

Mちゃんの担当は初め
背景となる空、川など。
その部分が終わらないと、他の二人が旗やら、家などを貼れないので
とにかく急いで切って貼るように連日言われました。

お迎えに行くとハサミが中指に食い込んで凹み赤くなり、
顔にボンドが付いて、手がベタベタになっているMちゃん。
決してモタモタしている訳ではなく、丁寧に紙の端っこまで糊付けするから
時間がないのとボヤくMちゃん。



去年このコンクールで一位を獲ったという事で
相当 力を入れようが、半端ない担当の先生です。

もう少し園児のキャパを見極めて欲しかったです。
本番前日の午後はやりたくないと泣きじゃくるLちゃん。
プレッシャーをかけられ、相当限界にきてるようでした。

結局、Mちゃんは 前日になり
背景の担当から外され、人間四人、車五台、カラス三羽の担当に変わっていたし、
コレに変えましたと見せられた画用紙には
ASEANの旗はなく、無難な風景画に。



ASEAN国旗を覚えた時間は何だったのか。
Mちゃん最後は頭ごちゃごちゃで、旗見て

「インボネシア!?あれ、インボーシア?だっけ」
トンチンカンなことになっていたっけ。



先生がコロコロと題材を変え、切り貼りの担当場所も変えては
園児が困惑するのは当たり前。

そんなことお構いなしの先生、余りに余裕がない上、園児への励ましより
結果優先の立場に腹が立ち、途中から一切
家での練習を放棄しました。

家くらいリラックスさせないと、体力も心も持たなそうでした。
実際Mちゃんの担当は、小さいパーツが多く集中して作業するせいか
気持ち悪くなり、吐いてしまった日もあったとか。

私としては、早く本番終わって~に尽きました。

迎えた県大会貼り絵コンクール当日 21日。
近くの幼稚園集合。
行ってみて分かったのが、この日が
スラタニー県コンクール日だったということ。
貼り絵以外に粘土、工作、水彩画 部門や語学スピーチ部門、科学発表部門など色んな物で競われていました。
サムイ島から海を渡って参加する一団も…そう言えばサムイ島も同県内…。

体育館が会場。

(ちぎって切って貼って…と書いてあり、カメさんマークがあるけれど
スローなイメージとは裏腹に、スピードが競われてました)


スタート直前の写真。
笑顔の先生と見事に笑顔がない三人組。
だ、大丈夫かぃ?みんな。



本番は、園児のみで貼り絵をすると聞いていました


が…この通り。


最悪な事に、Mちゃんのグループは体育館脇。
壁が柵なのでこの通り先生がいつもと変わらぬ態度で
三時間喝を入れっぱなしでした。
張り付いてました。

先生…ちょっと落ち着いて。
など言えません

殺気立ってる!?

委員の人の見回りが来ても、ガンガン柵越しに園児とコンタクトを取りまくる…。
誰かこの先生を連行して下さーい!(心の叫び)
これでは、意味がないではないか。
最後くらい園児の力を信じて
三人で挑戦させてあげればいいものを…。

先生…声大きいって。
あまりの凄まじさに、他校の先生も恐れおののく様子でした。
体育会系のコーチみたいでした。
柵がなかったら、飛びかかるんでは?という感じ。

まずは、○○色切って!
どうして言われた通りにできない!
聞きなさい!
貼り直し!
切り直し!よそ見しない!
昨日したでしょ!
言った通りにしなさい!
集中!
しゃべらない!(ってそれはアナタでしょうが!と突っ込みたかった)
あーじゃない、こーじゃない チっ(舌打ち)まで。



とにかく延々やかましかったです。
私が園児だったらビビって泣いてます。

コンクール見回り委員も、園児に声を掛けないで下さいと注意してくれればいいのに、
やはりここはタイです。 ルールに甘いというか何というか。

暑い中、体力と園児の繊細な心が持つか?
園児の反応はというと みんな頑張ってました。
本当に一生懸命でした。

ガンガン言われながら、暑さでホッペを赤くして何度も切り直したり貼り直したりするLちゃん。
(切ったものが飛んだらいけないから、扇風機じゃないだろう。
当日は冷房完備の体育館?と期待していたらこの通り激暑熱風の体育館、まさかの天井扇風機でした。)

ガンガン言われながら、ハイ、ハイ、と素早く作業を進めていたリーダー格のPちゃん。

ガンガン言われても、振り向きもせず背を向けモロ無視するMちゃん。え?まさかの反抗?

「お母さん、Mちゃんを呼んでください」 と言われてしまい

呼ぶと 振り向き顔がお口への字の泣く寸前の表情ではないか。
一mもない柵越しからすごい剣幕の激昂に背中で必死に耐えていたMちゃん。

とにかく褒めちぎってその場を離れてみました。

体育館をぐるりと一周してみると色んな子供達がいました。

おしゃべりしながら作業をし、楽しそうな三人組。
切った余り紙をかけ合い、雪合戦をしている三人組。
出来たよ~と作品を持ち上げ、柵越しも先生に見せる体育館中央の三人組。
提出前に記念撮影していた三人組。

(あぁせめて Mちゃん達も作業場所が体育館中央だったら…)


そして戻ってみると、やっぱり先生…相変わらず。
でーん!




結局二時間ちょっとで全組終了。

作品を提出して消えた先生、園児への声かけは??
最後まで結果ばかりを気にしていた先生です。

今回は本当に気疲れするコンクールで後味も悪かったです。
Mちゃんに聞いてみると 意外にも

「先生?怖くないよ。 楽しかったよ。」 本当かぃ!?

(この先生、実はMちゃんの年長さん時の担任の先生です。恐らく 先生のやかましさに
慣れてるんでしょう)


家に帰り ケーキを食べ…六歳おめでとう!
Mちゃん16日にお誕生日でした。


その後は、お昼寝たっぷり。
Mちゃん 途中薄目を開け

「ねぇ、M 今日は お見事だったでしょ~? お疲れ様でしょ~。でも来年はもう結構ですからぁ…zzz」

寝言? 兎にも角にも 大変見事で、お疲れ様でしたよ。
カーさん 途中で涙が出そうだったのよ。
添い寝でMちゃんをぎゅうぅぅ。

起きてから、一緒に闘った同志 LちゃんとPちゃんに何かプレゼントしたいというとMちゃん。

せっかくなので、もうこれで、今年最後の切り貼り作業?
鉛筆に 和紙を貼り、ワックスを塗りました。




Lちゃん、Pちゃん、お疲れ様ー!


週明けに聞いた結果 一位だったそうです
先生にコンクール日預かった道具をお返しに行った際聞いたもので、
「お母さん、Mちゃんにも伝えてください」 と言われました。


本来ならば先生が直接言ってあげるべき言葉だろうに、
最後まで印象の悪さが残り、せっかくの一番も
あまり嬉しいものでなくなってきました。

消化不良で、何だかすっきりしない私です

暗い日記になってしまいました…。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした (隊長?)
2013-09-26 18:57:00
うーん!またもや早く言ってよ~の連続!!

タイの方はおっとりしている所もありますが、きっついところも…併せ持っていますよね。

体育館の作業は良く頑張りました。暑さムンムンですよね。そこにじっと座っているだけでも疲れそう…

でもだんだん強くなってくるというか…精神的にも肉体的にも…

またどんな事件があるかな?先が楽しみです。
疲れました… (隊長へ)
2013-09-26 23:45:24
こんにちは。
貼り絵の結果作品を見たくてホームページを見ていたら
当日の日程表やら評価基準などもあり、覗いて見てびっくり。
その細かいこと!幼稚園なのに…。
こんなもんなんでしょうか。
タイは小さい頃から、何かと細かく成績や出来栄え、順位を
数字化して評価するイメージです。シビアですね…。

成長する過程で子供もストレスが多くなりそうですね。



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