低山徘徊の記 プラス 日常ブログ

日常生活、九州のお山の散歩や芋焼酎・・・そんな自分の好きな事だけ書き散らす。どうでも良いよな、ブログですね。

3色溶岩のかけら

2012-08-20 21:44:28 | 日常日記

徘徊後の山道具をメンテ。デジカメバックの中から出てきた石コロ3個。高千穂峰の寄生火山である御鉢の火口縁、、馬の背を歩いていると不思議に思った、、いや、不思議に思っていたのを思い出して目に着く色違い3個をバックに放り込んだ。御鉢の登りは赤ザレ場、御鉢と高千穂本峰の鞍部の背門丘方向には黒い石コロが多くなる、、そんな気がしてたのを思い出した訳で。で、調べてみると、赤も黒も同じ頃の御鉢の噴出物らしい、、13世紀頃というと1235年の文暦噴火がこの赤黒の石コロや層をつくった噴火のようです。この噴火は記録に残る霧島としての噴火では最大規模の噴火だったと言う。ではなぜ赤と黒の溶岩なんでしょう、、単純に溶岩に含まれた鉄分の酸化の仕方の違いなのだそうで、同じ酸化鉄ながら、赤い石コロはFe2O3、、所謂、赤サビ。黒い方はFeO、、ウエスタイト??鉄の空格子を多量に含んだ結晶で酸化第一鉄とよばれ・・・・こりゃ、、もう理解できません、、が、、まっ、、噴き出た溶岩の冷やされた状態の違いで赤くなったり黒くなったりすると、、言う事だろうと想像。そして平成に噴火した新燃岳の灰色噴出物が降り積もり、、この3つの石コロのように、、赤、黒、灰の3色の石コロが馬の背辺りで混じりあっている、、、そんなトコロでしょうか。

霧島 高千穂峰

2012-08-18 22:20:29 | 徘徊の記(霧島山系)
霧島2日目。今日は高千穂峰を歩きます。実に4年ぶりです。常に新燃岳噴火の噴煙を浴び続けた山です。本日もたぁ~さん同行、1月に宮崎県の小松山に一緒に登ったIちゃんも参戦。7時に高千穂河原で合流です。

まったく進歩のない事に気づいてしまいました、、4年前と、、ほぼ同じ場所で同じようなアングルで写真を撮ってるんですね。左側が2008年7月、右側が今回の写真、、おかげで比較できちゃいましたけど。赤茶けたお鉢のガレ道の上に、灰色の新燃岳の噴出物が積もっています、、お鉢の登りは3歩登って2歩分崩れるみたいで相変わらず歩きにくい。しかしこの辺りの赤松は火山性ガスの為か、ほとんどが枯れてしまっています。

2008年7月のお鉢中腹から。

2012年8月です、植物が大きなダメージを受けているのがよくわかります。

お鉢の上に登り着き火口縁の馬の背へ、ここも、一面灰色です。向うに見える高千穂峰本体への登りが、、またまた大変そうです。

そして、案の定、、青色吐息の足腰ガタガタになりながら、、高千穂峰山頂。天の逆鉾は健在でした。山頂もやはり新燃岳より飛んできた小石状の噴出物が積もっています、この逆鉾の回りの丸太の囲いの下は、、もっと岩に覆われていたはずですが。

それにしても快晴です。高隈山、開門岳、桜島、、南さつま方面の金峰山まで見えていました。

枯死したミヤマキリシマ白骨樹?があちこちに、しかし、その下には青々とした次の世代のミヤマキリシマがしっかりと生まれています。

昨日歩いた韓国岳をバックに新燃岳です。今日は噴煙すら見えません。

桜島をズームで、、こちらも穏やかな様子ですね。
心地よい風と、ジリジリの太陽と、冷たく冷えたビールをあおりながら、、ただただ眺める絶景に感動です。ミヤマキリシマも復活してるし、、このまま穏やかに落ち着いて、、縦走路復活、セタオ道復活、大いに期待したいと思います。

お鉢の下りで、、愛しのzippo紛失、、こんなの拾った方、、お知らせください、、もう、、ザレに埋まってしまったかな??



霧島 韓国岳北峰~韓国岳本峰~大浪池

2012-08-17 22:49:35 | 徘徊の記(霧島山系)
実は九州道のえびのPAから霧島の山々を一頻り眺めて、、えびの高原キャンプ村へ予約の電話。えびの市で食糧を調達しキャンプ場に向かいながら今度は、鹿児島の山友「たぁ~さん」に霧島到着を連絡。人の迷惑を考えず、まぁ~、本当に出たとこ勝負の気の向くままの行動で、m(_ _;)m ゴメン!!!。このような勝手気ままな行動には必ずどこかで大きなしっぺ返しが付き物のようで・・・キャンプ場に到着と同時に、大粒の雨粒がボトリ、すぐに激な滝雨。テントサイトには水が張り、管理棟で茫然自若ですが、雨脚は一向に衰えない、とりあえずの入浴中に少しは小ぶりになったものの、車中泊を決定!管理棟で、カップヌードルをすする変なフランス人2人組と一緒にビールとコンビニ弁当を頬張りました。この変なフランス人は日本語×。英語も簡単な単語程度。ロシアに入りモスクワ~ウラジオストックまでシベリア横断鉄道ではるばるやってきたツワモノでした。えびの駅からここまでは、、親指立ててニンマリ??おおおっ、ヒッチハイクですか!?17日は韓国岳に登るらしい!言葉は違っても結構意思は伝わるものですね。でも内気な私、、シュラフに包まりながら写真に一緒に写ってもらえば良かったと、、後悔してたらいつの間にやら撃沈。


本日、5時半起床、快晴。山道具の準備をし、今晩のお宿を設営し終えたトコロへ鹿児島のたぁ~さんジムニーが到着です。

7月に1年数か月ぶりに入山規制の解除された韓国岳。今日は爆裂口に取りつき、二人とも未踏の韓国岳北峰へよじ登り火口壁をグルリと回り本峰から大浪池へ下る事にしました。

韓国岳本峰の登山道1合目の標より左折、沢沿いに進みますが、なんだか、さっぱりたどるべき道筋を外してしまったようです。

背丈より高い笹藪に突入したり、抉れた窪地に嵌まり込んだり、少し藪こぎが途切れると、なんと一面、アザミの絨毯!!短パン小僧には致命的なアザミ絨毯連続です、その内、目視できていた、爆裂口の鞍部も雲の中!?藪こぎに進退極りこのままではどうにもニッチもサッチも?行かないようで本峰登山道側に見えた大岩の連続によじ登りこの筋を爆裂口の鞍部までつなぐ事ができそうです。

で、、どうにか辿り着いた爆裂口の北峰と本峰の鞍部。予定外に、ここまで2時間です、眼下には火口底も間近に見えていますが、火口は直径900m。北峰に登り火口壁をグルリ周回するつもりですので、ここは火口底には降りず北峰直登としました。

ガレ場とミヤマキリシマそして、、ここもアザミに泣かされます、右側は火口の絶壁ですから、左へ左へ突き立つ岩峰を巻きながらひたすら登ります。

視界が効けばかなりの高度感でしょうね。昨夜の激雨の名残か?火口底にできた池も時折ウッスらと見えてます。

約30分で北峰山頂のケルンに到着。たぁ~さんの楽しみにしていた北峰山頂から甑岳を見下ろす景色は!?ガスが晴れず残念でした。

ところがところが、、本峰へ周回中に、、ポッカリと一瞬ですが甑岳!火口の中が覗けました。

私は新燃岳を臨みたかった訳で、このガスに諦め気味でしたが、こっちははっきりくっきり!、内部の様変わりに驚きました。

韓国本峰から大浪池を西回りし下山、なかなか苦労した爆裂口でしたが、あとは至って快適に、、しかし大浪池の下りは膝痛でした。今日の温泉は少し足を伸ばし白鳥上湯の露天風呂へ加久藤の絶景を楽しみました。ついでに、、えびの市まで下り、焼き肉屋で鱈腹栄養補給したのは内緒です(味気ないです)。キャンプ場に舞い戻り、、これを書きながら、満天の星空の下、霧島ロックをグビグビ、、おお、短パン短シャツじゃ、、寒いです。

霧島

2012-08-16 20:41:38 | 徘徊の記(霧島山系)
加水分解でソールの割れたブーツと千切れかかったハーネスのザックを、モンベルさんに修理のお願いをした。さ~て、修理代は幾らになるんだろうと少々、いや、かなり心配だったのだけれど。修理完了の連絡をもらい、嬉しい事にザックの修理はサービスしていただけるとの事!ありがたやありがたや!!

で、夏季休暇の始まった16日、モンベルトリアス店でザックとブーツを受け取り、そのまんま再び九州道に飛び乗り、、一気に南下。

なが~い、加久藤トンネルを越えると、、そこは、、宮崎県えびの市。トンネルを抜けてすぐの、えびのPAから見える霧島連山は何時眺めても素晴らしく、PAに用もないのに立ち寄ってしまいます。今日は夏雲がモクモクと湧いています、、本日より18日まで、、どっぷりと霧島に浸ろうと思います。

九重

2012-08-05 10:52:41 | 徘徊の記(九重山系)
夏の太陽を浴びながらも快適な山歩きをしたくって4日、突発的に九重まで、、特にどこのピークを目指してって訳でもなかったのだけど道々、牧の戸峠から天狗ケ城・中岳をピストンでと、、なんとなく決定。

やっぱり、、九重といえども、、侮るなかれ。山の天候は劇的ですね。下界ではいつもの熱い1日が始まっていますが、牧の戸峠で車を降りると、突風で寒い!!短パン短シャツで歩くつもりでしたが、、気温18度!パンツを長くして、長袖シャツに装備変更。念の為雨具と薄手のフリースをザックに追加し出発。沓掛の肩まで一気に登りましたが、気管支喘息気味、、ヒィヒィゼイゼイ。正面から大風を受けると息もできません、目の前でベンチに座ろうとした山ガールスタイルの女性が風にあおられもんどり打つってます。沓掛山から見えるはずの星生山どころか、、先の縦走路すら押寄せてくる雲で見えません。雲の中は降ってるようですね、、飛沫がビシビシ飛んできはじめました。

沓掛山頂付近は停滞した人たちで混雑中、ここから先は更に風が強そうで、小学生の団体さんもいるようですが、、風で飛ばされそうじゃない?軟弱な私は、、ここでサッサと撤退決定、、沓掛の肩へ戻り下山開始です。牧の戸峠の方向は風も穏やかです。おおっ、自分の目の高さより低い位置の虹って言うのも初めて見たような気がします。

駐車場までもどり向側の黒岩山にでも行こうかなと、、、見上げると、、つい先ほどまで見えていた山頂は、、アッと言う間に雲に呑まれてます。で、、、仕方なく、、蓼原湿原をウロウロと。この花はフロウですか?

シモツケソウ?

これはヒゴタイですね。
もっとイロイロと写したのですが、、湿原の中もかなりの風、、お花もフラフラグルグル煽られてますので、、ほとんどがブレぶれで、、、スカッと歩くことはできませんでしたが、、まぁ、、こんな日もあると、一人納得。