低山徘徊の記 プラス 日常ブログ

日常生活、九州のお山の散歩や芋焼酎・・・そんな自分の好きな事だけ書き散らす。どうでも良いよな、ブログですね。

杉越~扇山1661m(宮崎県) その2

2013-10-13 23:59:05 | 徘徊の記(九州脊梁山系)
九州脊梁山地を続けて歩く

見晴らしの岩を下り先を急ぎます。と、、、、九十九折れを下り曲がり切ったそこで、、、バッタリと出くわしてしまった!獣が2頭、道のド真ん中に、、距離は2mもなく、、お互いに固まった、、、と思った瞬間。パンと跳ねて谷をドドッと懸け下る、、もう心臓がバクバクです。先ほどからの気配の正体が判明、そう。鹿!だ~れもいない山の中で突然に出会うと結構ビビるものですね。更に馬つなぎ場でも1頭目撃。GPSの地図ではこの辺りに三角点1443.7mがあるようだ。帰りに探してみようか。

気を取り直し歩きます。思わず見とれてしまった朝日の木漏れ日に紅葉。

二本ブナを8時45分通過。

見返りの坂の標を過ぎて暫く、、右手の稜線方向に何気なく送った視線の先に、、マタマタ木々の間からジッとこちらを窺う鹿!カメラを構えたら既に姿はない、、残念!と、、カメラを下ろすとマタマタ居る!ザァザァと走り去る音が3回、、3頭が走り去ったようです。走り去った方向から「ケーン」「ケーン」と鳴き声が聞こえます、、近場の仲間に危険信号を発している様子、、白岩岩峰の鹿よけネットの必要性を改めて感じます。霧立越は彼らの濃密な生活圏なのですね。

平家ブナ9時15分、滝・尾前古道分岐9時25分、9時50分扇山山小屋に到着。立派な山小屋ですね。

10時15分、待望の扇山山頂1661mに到着!だ~れも居ない。3連休のド真ん中ですから結構な人が登っていると思っていたのですが。360度の展望と言っていいでしょう。風もなく広がる青空にたった独りの山頂。贅沢な時間ですね。

今来た霧立越の方向を眺めます。水呑の頭と向坂山は重なっちゃってるようです。その下辺りに林道が山腹を横切ります、、その林道下に縦に流れる崩壊跡が何本か、その内の1本は、

おおっ!これは滝ですね。有名な幻の滝ですか!?
一通り回りを眺め満足したところで燃料補給。大口開けてオムスビを頬張っていると、本日初の人との出会い、、ご夫婦が二組でした。11時、下山開始。


復路は紅葉を楽しみながらペースを落として歩きました。見晴らし岩下で休憩中に縦走者1名とすれ違い本日5人目の人との出会い、、しかし、鹿さんにはもう10頭以上、、2倍返しの頻度で出会ってます。三角点1443.7mは結局見つからないまま15時、ゴボウ畠に無事到着。いや~ぁ、我ながらよく歩いたもんだと、、小さな満足感。素晴らしいコースだと思います。霧立越!次は向坂山から三方山までのピストンを考えてみたり、いつになるやら?


杉越~扇山1661m(宮崎県) その1

2013-10-13 23:56:24 | 徘徊の記(九州脊梁山系)
九州脊梁山地を続けて歩く

10月12日土曜日、熊本県山都町 道の駅清和文楽邑に21時前に到着。コンビニ幕の内弁当を肴にビール、焼酎を味わい22時には車中泊態勢、、午前1時、、寒くて目が覚めた、、気温は5度!?厚手の毛布を追加し再び爆睡。4時半に起きだして6時半には宮崎県は五ヶ瀬町のカシバル峠に到着。6時45分、ゴボウ畠より杉越を目指す。9月の3連休二つを棒に振ってしまったので、、今回は是非是非、扇山まで霧立越を堪能したい!

絶好の山日和!朝の空気が気持ち良すぎます!

おお~っ、向坂山だ。ここらは8月にも周回したので今回は眺めるだけ。杉越、白岩岩峰を越えて水呑み頭の分岐を7時40分通過。ここからは私にとって初めてのコース。扇山山小屋まで6900m、往路は一気に歩いてみよう。

もう山はすっかり秋の装い。大っき目のドングリがこれでもかって位に転がってます。もう最高に気持ちの良い霧立越の縦走路を快適に歩くのですが、、何やら、、気配を感じるのですね、、フッと立ち止まると、、少し上の稜線辺りをザザッと過ぎ去って行ったり、、

8時10分 灰の木頭の下部で展望が開けます。霧立越の稜線と並行して走る向霧立の山々が一望です。目を凝らすと、、山の中腹にある集落を発見。なんだか天空の農村って感じですね。

少し先の右手に登ると見晴らしの岩。霧立越の道沿いにはこの少し白っぽい路岩があちこちにあります。ここも絶景です。向霧立の山々の連なりから今から向かう扇山方面まで一望です、まだまだ目的地扇山は遠い。ん、あれ?遥か彼方に見えるあの特徴的な山は・・・ひょっとして、、高千穂峰!?、と、、すると、韓国岳も見えてますね。

実は先ほどの灰の木頭の下部からも霧島は見えていました!!ほ~ら。くっきり霧島です。写真撮った時に気付かなかったのですが、、