夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

胡散臭い作品たち 刷毛目茶碗 バーナード・リーチ作

2017-05-22 00:01:00 | 陶磁器
陶工バーナード・リーチの作品にも贋作が横行しているようです。

刷毛目茶碗 バーナード・リーチ作
共箱
口径124~128*高台径63*高さ82



共箱もなにもなく、ただ「BL]という印銘があるだけの作品です。



実に手取りの軽い茶碗です。



バーナードリーチの刷毛目の茶碗には下記のような作例があります。



バーナードリーチの胡散臭い作品は残念ながら当方にもいくつかあります。

印も箱書もいくらでも模倣できそうな作品ですので、胡散臭い作品が市場に溢れています。大皿や壷、絵付けのあるような大作はすぐに真贋が解りますが、茶碗はちょっとだけ真贋が解りにくいようです。



決め手は「雰囲気から和風ではない、どこか西洋風の趣でありながらきちんと和風」という点ですが、非常に曖昧なようであまり手を出さないようがよいようです。

下記の2作品はインターネットオークションに出品されていた共箱付きの胡散臭い作品・・。

掛合釉茶碗 伝バーナード リーチ作
共箱
口径110*最大胴径120*高台径57*高さ83









蝶文茶碗 伝バーナード リーチ作
共箱
口径1118*高台径59*高さ85











刷毛目茶碗の出来がちょっと違う。他のふたつは何かの食器にでも・・。













印銘でも共箱でも真贋は解りにくいのですが、作行きからの良し悪しが一番解りやすいようです。共箱でない「刷毛目茶碗」の作品が筋がいいようです。


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