夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

醒睡是非 小川芋銭筆 大正9年 その5

2024-05-15 00:01:00 | 掛け軸
先週末はデズニーへ・・・。



まだオープン前でしたが、ここでは仕事でいろいろと係わったので、各所に思い入れがあります。



作り方も前とはだいぶ違うし、企画も技術も格段に進歩していますね。



5月の連休中は集客が減少したようですが、この度のオープンでまた増加しそうです。



訪れた人々も皆愉しそうでした。現実から離れ肩の力を抜くには最高の遊び場・・・。

さて本日紹介する作品は小川芋銭です。小川芋銭の作品は贋作が多いので要注意で、とくに河童を描いた作品は怪しいと思っていたほうがいいらしい。本日紹介する作品は蛙・・・。



醒睡是非 小川芋銭筆 大正9年 その5
紙本水墨緞子装 軸先木製 共箱二重箱 
全体サイズ:横280*縦1360 画サイズ:横180*縦770

 

作品中の賛はよく読めませんね。



箱裏には「大正9年作(50歳頃の作) 芋銭子題 サイン」とあります。



書状が同封されています。



「御約束の芋銭に言簡 漸くお手元へお届□致し運びになりホッとしました。永い間お待たせ致しまして相済みませんでした。長文のものが多く頃合のもので墨味と佳し。又私事にあまりふれていないもいのをと思い絵?の中でひろげているうちに二吋□余り出て来て、風呂場で水をかかぶり下着を変え机に座ったところです。時節柄御自愛第一祈りあげます。
片山美智雄 山田□兄」



「片山麟一氏は岡山県津島の産、趣味人として書画の集収家であった。その息方片山美智雄君は美校出の漆芸家で親交があった。乞うて割愛してもらった。手紙にも後にお願いして貰ったものである。おそらく15年前であったと思う。当時は30万円であった。昭和五十八年一月□□ 山田健周 忘備」



箱書は下記の写真のとおりです。

 

大正9年の作、作品中の印章(資料と一致)などから真作と判断していいのでしょう。現実から離れ肩の力を抜いて愉しむ作品・・・。







































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