20INCHERS

RIDING LIFE

history of a riding town

2008-09-17 08:04:41 | Weblog
リスペクトする数多くのライダー。
エピソードは数知れず、一言では語れず。

有名どころからマニアどころまで、少しずつではあるがこの場を借りて読者の皆様に紹介して行こう。




高校生の頃、とある文献よりアメリカ西海岸で熱いライディングを繰り広げるライダーを取り上げた記事を読んだ。
メッキのスラマーに黒のOGバー。スチームローラー→1/2パッカー→Fトラック→1/2パッカー→逆足アンクルデス→ローリーポーリー。単品のローリーポーリー。
以上のヒントでライダーの名前が特定できた方とは、是非とも熱く語り明かしたい。


その後大手であるホフマンバイクスよりサポートが決まり最高のプロモーションをするべく初来日を果たした。
時は13年前。
大阪なんば高島屋前。カリスマの初来日という緊急事態に日本中のライダーが大阪に集結。ビデオを映像の劣化するまで繰り返し巻き戻して見た存在が目の前に。
メタリックパープルのBIG DADDYにホフマンバイクスのスーパーフォーク、CPのOGバーを誇らしげに引っ提げ現れた。




DAY SMITH。




最先端のライディングを薄暗い夜のスポットにも関わらず次々と披露し、ライダーの盛り上がりは最高潮に。
負けじと迎え撃つはジャーニー君、小田君、旭、尾西兄弟率いるハーベストマーケット(マジックフルーツの前身)勢。
DAYのインパクト及び衝撃もさることながら、大阪勢もスキルはほぼ互角。赤いモラレスに乗った旭の当時国内最速のスピン、いつ見てもどこかお洒落で優雅なライディングのジャーニー君が見せる、ペダルロコモーティブグライドに失神しそうになり、あまりのショックに乗りたいのに乗れなかったのを覚えている。
史上最強のジャムセッション。

当時自分もBIG DADDYに乗っていたが、DAYと会ったことにより、さらにホフマンバイクスフリークになった。DAYから直々に買い取ったサイン入りの数枚のTシャツを穴が空いても破れてもずっと気に入って着ていた。何度洗ってもDAYの体臭がとれなかったのが印象深い(笑)

地元に帰ってからもひたすらDAYのライディングをあらゆるビデオから研究し尽くしいくつかできるようにはなったが、やはりあの切れ味鋭いローリーポーリー&ディケードは真似ができなかった。同じ技ができてもあのキレは手に入れることはできなかった。

BSにエントリーするようになってからもやはりDAYのオーラは凄まじい。
グライド系のルーティーンを筆頭にひとつひとつの作品の見せ方が大きいため、DAYが登場すると必ずいつもギャラリー、観衆が一歩下がり、少しでもスペースを広くしてあげようという暗黙の了解が出来上がっていた。

「最高のライディングが見たい」

その一心で観衆が一丸となり、登場するライダーを讃えるスタンスに感動した。その後何年経ってもいつ見ても切れ味鋭いライディングは憧れる。





そんな「出会い」のきっかけとなった文献を夢中で店内で読み耽り、何も考えず勝手にフリーか若しくはカタログと思い込み数冊持ち帰った後、それはBMX PLUSというれっきとした「売り物」であったことに気づく。よくよく見ればひとつひとつに\980としっかりラベルも貼ってあった。
本気で知らなかったからこそできた堂々とした結果的「犯行」。


10数年経った今更返すに返せない。。
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2 コメント

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Unknown (プリティーアヅマ(18))
2008-09-19 19:04:27
DAY SMITHに憧れた13年前の原青年は、今や日本の若手ライダーに憧られる存在になっているのですなぁ~

nostalgiaのT,Iさんに続く今回のDAY SMITH編も面白かったです。

次は誰が出てくるか楽しみにしています。

いつもコメントありがとうございます。 (真一郎)
2008-09-19 23:14:52
いえいえ、語られるレベルには自分は到底及びません。

DAYのライディングが好きなライダーは同世代に多いんですよ。
光太郎くんのディケードtoローリーポーリーなんてかなりわかりやすいフリークぶりですよね。

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