20INCHERS

RIDING LIFE

japan

2010-02-25 23:18:38 | Weblog
BMXの発祥は海外であることから、フレームやパーツ等のネーミングは当然横文字であることが多い。


対称的に大和の国日本の誇りを持つ「男気」。
インパクトが強いため、好みも賛否両論真っ二つに分かれるようだが、熱烈な支持派の方もいるのは実に嬉しい。
確かに、乗り手のキャラクターによっては名前負けしてしまうくらいのインパクトは否めないが、他社から個人名の固有名詞をそのままパーツ名にしてしまう時代、「男気」のネーミングなど可愛いものだろう。

初めてBMXに出会った頃は、カルチャーそのものが限りなくアウトロー寄りで、そんな「悪い」イメージが最高に気に入り、メーカー名、フレーム名など目を見張るものが多く面白かった。


BULLY(がき大将)

HOMELESS(=直訳)

RIOT(暴動)

HOOLIGAN(不良少年)

VILLAIN(悪漢)


また、某メーカーからリリースされたフレームへの当てつけとも解釈できる、

HEAVY AS FUCK

などという過激なものも登場。
自分がそんなアメリカのカルチャーに憧れを抱いたのと同じかどうかはわからないが、同時に海外から日本のイメージをクールに感じるパターンも多いようだ。
いまいち日本のカルチャー、イメージが正確に伝わっていないように感じることもあるが、chad johnston監修の話題作

infinite peacies

の光太郎君と森崎君が登場する日本人パートのイントロに流れる仏像などが、海外から見るわかりやすい日本のイメージなのだろう。また、海外のライダーで漢字の入れ墨を彫り込む例も多く見てきたが、無知というのは実に恐ろしいもので、誤字、脱字等を発見した時、それはそれは深い切なさを覚えてしまう。

なお、昔サンタモニカのベニスビーチでbobby(cartar)達とゲリラ的に日銭稼ぎのデモンストレーションを行った時も、チップをくれたギャング風の男性の背中には、




日曜日




の3文字の漢字が誇らしげに彫り込んであった。
意味など関係なく漢字なら何でもいいのか。一生の人生を賭けて遊ぶというのは、こういった人のことを指すのだろうか。デモンストレーションを終えた後、非常に心が疎ましくなったのを覚えている。


今後の熱い商品名に期待しよう。





★告知★

2/28(日)は横須賀ディケードキャンプ2nd~revenge~を決行予定。

微妙な天気予報だが、乗れることを祈るのみだ。
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how to get steamroller

2010-02-21 00:35:18 | Weblog
先日のディケードキャンプ1stで、質問された時に説明することの難しさを改めて感じた。

元来、文章の読み書きは好きで、学生時代に多くの生徒が嫌がる作文など自分にとっては水を得た魚となれるひと時であったが、言葉に出して話すのが苦手なことが手伝って、頭の中では理解できているのだが、やはり口下手な一面は隠せない。


「伝える難しさ」


として、恒例の昔話をひとつ読者の皆様にご紹介しよう。




1999年 1ヶ月半に及ぶロサンゼルスの武者修業から帰国し、初秋の風を感じ始めたある日、伊東416真一郎君から仕事の依頼が。
業界でも古くから我々ライダーの大事な情報の発信元「バイシクルクラブ」の別冊で、


BMXトリック完全マニュアル


なるものの講師として416君×自分という、所謂W真一郎で編集に携わることが決まった。

ロケ地はお台場の潮風公園。当時のスポンサーKHEのステッカー全開に、非売品であるRHODESのTシャツと、なんともベタ塗りな広報活動。若気の至りかなかなか微笑ましい。

早速レベル別に様々なトリックにおける連続写真の撮影が始まったが、これが意外に1トリックのみをみせるというところが難しい。トリックによっては一連の流れがひとつの技と定義付けられている物も多く、スチームローラーなどに至っては、その先ファンキーチキンなりFトラックなりに展開する手段としての、言わば「入り」でしかないため、編集スタッフ様のリクエストである、「ひとつのトリックの入りと戻りを細かく撮影したい」といった要望に応えるのは、ある意味スキルの見せ処でもあった。

撮影秘話としては、問題のスチームローラーの戻りで、自分は意味不明なヘッドスライディングを華麗に披露し、本番の撮影現場を完全凍結へと導いた実にキュートな思い出も。

素晴らしき編集により、そのスチームローラーは何事もなかったが如くクールな雰囲気に掲載されている(笑)



しかしそんな悪戦苦闘の撮影も、あくまでもその後の文章構成に比べれば、何のことはない「前座」でしかなかったのだ。

後日、実家より程近い新青梅街道沿いのびっくりドンキーにて、編集スタッフ様と夕食を交えつつ、撮影した写真一枚一枚の順序やそれらのキャプション、説明文の校正作業を始めることとなるが、ライダーではない方々に動きを分析し、伝えるという作業は至難の業であった。
幸い、編集スタッフ様達も実に熱心に理解しようと努力されているのは手に取るようにわかる。だが、双方の一致しそうでどこかずれてしまう感覚。

事態を重く見た(いや、正直痺れが切れる直前だった)自分は、一度実家に駆け戻り、家族団欒の食卓の傍らに飾ってあったフィンガーバイクを片手に、編集作業を再開。すると校正は見る見るうちに捗り、感覚の伝わった喜びが芽生えた。

深夜に及ぶ編集作業。
極度の疲労、眠気により仮死状態の自分に、


「原さん大丈夫ですか!?」


スタッフ様からのコーラの差し入れが全ての救いだった。
最後に、既に空も白んでいる明け方、アンクルデスの戻りの動きの説明が最も苦戦し、ようやく双方のイメージするたくさんの要素が全て一直線に繋った瞬間、なんとか編集作業は幕を閉じた。




思えば、入門者に向けた環境も随分良くなったものだ。ただ、テキストがあるに越したことはないが、実際体に感覚を叩き込むのは乗り手自身。

こつ等も個人差はあり、自分に一番あった練習との付き合い方が見つけられればそれ以上の幸せはない。
何かの縁でBMXと出会ったからには、乗ることによる純粋な発見や喜びを共有したい。少なからずその手助けができれば。

そんな気持ちを込め、本は出版された。






余談だが、巻頭のライダー紹介で、大先輩の416君を差し置いて自分の紹介の方が上にレイアウトされてしまったのは永遠の恐縮だ。
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yeah!!

2010-02-14 23:35:20 | Weblog
トリプルスミス

=ダブルディケードから3回転目がローリーポーリー。



に、着手するべく発足したディケードキャンプだが、やはり当然ながら手も足もでない。練習するところまですら辿り着けていないというか、距離にしておよそマイナス1光年ほど。
本日の横須賀ライドも、なんとか一回トリプルを決めただけで自分の弱い心は折れた。
現状のスキルだと3回転目に入れた時は、何でもとりあえず回りきることを考えるので必死なため、スミスを狙う余裕などない。


「何か一歩先へ踏み込む練習に取り組まないことには、手前の物は確立されない」


自分が信じるその理念に基づき、これまでいつもメーク率上げについては、単純に同じ作品を何回メークできるかといったことではなく、その先の領域を求めることにより成功させてきた。

ダブルを完璧に見せたいから、トリプルに挑んだ。
ピンキースクエーカーも、いかなる状況下においても無条件で最低10回は回せないことには、決戦の瞬間にはものの3回も回せない。

ただ、全く歯が立たなくても、そのくらいの意気込みで取り組むのは、日々のライディング意欲の維持に繋がりそうだ。
また、久しぶりに横須賀に来てくれた肥後゛Riding Freestyle!!"滉一君との練習(いや、バトルセッションとでも言うべきか)は相変わらず楽しい。自分が見せたものに対して、被せてくるもの、全く相反するものでがんがん煽ってくるため、更に大人気ない自分を覚醒させてくれる。

そしてお互いメークの瞬間には素直に、

Yeah!!

感嘆の叫び。
気のせいか、近年生まれた各地のスポットに乗りに行っても、「Yeah!!」の叫びがあまり聞こえないのは、単純にメークしていないからだけではない気がする。それも「時代の流れ」の一言でいとも簡単に片付けられてしまうのか。



ライディングにおける必要不可欠なコミュニケーション。



トリックが決まった瞬間は、素直に心から讃える。
純真な気持ちから無意識に出る感嘆の叫びを忘れないでいたい。
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0℃

2010-02-13 12:17:45 | Weblog
雨や雪の凌げる、新横浜にてライディングスタート。
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lakewood mall

2010-02-11 20:48:49 | Weblog
2/11の横須賀ライドは生憎の天候により不完全燃焼。


乗れない日のホームパーティーは、昔日のライディング鑑賞もいい。
鋭い読者の皆様はお気づきかもしれないが、先日載せた画像は若かりし頃のday smith。

from 4130 west coast

4130やbacovision 5にそれまで見なかったライダーが突如、彗星が如く登場した。

day smith & edgar plasencia

dayは以前にも何度か記事で触れたことがあるが、今日はedgarの登場におけるインパクトを綴ってみよう。



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



灼熱の太陽が照り付ける駐車場に、青のGTパフォーマー。
高速のローンモアスピン「タイトサークル」からフルバリアルを介して入るカブースが衝撃的で、他にも天性のセンスを感じた動きの数々。ウィップラッシュ2回転からバーフリップさせて入るペニーウィップなど、あれから10年以上経った今でも他にやっているライダーを見たことがない。

そんな感動も冷めやらぬ中、意を決するべく発表されたwheeliesは、もはや事件と言っても過言ではないだろう。
高校生の頃、毎朝必ず見てから学校へ向かったのが懐かしい。

jesse & edgarのパートは今でも我がライディングにおいて、重要な参考資料として度々研究することが多い。逆足のペグウイリーからアップサイドダウン側にスイッチするのは、今でこそ王道とも言えるルーティーン展開だが、それを直進軌道でこなすとは正しく「天才」の発想。

当時バイトして貯めたお金でフレーム購入と相成った時はMORALESかBIG DADDYかで非常に悩み、結局その時はdayや沖縄の山田君に魅せられBIG DADDYを選んだが、右峰君はwheeliesのedgarに虜になり、黒のMORALESを購入後にフロントのみピンクのタイヤに換装するところまで忠実に再現していた。
なお、edgar本人が乗っていたMORALESのダウンチューブに貼ってある初期ロゴマークと、右峰君のMORALESとでは微妙に文字のフォントが異なるのが納得行かなかったとか。
(初期の方が横長)


また、自分もride BMXに掲載されていたMORALESの広告で、edgarのフォワードロープアローニーを真横からアップで捕らえている写真に心を打たれ、ポスターがわりに部屋に貼っていたものだ。
そのedgarに一言では語れないインスピレーションを受けたライダーは多く、一度アキルジャムにもファッションからトリックに至るまで、明らかにedgarを意識したライダーが神奈川方面から突然の奇襲をかけ、劇的な優勝を飾ったことがあった。

「とし君」の愛称で現れた彼は、確か高橋君と言っただろうか、時々ディギジンに写真が露出していたのを目撃したが、その後あまり公の場で姿を見ることはなかった。
その後YORK JAMの帰り道に、不慮の事故によりrichardが他界し、一命を取り留めたedgarも復帰後のライディングは事故前とは精彩が雲泥の差であった。20inch video magazine #3のYORK JAMでの映像が、edgarの最後の勇姿だろう。
対称的に、opelation ivyのBGMが印象深いFF(フラットランド・フィギティブス)のedgarを見ると、その落胆は手にとるようにおわかり頂けるはずだ。



それから数年後、ロサンゼルスのハンティントンビーチでedgarと会い、片言のコミュニケーションを楽しみ、一緒にライディングをしたのを最後に、以来一度も姿を見ることはなかった。



西海岸が一番熱かった時代の物語。



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★



頭を切り換え、2/14日曜日は横須賀ディケードキャンプを決行予定。

全世界のディケードを愛するライダーに向けて。
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long distance

2010-02-08 00:06:08 | Weblog
2/7青木公園。


着いてみると、既に強風の中果敢にライディング中のライダーが数名おり、我が戦闘機も整備した後、鏡面に麗しき光沢が甦るまで磨きあげライディングスタート。
続々と集まる自分と同じ「表現者」達。中には、


「ブログ見て来ました!」


と声をかけて頂いたライダーも数名いたのは、実に嬉しい限りである。
恐るべき告知の影響力。

だが、一通り最低限のノルマ達成後にあまりにも重い本日一番の大波乱が。


トリプルのたった一回のメークまで約2時間半。


これには深い屈辱を覚えた。確かにここ最近いつもトリプルメークまでの道程は辛く苦しいものだったが、そんな次元のドラマではなかった。
一時期前の方がもう少し楽だったような。

チャンス、所謂「メーク時期」は着手より10分以内にあり、そのタイミングを逃すと本日の長期戦よろしく延々出口の見えない闇の中をもがき続けることとなる。
時間をかければかけるほど、いつも楽にこなしている感覚は遠ざかり、余計な考え事が生まれる。2時間以上ひたすら意地で同じ反復練習をすることよりも、必要なのはもっと柔軟な考え方。

そこまでわかっているなら、頭を切り換えまた別の機会に回し、他の作品に取り組めばいいではないか。
しかし、自分というひとりの人間はそれを一筋縄で片付けることができない。



できるものはメークさせてから他の練習に移る。



その片意地で、今までどれだけひとりで勝手に苦悶したことだろう。
どれだけ楽しいはずのライディングにおいて障害になっただろう。

ジャム的練習の周回リズムで、ライダーがひとり加わってはひとり立ち去り、最終的にメーク率の上がらなさ過ぎる自分は、ひとり居残り勉強。
唯一の救いは、周りにいる多くのライダー達による、それぞれの打ち込む姿。その美しさを見ると自ずと冷静さを取り戻すことができた。

木々の陰も次第に長くなり、日没とメークとのデッドヒートは戦いも最も佳境に入ったというところか。
そして、誰も見向きもしなくなった頃、何事もなかったか如く騙されたようにメークした後は、木枯らしに抱かれしばらく空を眺めた。



2時間半。



初メークから、もう少しで丸2年を迎えようとする作品の仕上がりとしてはあんまりではないか?
空を眺め思ったのは、達成感、脱力感、それに次に挑む日への恐怖感。
chaseやtrevorの他に、jamie macintoshも4回転ができるという話を聞いたが、上には上がいるものだ。正真正銘「努力」の賜物に他ならないと思うが、昔ポートランドでjamieに会った時の、彼の血だらけの両足の脛を思い出した。

その痛々しい脛が全てを語っていた。





ともあれ、メークできた喜びを無事家に持ち帰ることができた。
少なからず、熱い応援のメッセージを贈ってくれたライダーの方、本当にありがとうございます。

極度の疲労により、湯舟の中で手足がつって溺れかけたのはご愛嬌。



★告知★

2/10水曜日の夜は横須賀ヴェルニー公園でライディング、翌日2/11は横須賀うみかぜ公園でライディング予定。


ご都合の良いライダーは是非。

互いに切磋琢磨し、一緒に上達して行きましょう。
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ice

2010-02-05 22:46:08 | Weblog
今朝は7時過ぎに氷点下の駐車場でローレイドメーク。


禁断の早朝ディケード系。

もう少し他のメニューでてこずる計算だったが、思いの他それぞれがキリのいいところで纏まったため、時間もない中深追いするのはやめたことから、もう残るのはローレイドしかなかったのだ(笑)

実際、一年で一番寒さが堪えるこの季節も、乗り出せばなんとか体は温まるのだが、一日を締め括る夜の帰り道はいつも、明日の朝こそ凍え死ぬのではないかと弱い自分の一面が大手を振ってまかり通る。

だが、確固たる目的意識を持って布団を出れば、必ず自分は進歩する。
明日の朝は、今日あまり深く踏み込まなかったウィップラッシュを煮詰めてみよう。



日曜日は青木公園に乗りに行くことが決定。

熱いライダー、待ってます。
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ninja

2010-02-02 07:41:25 | Weblog
もうひとつ王将ネタ。

8,9年程前だっただろうか、ホームグラウンドの関東より遥か遠く離れた地、京都でも大勢のライダー達と餃子の王将に行ったことがある。




経緯としては、当時三重県に西村さんというライダーがおり、どこで交流を深めたか右峰君と仲良くなったらしく自分と右峰君を招待し、三重県は松阪市で田邊泰志君率いる三重県ライダー達とのコラボを計り、ショーに出演するという仕事を承ったことがあった。

今までに行ったことなどない三重県。どんなエリアでどんなライダーと会えるだろう。
期待が高まり気持ちも弾んだ遠征出発前日、右峰君から一本の電話が。
妙な胸騒ぎを感じ詳しく話を聞くと予想は的中、例により直前での出演辞退を表明。

出た。

得意の一人旅が決定。ただ、九州の2スケートまで往復ひとりで運転したことを思えば、単純計算でも三重県までの道程は九州までのそれと比べ約半分あるかないか。楽勝だ。

三重県ライダー達と無事合流し、西村さん邸宅にお世話になることに。
そこは純和風の高級家屋で、トイレを借り部屋へ戻ろうと廊下を歩くと、あまりの広さにどの部屋も扉が閉まっていてどこから出てきたかわからない。困り果てた末なんとか、男気溢れた下品で下世話なトークで盛り上がる声を聞き付け無事生還。

明くる日は伊勢市のケーケー山本自転車店さんにご挨拶に伺うと、なんとも個性豊かなマスターが登場。しばし対応に悩むさなか、ショー前日のこの日の晩は京都で行われる大会に行くとのことで一同意気込んでいる。
次に何が起きるかわからないのがツアーの醍醐味。

道中降り出した小雨が気になっていたが、いざ京都に着くとそこには思わず絶句せざるを得ない驚愕の事態が。
「京都の夜の大会」とやらは、自分がこれまでエントリーしてきた数々の大会と比べ、実に一線を画するものであった。




ボーリングの大会でした。




冗談の感覚がどこか関東と異なる。
ライダーが「大会」と言えば、「何の大会?」などと聞かずとも自然に状況は判断できるだろう。その常識及び暗黙の了解を根底から覆された。
後から自分に情報提供をして頂いた方からの証言によると、当初は真剣にBMXの大会を開催予定だったらしいが、生憎の雨により主催のナッツ君が半ばやけくそになってしまったとか。


郷に入れば郷に従え


神の声は聞こえ、慣れないボーリングに参戦すれば大勢のライダーの爆笑の渦に飲まれ、自分とコンソメ君で最下位争いをするといった盛大な宴をリードしてしまった。
大会終了後に素行の良くないライダー大勢で、押しかけた先にあった餃子の王将でやけ食いしたのもいい思い出だ。

結局次の日松阪市も微妙な空模様で、とうとう降り出してしまった小雨のなか田邊君達と強引にショー決行となり、本来の目的であるツアー最終日もほろ苦い結末であった。


またいつの日か三重県や京都を訪れる機会があれば、その時は、

ライド・コミュニケーション

を交わしたい。
その後西村さんはBMXの世界からは去ってしまったという切ない話を聞いたが、袖振り合うも多少の縁だったのだろう。





ふとした食事から思い出した、8,9年越しの三重、京都遠征記でした。

毎度長文、駄文をお読み頂きありがとうございます☆
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