回想は雨に変わる。
ライディングに疲れた身体を癒す、月曜日の雨は好き。
先日、水曜日の晩の出来事。
埼玉のシーンにて何かと事あるごとにライディングを共にさせて頂いた萩原さん。
先月に告げられた突然のお別れの一報。
思わず一瞬耳を疑った。
転職にて北海道は稚内に行くとのこと。
自分は大昔に直也君や葛西君とショー出演のため訪れたのが一度きり。
別れを惜しまないライダーはいない。
自分も例に漏れず、会社から一目散に送別会へまっしぐら。
いざ宴の席に着けば、溢れんばかりの埼玉勢。
主役の萩原さんの言葉を待たずに口火を切った、怒濤の郷愁トーク。
喉が潰れるかの如く、互いに過ごしたあの日の思い出を語る。
かつて毎晩ライディングを共にしてきた面々、自分の幼さが故すれ違ってしまったこともあった。
次々に甦る記憶は、決して遠い過去ではなく、この顔ぶれを前にあたかもつい昨日のことのよう。
同志
そう呼べる存在と、一度でも同じ気持ちの温度、同じ価値観の大きさなれたのは、紛れもない自分の大きな財産。
いざラストのコミュニケーションのため、深夜に及んでもこちらへ向かってくれたライダー。
乗る者同士、同志。
ライディングを求めるという共通項は、人の心をも動かす大きな絆へ。
朝まで騒ぐライダー達。それは別れの現実を認めたくない気持ちの現れ。
夜が明けるなり、降りだす雨。
夢から醒め、静かに現実へと戻されて行く。
萩原さん。
今までお世話になりました。
環境が変わっても、がんばって乗り続けてください。
ライダー人生の大先輩に対し生意気ですが、遠くから応援しています。
気軽に話しかけてくれ、くだらない話に腹を抱えて笑いあい、ライディングに関してはどんな幼稚な技にも真剣にアドバイスしてくれた。
ストイックな原くん故、すべてを遮断して乗り込んだうえでの、初メイクの喜びさえも共感させていただいた。
所沢と日高のローカル間を下山くんと縮めてくれ、さらにDope shickの旗揚げに立ち会えたこと、あまつさえこんな僕をDopeの一員(オマケ)としてもらえ、感謝しきれないほどです。
僕は道北に行きますが、原くんは札幌ローカルに行く機会の方が多いでしょう。
10を抱えて行きますので、その時はお声がけを。
もちろん稚内へお越しの際は宿代わりに使ってください。
そんなわけでこれまでの感謝と、これからも末長いおつきあいをよろしくおねがいいたします。
シーンの先駆けになる存在がいたから、今の自分がいる。
自分は常にそう考え、先人に敬意を表しています。
ここ数年でのdopeの集まり。
また思いがけない所で距離が縮まりましたね。仲間の意味や絆を込めたTシャツは、元来友達と呼べる存在を作るのに大変時間のかかる自分に、とても大きな元気をくれました。
勿論、こちらこそ今後ともよろしくお願いします。
はい!北海道遠征楽しみにしています。