先日の日高セッション。
木陰で休憩中に、ひょんなことからまさかの森若香織さん(ex GO-BANG'S 、現在もソロ活動中)ネタに。
自分には5つ歳の離れた姉がいるのだが、そもそも香織さんの歌声を知ったのは、姉が部屋で聴いていた曲を流し聞きしていたのが発端。
ミーハー路線と揶揄されるのも否めない。
確かにチャラいと言えばチャラい。
でも、その曲調や詩に垣間見える懐かしさや切なさ、それに幼いながらに惹かれたのである。
日高での思いがけない会話も記憶に新しいうち、ついつい久しぶりに棚の奥に眠っていた音源を引っ張り出してみた。
変わらぬ歌声に、共感を覚えるリリック。
そして検索エンジンにヒットする様々な参考文献。
読み耽っているうち、音楽人である香織さんのバンド観と、自分が思うライダー観が見事にシンクロしたある一節に釘付けに。
なんかね、私たちの世代でバンドやる子って頭が悪い、バカ丸出しの子がやることだったと思うんです。
私なんてもう特にバカ丸出しでしたから。
でも、最近のバンドの子たちって頭がスゴく良い、頭がいい子が作る音楽だなーって思う
バンドなんてやる子なんてバカで勉強ができない、仲間も悪い、もうまんま劣等生というか。
でも、最近のバンドはもうなんか歌詞ひとつとっても『哲学入ってます』みたいな感じで、なんかこう自分の中の鬱積したものを発信して共感し合ってるような感じがするんですよね
もちろん悪いことじゃないと思いますけど、鬱々とした世界をロックにして外に出す必要ってあるのかなぁって、
なんかね、私にはみんな大学生に見えちゃうんです。これはもうガールズだけじゃなくボーイズも
何だろう?
それは、まさしく今の自分の考えを代弁してくれたかのよう。
今でこそ感じること。
在り方にこれ!という決め事がないだけに「それも時代」の一言で片付けられてしまいがちだ。
もともと、悪ガキの遊びから生まれたカルチャー。
自分はシーンがどんなに時代に淘汰されていっても、信じる在り方を追求するのみ。
輪郭のぼやけた何か?を追いかけているつもりが、気がつけばその何か?に追いかけられているが如し、メビウスの輪のようなライディングライフ。
それも含め、毎日好きなことが思いきりできている証拠。
何だか、すごく元気が湧いてきた。
おやすみなさい。