『音惚花活気好@kakky』=垣内政治的《霊界物語学》の日記的な雑記の様なレポート状の諸々?

出口王仁三郎聖師による弥勒胎蔵経『霊界物語』を『音惚花活気好@kakky』的に学問してみるランダムレポート?

『音惚花活気好@kakky』的『第33章 エデンの焼尽 (33)』

2005年12月27日 01時24分53秒 | Weblog
 大八洲彦命は、天にも昇る心地し三個の珠を捧持(ホウジ)し、
木花姫命より賜はりし天(アマ)の磐船(イハフネ)に乗りて
空中はるかに西天を摩(マ)して、竜宮城に帰還した。

一方エデンの園に集まれる竹熊(タケクマ)をはじめ木純姫(コスミヒメ)、
足長彦(アシナガヒコ)の大将株は、村雲別(ムラクモワケ)の注進により、
大八洲彦命(オホヤシマヒコノミコト)の無事に帰城したることを知り、
周章狼狽し鳩首(キウシユ)謀議の上一計を案出し、ここに木純姫(コスミヒメ)、
足長彦(アシナガヒコ)はにはかに改心の状をよそほひ、竜宮城に参向して、
大八洲彦命の無事凱旋を祝するためにと詐(イツ)はりて盛なる宴をひらき、
大八洲彦命の御出席を請ひ奉(マツ)つた。

大八洲彦命はもとより仁慈に深き義神なれば、彼らの請を容(イ)れ、
他意なき体にてエデンの園にいたりたまひ、
八尋殿(ヤヒロドノ)の奥深く迎へられて酒宴の席につきたまうた。

その時の従者は守高彦(モリタカヒコ)、守安彦(モリヤスヒコ)、
高見姫(タカミヒメ)であつた。

木純姫、足長彦は表面帰順をよそほひ、
歓待いたらざるなき有様であつた。

 大八洲彦命は八塩折(ヤシホヲリ)の酒に酔はせたまひて、
八尋殿の中に入りて心ゆるして宿泊することとなつた。

命の熟睡の様子を窺ひゐたる竹熊は、
時分はよしと暗夜に乗じ八方より八尋殿に火をかけて
従者諸共にこれを焼殺せむとした。

時に三柱(ミハシラ)の従神はおのおの三個の珠を一個づつ捧持して
命の枕辺(マクラベ)に警護してゐた。

火は猛烈に燃えさかつて八尋殿を今に焼きつくさむとする勢である。

 このとき真澄(マスミ)の珠(タマ)よりは大風吹きおこり、
潮満の珠よりは竜水迸(ホトバシ)りて、
瞬(マタタ)くうちに殿の火焔を打ち消した。

また潮干の珠よりは猛火を吹出し、真澄の珠の風に煽(アフラ)れて
エデンの城は瞬くうちに焼け落ちてしまつた。

竹熊一派は周章狼狽死力をつくしてヨルダン河を打ちわたり
遠く北方に逃れた。

この時あまたの従神は河中(カチユウ)に陥り、
その大部分は溺死してしまつたのである。

 (大正十年十月二十二日、旧九月二十二日、谷口正治録)

『音惚花活気好@kakky』的『第33章 エデンの焼尽 (33)』分解

2005年12月27日 01時21分48秒 | Weblog
平成十七(2005)年十二月二十七日 旧十一月二十六日(火)

 大八洲彦命は、天にも昇る心地し三個の珠を捧持(ホウジ)し、
木花姫命より賜はりし天(アマ)の磐船(イハフネ)に乗りて
空中はるかに西天を摩(マ)して、竜宮城に帰還した。

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正しき神は、純粋無垢、天真爛漫、天衣無縫が本心である。

一方、竜宮界以下の曲津神達は、邪知に富み、猜疑心深く、
物事を何でも悪意に介して用心するのが常である。

単に純粋無垢なだけでは、
こうした邪知に富んだ曲津神の企みに陥り易いものだが、
瑞霊の系統は、これらの穢れを呑み込んでも、
濾過してしまえば、また澄み切ってしまう水の様なもので、
自ら悪態をついて悪ぶる様なことをしなくても、
全てを呑み込んでしまっているので、
騙すも騙されるも無く、ただ主神の御心にのみ従い、
これを喜び、活気凛々として、常に壮快さを失わないものだ。

騙す者が集まる敵地に、まるで何事も無い様に入り込み、
敵勢の企みに身を任せつつも、結局はその毒を抜き切ってまた他に進む。

これ総べて水の特性そのままであるから、
如何なる困難に遭うとも、以上に記された大八洲彦命の様に、
終わりよければ全てよしで、すぐに天にも昇る心地になることが出来るのだ。

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一方エデンの園に集まれる竹熊(タケクマ)をはじめ木純姫(コスミヒメ)、
足長彦(アシナガヒコ)の大将株は、村雲別(ムラクモワケ)の注進により、
大八洲彦命(オホヤシマヒコノミコト)の無事に帰城したることを知り、
周章狼狽し鳩首(キウシユ)謀議の上一計を案出し、ここに木純姫(コスミヒメ)、
足長彦(アシナガヒコ)はにはかに改心の状をよそほひ、竜宮城に参向して、
大八洲彦命の無事凱旋を祝するためにと詐(イツ)はりて盛なる宴をひらき、
大八洲彦命の御出席を請ひ奉(マツ)つた。

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もとより曲津神達は弱肉強食であるから、
それが敵だと判っていても、相手が強い間は、
上記の様に、臨機応変的に低姿勢をもって帰順を装おうものだ。

そして、うまく抱き込んだところで、
隙を窺って寝首をかく様な邪知は盛んである。

したがって上記の様に、
騙し討ちの為の宴などを開いて敵を油断させようとするものだ。

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大八洲彦命はもとより仁慈に深き義神なれば、彼らの請を容(イ)れ、
他意なき体にてエデンの園にいたりたまひ、
八尋殿(ヤヒロドノ)の奥深く迎へられて酒宴の席につきたまうた。

その時の従者は守高彦(モリタカヒコ)、守安彦(モリヤスヒコ)、
高見姫(タカミヒメ)であつた。

木純姫、足長彦は表面帰順をよそほひ、
歓待いたらざるなき有様であつた。

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大八洲彦命は、常に主神の御心のままに活動するのであるから、
その敵ではない敵陣へ、この様に大胆不敵に入り込むことが出来るのだ。

汚れを洗い落とす水であるから、
汚れたところに入って行くのはお手のものだ。

勿論、だからといって清い所が嫌いなのではない。

汚れた所でも、清い所でも、水は水である。

泥水をコップの中に入れて、しばらく置いておくと、
重たい泥は下に沈澱し、軽い水は何時の間にか透き通ってしまう。

味噌をお湯で溶かして、しばらく置いておいても、
同じ様に、味噌とお湯が分れて来る。

これと同じで、水の性質そのままの瑞霊 大八洲彦命は、
汚れに満ちた敵地にも、
この様に他意なき体にてはいることが出来るのだ。

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 大八洲彦命は八塩折(ヤシホヲリ)の酒に酔はせたまひて、
八尋殿の中に入りて心ゆるして宿泊することとなつた。

命の熟睡の様子を窺ひゐたる竹熊は、
時分はよしと暗夜に乗じ八方より八尋殿に火をかけて
従者諸共にこれを焼殺せむとした。

時に三柱(ミハシラ)の従神はおのおの三個の珠を一個づつ捧持して
命の枕辺(マクラベ)に警護してゐた。

火は猛烈に燃えさかつて八尋殿を今に焼きつくさむとする勢である。

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これは本能寺で猛火の中、切腹して果てたと伝えられる、
織田信長の伝承に対するちょっとした揶揄が感じられるのだが、
正神である大八洲彦命は、その宿泊先が焼き討ちにあっていても、
依然気にもかけず寝てられたのは、これ総べて信仰の賜物である。

(事実は政治上の偽伝である。
 信長は自刃したのではなく侍女に突き殺されたのだ。)

更には三個の珠を各々分け持つ従神がいるのであるから、
まったく安心し切っていたのである。

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 このとき真澄(マスミ)の珠(タマ)よりは大風吹きおこり、
潮満の珠よりは竜水迸(ホトバシ)りて、
瞬(マタタ)くうちに殿の火焔を打ち消した。

また潮干の珠よりは猛火を吹出し、真澄の珠の風に煽(アフラ)れて
エデンの城は瞬くうちに焼け落ちてしまつた。

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曲津神の為にはまったく働かなかった『潮満の珠、潮干の珠』は、
ここぞとばかりに働いて、『真澄の珠』と三個揃って、
大八洲彦命を守ったのである。

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竹熊一派は周章狼狽死力をつくしてヨルダン河を打ちわたり
遠く北方に逃れた。

この時あまたの従神は河中(カチユウ)に陥り、
その大部分は溺死してしまつたのである。

 (大正十年十月二十二日、旧九月二十二日、谷口正治録)

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この様に曲津神の大将は負けるとなると一目散に逃げるものだ。

そしてその家臣の従神達も、周章狼狽して河中に陥り、滅んでしまった。

一度、誠の神様の御加護のもと、正しき道を進み始めた正神は、
常に勝利の道を進むものである。

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『音惚花活気好@kakky』的『第32章 三個の宝珠(ホツシユ) (32)』

2005年12月19日 20時35分02秒 | Weblog
 神山の上に救はれた大八洲彦命(オホヤシマヒコノミコト)は、
天より下りたまへる木花姫命(コノハナヒメノミコト)より真澄(マスミ)の珠(タマ)を受け、
脚下(アシモト)に現はれた新しき海面を眺めつつあつた。

見るみる天保山(テンパウザン)は急に陥落して現今の日本海となり、
潮満(シホミツ)、潮干(シホヒル)の麻邇(マニ)の珠(タマ)は、
稲山彦(イナヤマヒコ)および部下の魔軍勢とともに海底に沈没した。

稲山彦はたちまち悪竜の姿と変じ、
海底に深く沈める珠を奪(ト)らむとして、
海上を縦横無尽に探りまはつてゐた。

九山の上より之(コレ)を眺めたる大八洲彦命は、
脚下の岩石をとり之(コレ)に伊吹(イブキ)の神法をおこなひ、
四個(シコ)の石を一度に悪竜にむかつて投げつけた。

悪竜は目敏(メザト)くこれを見て、
ただちに海底に隠れ潜んでしまつた。

 この四つの石は、海中に落ちて佐渡(サド)の島(シマ)、
壱岐(イキ)の島(シマ)および対馬(ツシマ)の両島となつたのである。

 そこへ地(チ)の高天原(タカアマハラ)の竜宮城より
乙米姫命(オトヨネヒメノミコト)大竜体となつて馳(ハ)せきたり
海底の珠を取らむとした。

稲山彦の悪竜は之を取らさじとして、
たがひに波を起しうなりを立て海中に争つたが、
つひには乙米姫命のために平(タヒラ)げられ、
潮満、潮干の珠は乙米姫命の手にいつた。

乙米姫命はたちまち雲竜と化し
金色(コンジキ)の光を放ちつつ九山(キウザン)に舞ひのぼつた。

この時の状況を古来の絵師が、神眼に示されて
「富士の登り竜」を描くことになつたのだと伝へられてゐる。

 乙米姫命の変じた彼の大竜は山頂に達し、
たちまち端麗荘厳なる女神(ニヨシン)と化し、
潮満、潮干の珠を恭(ウヤウヤ)しく木花姫命に捧呈した。

 木花姫命はこの神人(カミ)の殊勲を激賞され、
今までの諸々の罪悪を赦されたのである。

これより乙米姫命は、
日出(ヒイヅ)る国(クニ)の守護神と神定(カムサダ)められ、
日出神(ヒノデノカミ)の配偶神(ツマガミ)となつた。

 ここに木花姫命は大八洲彦命にむかひ、

 『今天より汝(ナンヂ)に真澄の珠を授け給ひたり。
  今また海中より奉(タテマツ)れる此の潮満(シホミツ)、
  潮干(シホヒル)の珠(タマ)を改めて汝に授(サヅ)けむ。
  この珠をもつて天地の修理固成の神業に奉仕せよ』

と厳命され、空前絶後の神業を言依(コトヨ)せたまうた。

大八洲彦命は、はじめて三個(サンコ)の珠(タマ)を得て神力旺盛となり、
徳望高くつひに三(ミ)ツの御魂大神(ミタマノオホカミ)
と御名がついたのである。

 (大正十年十月二十二日、旧九月二十二日、桜井重雄録)

『音惚花活気好@kakky』的『第32章 三個の宝珠(ホツシユ) (32)』分解

2005年12月19日 20時33分12秒 | Weblog
平成十七(2005)年十二月十九日 旧十一月十八日(月)

 神山の上に救はれた大八洲彦命(オホヤシマヒコノミコト)は、
天より下りたまへる木花姫命(コノハナヒメノミコト)より真澄(マスミ)の珠(タマ)を受け、
脚下(アシモト)に現はれた新しき海面を眺めつつあつた。

見るみる天保山(テンパウザン)は急に陥落して現今の日本海となり、
潮満(シホミツ)、潮干(シホヒル)の麻邇(マニ)の珠(タマ)は、
稲山彦(イナヤマヒコ)および部下の魔軍勢とともに海底に沈没した。

稲山彦はたちまち悪竜の姿と変じ、
海底に深く沈める珠を奪(ト)らむとして、
海上を縦横無尽に探りまはつてゐた。

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要するに旧約聖書創世記において『失楽園』の後に、
『いのちの木』がエデンの東に聖別され、
ケルビムと回る炎の剣で、
そこへ辿り着く道が封じられたという事件の詳細が、
この部分に当る。

『いのちの木』は、物理的には『銀杏(イチョウ)の木』で、
『ケルビム』は神社入り口の阿吽(アウン)の狛犬(コマイヌ)、
つまり『始め(アルファ)終わり(オメガ)の神』で、
『回る炎の剣』というのが、日本国旗の『日の丸』の事である。

稲山彦が悪竜の姿に変じ云々というのが、
申し上げ難いけれども、朝鮮半島の形を象徴しているのである。

今でも『竹島』問題や、拉致問題で、
日韓、日朝は、時々緊張状態になるけれど、
本来、一つであった日本と朝鮮、蒙古、中東が、
今は分離して、互いに牽制し合っている因縁が、
この出来事にあるのである。

現代は、こうした因縁が明らかになって来るほど、
世界がグローバル化されて来ているので、
過去にこだわって暗黒波動の中に生きる側と、
未来の本来の姿に目覚め、光明波動に包まれて、
地球大家族化に向かう側の二派が、
日増しに見分け易くなって来ているのだ。

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九山の上より之(コレ)を眺めたる大八洲彦命は、
脚下の岩石をとり之(コレ)に伊吹(イブキ)の神法をおこなひ、
四個(シコ)の石を一度に悪竜にむかつて投げつけた。

悪竜は目敏(メザト)くこれを見て、
ただちに海底に隠れ潜んでしまつた。

 この四つの石は、海中に落ちて佐渡(サド)の島(シマ)、
壱岐(イキ)の島(シマ)および対馬(ツシマ)の両島となつたのである。

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即ち『竹島』問題、拉致問題に対する予防策である。

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 そこへ地(チ)の高天原(タカアマハラ)の竜宮城より
乙米姫命(オトヨネヒメノミコト)大竜体となつて馳(ハ)せきたり
海底の珠を取らむとした。

稲山彦の悪竜は之を取らさじとして、
たがひに波を起しうなりを立て海中に争つたが、
つひには乙米姫命のために平(タヒラ)げられ、
潮満、潮干の珠は乙米姫命の手にいつた。

乙米姫命はたちまち雲竜と化し
金色(コンジキ)の光を放ちつつ九山(キウザン)に舞ひのぼつた。

この時の状況を古来の絵師が、神眼に示されて
「富士の登り竜」を描くことになつたのだと伝へられてゐる。

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ここを読むと、近年の日米、中国、台湾、韓国、北朝鮮問題の因縁が、
全てここにあったのか…ということが、判る人には判るはずである。

即ち、乙米姫命は米軍の潜水艦、日本海上自衛隊の巡視艇、
稲山彦は中国の潜水艦、北朝鮮のボートだ。

この時、乙米姫命(即ち米国)が手に入れた『潮満、潮干の珠』は、
要するにその体であって、精神ではないが、
大八洲彦命(即ち神州日本)の味方として活動した手柄によって、
龍神として昇華する事を天をより許されたのだ。

即ち神軍の一員に加えられたのである。

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 乙米姫命の変じた彼の大竜は山頂に達し、
たちまち端麗荘厳なる女神(ニヨシン)と化し、
潮満、潮干の珠を恭(ウヤウヤ)しく木花姫命に捧呈した。

 木花姫命はこの神人(カミ)の殊勲を激賞され、
今までの諸々の罪悪を赦されたのである。

これより乙米姫命は、
日出(ヒイヅ)る国(クニ)の守護神と神定(カムサダ)められ、
日出神(ヒノデノカミ)の配偶神(ツマガミ)となつた。

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『木花姫命』は富士山の守護神で、要するに国津神の頂上に君臨する姫神だ。

対する『乙米姫命』は『陸の竜宮』即ち、娑婆世界の頂上に君臨する軍神で、
娑婆世界を平らげる為に、やむなく多くの軍事活動による覇道政策を実施し、
たくさんの犠牲者を出した罪を抱えていたが、
その罪がこの度の活動により許されたのだ。

これを出口王仁三郎聖師に還元すると、大本弾圧を行った官憲が乙米姫命で、
戦後、日本が民主主義人民共和国として再建したことにより、
その大本弾圧の罪を許された、ということになって行く。

また米軍についても、二十一世紀初頭における活動を、
乙米姫命の活動として読み取れば、それがどういうことであるかが判明する。

まだまだ小競り合いは残るけれども、閉ざされたアラブ社会が、
地球世界大家族化の仲間入りをする為の門が、
この度の荒療治によって開かれたので、
イスラム教の建設的で良心的な部分が、これから世界の発展にとって、
大いに貢献度を増すきっかけを造った手柄で、
日米安保条約の本来の意味が光を発する様になることを予言しているのだ。

勿論、ここでいう日出神というのは、本来の神州日本のことである。

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 ここに木花姫命は大八洲彦命にむかひ、

 『今天より汝(ナンヂ)に真澄の珠を授け給ひたり。
  今また海中より奉(タテマツ)れる此の潮満(シホミツ)、
  潮干(シホヒル)の珠(タマ)を改めて汝に授(サヅ)けむ。
  この珠をもつて天地の修理固成の神業に奉仕せよ』

と厳命され、空前絶後の神業を言依(コトヨ)せたまうた。

大八洲彦命は、はじめて三個(サンコ)の珠(タマ)を得て神力旺盛となり、
徳望高くつひに三(ミ)ツの御魂大神(ミタマノオホカミ)
と御名がついたのである。

 (大正十年十月二十二日、旧九月二十二日、桜井重雄録)

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これを読み取ると、米軍によって取りかえされた『潮満、潮干の珠』が、
富士山の守護神である木花姫命に手渡され、
それが大八洲彦命に再び授けられ、『真澄の珠』と合わせて、
三個の珠を得て神力旺盛になったことにより、
三ツの御魂大神と御名がついたということは、
『水、火、土』『天地人の王ミロク』として立つということだ。

尚、木花姫命は、神素盞嗚大神の権化神で、
その夫は富士高天原から降臨した二二岐命(ニニギノミコト)である。

二二岐命は王仁(オニ)の神霊で、
筆者に『七四十一大神(ナナシトオイツオホカミ)』を名乗って、
色々とこれまで導いて来られたのである。

『七+四+十+一=二十二』ということで、別名『フジの神』である。

筆者も王仁三郎聖師も、共に肉体は北家藤原の血筋なのだが、
要するにこれが『木花姫命』である。

『花』は『肉体』を象徴しており、また血統を意味する。

大八洲彦命が三ツ御魂大神となったので、
我が神州は『ミヅラホの国』とも称するのだ。

『ミヅラ』は『三連』ということで、要するに『三つ揃う』を意味し、
『ホ』は『穂・日・霊=珠=日の丸』を意味するのである。

『珠』の字は『王の朱』と書く。

つまり『王の赤』と書いて『珠(タマ)』というのである。

筆者が、この『霊界物語学の日記』の背景色を『朱』にしているのも、
『真の共産主義』を意味すると同時に、この神秘に因んでいるのだ。

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『音惚花活気好@kakky』的『第31章 九山八海(キウザンハツカイ) (31)』

2005年12月12日 00時46分05秒 | Weblog
 大八洲彦命は、杉松彦(スギマツヒコ)、若松彦(ワカマツヒコ)、時彦(トキヒコ)、
元照彦(モトテルヒコ)の部将とともに、
八島別(ヤシマワケ)の現はれし天教山(テンケウザン)に引きかへし、
ここに防戦の準備に取りかかつた。

稲山彦(イナヤマヒコ)は大虎彦(オホトラヒコ)と獅子王(シシワウ)の応援を得て勝に乗じ、
天教山を八方より取りまいた。

 稲山彦は潮満(シホミツ)の珠(タマ)をもつて、
天教山を水中に没せしめむとした。
地上はたちまち見渡すかぎり泥の海と一変した。

このとき天空高く、東の方より花照姫(ハナテルヒメ)、大足彦(オホダルヒコ)、
奇玉彦(クシタマヒコ)は天神(テンシン)の命によりてはるかの雲間より現はれ、
魔軍にむかつて火弾を発射し、天教山の神軍に応援した。

されど一面泥海と化したる地上には、
落ちた火弾も的確にその効を奏せなかつた。

ただジユンジユンと怪しき音を立てて消えてゆくばかりである。
されど白煙濛々と立ち昇りて、四辺を閉ざすその勢の鋭さに敵しかねて、
敵軍は少なからず悩まされた。

 このとき稲山彦の率(ヒキ)ゆる魔軍は天保山(テンパウザン)に登り、
まづ潮満の珠をもつて、ますます水量(ミヅカサ)を増さしめた。

天教山は危機に瀕し、神軍の生命は一瞬の間に迫つてきた。

折しも杉松彦(スギマツヒコ)、若松彦(ワカマツヒコ)、時彦(トキヒコ)は、
天教山にすむ烏の足に神書を括(クク)りつけ、
天保山に向つて降服の意を伝へしめた。

烏の使を受けた稲山彦は、意気揚々として諸部将を集め会議を開いた。
その結果は、

 『大八洲彦命が竜宮城管理の職を抛(ナゲウ)つか、さもなくば自殺せよ。
  しからば部下の神軍の生命は救助せむ』

との返信となつて現はれた。

この返信を携(タヅサ)へて烏は天教山に帰つてきた。

神書を見たる杉松彦、若松彦、時彦は密(ヒソ)かに協議して、
自己の生命を救はむために大八洲彦命に自殺をせまつた。

 大八洲彦命は天を仰ぎ地に俯(フ)し、
部下の神司(カミガミ)らの薄情と冷酷と、不忠不義の行動を長歎し、
いよいよ自分は天運全く尽きたるものと覚悟して、
今や将(マサ)に自殺せむとする時しもあれ、
東の空に当つて足玉彦(タルタマヒコ)、斎代姫(トキヨヒメ)、
磐樟彦(イワクスヒコ)の三部将はあたまの風軍(フウグン)を引きつれ、

 『しばらく、しばらく』

と大音声に呼ばはりつつ、天教山にむかつて最急速力をもつて下つてきた。

忽然として大風捲(タイフウマ)きおこり、
寄せきたる激浪怒濤を八方に吹き捲(マク)つた。

泥水は風に吹きまくられて、天教山の麓は水量(ミヅカサ)にはかに減じ、
その余波は大山のごとき巨浪を起して、逆しまに天保山に打ち寄せた。

 天保山の魔軍は潮干(シホヒル)の珠(タマ)を水中に投じて、
その水を減退せしめむとした。

西の天よりは道貫彦(ミチツラヒコ)、玉照彦(タマテルヒコ)、
立山彦(タテヤマヒコ)数万の竜神を引きつれ、天保山にむかつて大水を発射した。

さしもの潮干の珠も効を奏せず、水は刻々に増すばかりである。

これに反して天教山は殆ど山麓まで減水してしまつた。

南方よりは白雲に乗りて、速国彦(ハヤクニヒコ)、戸山彦(トヤマヒコ)、
谷山彦(タニヤマヒコ)の三柱(ミハシラ)の神将は、あまたの雷神をしたがへ、
天保山の空高く鳴り轟(トドロ)き
天地も崩るるばかりの大音響を発して威喝を試みた。

 ここに稲山彦は、天保山上に立ちて潮満の珠を取りいだし、
一生懸命に天教山の方にむかつて投げつけた。

水はたちまち氾濫して天教山は水中に陥り、
大八洲彦命の首のあたりまでも浸(ヒタ)すにいたつた。

 泥水はなほもますます増える勢である。

このとき東北に当つて、
天地六合(リクガフ)も崩るるばかりの大音響とともに大地震となり、
天保山は見るみるうちに水中深く没頭し、
同時に天教山は雲表(ウンペウ)に高く突出した。

これが富士(フジ)の神山(シンザン)である。

 時しも山の頂上より、
鮮麗たとふるに物なき一大光輝が虹(ニジ)のごとく立ち昇つた。

その光は上に高く登りゆくほど扇を開きしごとく拡がり、
中天において五色の雲をおこし、
雲の戸開いて威厳高く美しき天人無数に現はれたまひ、
その天人は山上に立てる大八洲彦命の前に降り
真澄(マスミ)の珠(タマ)を与へられた。

その天人の頭首(カシラ)は木花姫命(コノハナヒメノミコト)であつた。

 この神山の、天高く噴出したのは
国常立尊(クニトコタチノミコト)の蓮華台上に於て
雄健(ヲタケ)びし給ひし神業の結果である。

その時現代の日本国土が九山八海(キウザンハツカイ)となつて、
環海(クワンカイ)の七五三波(シハガキ)の
秀妻(ホヅマ)の国(クニ)となつたのである。

 天保山の陥落したその跡が、今の日本海となつた。

また九山とは、九天(キウテン)にとどくばかりの高山の意味であり、
八海とは、八方に海をめぐらした国土の意味である。

ゆゑに秋津島根(アキツシマネ)の国土そのものは、
九山八海の霊地と称(トナ)ふるのである。

 (大正十年十月二十二日、旧九月二十二日、加藤明子録)


『音惚花活気好@kakky』的『第31章 九山八海(キウザンハツカイ) (31)』分解

2005年12月12日 00時43分47秒 | Weblog
平成十七(2005)年12月12日 旧11月11日(月)

 大八洲彦命は、杉松彦(スギマツヒコ)、若松彦(ワカマツヒコ)、時彦(トキヒコ)、
元照彦(モトテルヒコ)の部将とともに、
八島別(ヤシマワケ)の現はれし天教山(テンケウザン)に引きかへし、
ここに防戦の準備に取りかかつた。

稲山彦(イナヤマヒコ)は大虎彦(オホトラヒコ)と獅子王(シシワウ)の応援を得て勝に乗じ、
天教山を八方より取りまいた。

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神代の天教山は、世界一の高山で、
これが地殻変動で八合目まで海底に没した跡地が、
今、日本列島に在る富士山である。

太古は、地上の神々が、天上の神々と連絡し、
地上一切を管理する為の聖地だったので、
大八洲彦命を中心とする神軍はここに結集したのだ。

一方、世界征服を企む魔軍にとっては、
この天教山こそ最重要敵地であったから、
これを攻め落とすことは、戦況を絶対的優位に持ち込む為に、
絶対外せないことだったのである。

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 稲山彦は潮満(シホミツ)の珠(タマ)をもつて、
天教山を水中に没せしめむとした。
地上はたちまち見渡すかぎり泥の海と一変した。

このとき天空高く、東の方より花照姫(ハナテルヒメ)、大足彦(オホダルヒコ)、
奇玉彦(クシタマヒコ)は天神(テンシン)の命によりてはるかの雲間より現はれ、
魔軍にむかつて火弾を発射し、天教山の神軍に応援した。

されど一面泥海と化したる地上には、
落ちた火弾も的確にその効を奏せなかつた。

ただジユンジユンと怪しき音を立てて消えてゆくばかりである。
されど白煙濛々と立ち昇りて、四辺を閉ざすその勢の鋭さに敵しかねて、
敵軍は少なからず悩まされた。

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魔軍は天教山を攻め落とす為に、神器の力を悪用したのだが、
正しい神々はこれを許さず、魔軍への攻撃を開始したのである。

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 このとき稲山彦の率(ヒキ)ゆる魔軍は天保山(テンパウザン)に登り、
まづ潮満の珠をもつて、ますます水量(ミヅカサ)を増さしめた。

天教山は危機に瀕し、神軍の生命は一瞬の間に迫つてきた。

折しも杉松彦(スギマツヒコ)、若松彦(ワカマツヒコ)、時彦(トキヒコ)は、
天教山にすむ烏の足に神書を括(クク)りつけ、
天保山に向つて降服の意を伝へしめた。

烏の使を受けた稲山彦は、意気揚々として諸部将を集め会議を開いた。
その結果は、

 『大八洲彦命が竜宮城管理の職を抛(ナゲウ)つか、さもなくば自殺せよ。
  しからば部下の神軍の生命は救助せむ』

との返信となつて現はれた。

この返信を携(タヅサ)へて烏は天教山に帰つてきた。

神書を見たる杉松彦、若松彦、時彦は密(ヒソ)かに協議して、
自己の生命を救はむために大八洲彦命に自殺をせまつた。

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このへんの成り行きは、何となく、
本日最終回を迎えた大河ドラマ『義経』の様で、思わず苦笑する。

つまり平泉で鎌倉からの圧力に屈した藤原に迫られる義経の様な立場に、
大八洲彦命は天教山で追い詰められたわけだ。

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 大八洲彦命は天を仰ぎ地に俯(フ)し、
部下の神司(カミガミ)らの薄情と冷酷と、不忠不義の行動を長歎し、
いよいよ自分は天運全く尽きたるものと覚悟して、
今や将(マサ)に自殺せむとする時しもあれ、
東の空に当つて足玉彦(タルタマヒコ)、斎代姫(トキヨヒメ)、
磐樟彦(イワクスヒコ)の三部将はあたまの風軍(フウグン)を引きつれ、

 『しばらく、しばらく』

と大音声に呼ばはりつつ、天教山にむかつて最急速力をもつて下つてきた。

忽然として大風捲(タイフウマ)きおこり、
寄せきたる激浪怒濤を八方に吹き捲(マク)つた。

泥水は風に吹きまくられて、天教山の麓は水量(ミヅカサ)にはかに減じ、
その余波は大山のごとき巨浪を起して、逆しまに天保山に打ち寄せた。

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悪用された神器の力による水害を、
正神等の働きによる神風によって防ぎ、
大八洲彦命を援助したわけである。

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 天保山の魔軍は潮干(シホヒル)の珠(タマ)を水中に投じて、
その水を減退せしめむとした。

西の天よりは道貫彦(ミチツラヒコ)、玉照彦(タマテルヒコ)、
立山彦(タテヤマヒコ)数万の竜神を引きつれ、天保山にむかつて大水を発射した。

さしもの潮干の珠も効を奏せず、水は刻々に増すばかりである。

これに反して天教山は殆ど山麓まで減水してしまつた。

南方よりは白雲に乗りて、速国彦(ハヤクニヒコ)、戸山彦(トヤマヒコ)、
谷山彦(タニヤマヒコ)の三柱(ミハシラ)の神将は、あまたの雷神をしたがへ、
天保山の空高く鳴り轟(トドロ)き
天地も崩るるばかりの大音響を発して威喝を試みた。

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魔軍が神器を悪用して天教山を水没させようとしたのに、
神風によって逆流して来た荒波を抑えようと、
もう一つの神器を用いたが、効力なく、
魔軍は自分で自分の首を締める結果になったのである。

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 ここに稲山彦は、天保山上に立ちて潮満の珠を取りいだし、
一生懸命に天教山の方にむかつて投げつけた。

水はたちまち氾濫して天教山は水中に陥り、
大八洲彦命の首のあたりまでも浸(ヒタ)すにいたつた。

 泥水はなほもますます増える勢である。

このとき東北に当つて、
天地六合(リクガフ)も崩るるばかりの大音響とともに大地震となり、
天保山は見るみるうちに水中深く没頭し、
同時に天教山は雲表(ウンペウ)に高く突出した。

これが富士(フジ)の神山(シンザン)である。

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神器を悪用する魔軍は、あくまで天佑を得られず、
遂には大地の怒りをも買い、
魔軍の陣地である天保山がかえって大地震によって沈んでしまい、
大八洲彦命が陣取る天教山は、雲上高く聳え立つことになった。

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 時しも山の頂上より、
鮮麗たとふるに物なき一大光輝が虹(ニジ)のごとく立ち昇つた。

その光は上に高く登りゆくほど扇を開きしごとく拡がり、
中天において五色の雲をおこし、
雲の戸開いて威厳高く美しき天人無数に現はれたまひ、
その天人は山上に立てる大八洲彦命の前に降り
真澄(マスミ)の珠(タマ)を与へられた。

その天人の頭首(カシラ)は木花姫命(コノハナヒメノミコト)であつた。

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大八洲彦命が魔軍に奪われた神器に変わり、
更にそれより勝れた『真澄の珠』を賜ることになったのだ。

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 この神山の、天高く噴出したのは
国常立尊(クニトコタチノミコト)の蓮華台上に於て
雄健(ヲタケ)びし給ひし神業の結果である。

その時現代の日本国土が九山八海(キウザンハツカイ)となつて、
環海(クワンカイ)の七五三波(シハガキ)の
秀妻(ホヅマ)の国(クニ)となつたのである。

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七五三というのは『三段の型』を象徴しているのだ。

『環海(クワンカイ)の七五三波(シハガキ)の
 秀妻(ホヅマ)の国(クニ)』

は、四方海に囲まれた日本列島のことである。

『波』と書いて『ガキ』と訓むのは『垣(カキ)』ということで、
即ち『囲い』を意味する。

世界の大陸も四方海に囲まれた、

『環海(クワンカイ)の七五三波(シハガキ)の
 秀妻(ホヅマ)の国(クニ)』

で、日本列島を型にして形作られているのである。

『垣=波』という事が成り立つことになると、
後に登場する『ナギナミ』夫婦の神との関連性が出て来るし、
『波動』ということを考える時にも無視出来ないことになる。

筆者は1999年の後半に『いのちのひびき』という執筆を始め、
その中で、この『波動』について深く記したものを、
今も『みんなしあわせになれプロジェクト』
というホームページで公開中だが、
並々ならぬ神縁を今、改めて感じているところである。

また四方海ということは、大海原ということで、
これを『神伊邪那岐大神(カムイザナギオホカミ)』から、
主宰することを命ぜられた『神素盞嗚大神(カムスサノヲノオホカミ)』を連想させる。

また『カミ』と『カキ』ということについて考える時、

『カミ』=『隠れ身』『美』『身』『体』『後天の霊』『消極』
『カキ』=『垣』『活気』『活機』『気』『先天の霊』『積極』

ということで、霊主体従ということからみると、
『カキ』は『カミ』の主たり、『カミ』は『カキ』の従たることが、
明らかになって来るのである。

即ち『ナギナミ』を意味する『キミ』の言霊そのままで、
『ナギ』の神は『父性』を有し、
『ナミ』の神は『母性』を有する言霊で、
二つは夫婦一対で、常に一つの関係にあるから、
『カミ』は裏であり、『カキ』は表である。

更に深く突き詰めると、表にも裏が在り、裏にも表があるもので、
『カミ』は世に隠れて主たらんとする神の性質そのままであり、
『カキ』は世に現れて主たらんとする神の活動そのままであって、
現れる事は『体』であり、隠れる事は『霊』であるから、
双方、主体同一の存在であることがわかって来る。

つまり、夫は妻であり、妻は夫であり、
父は母であり、母は父であり、
親は子であり、子は親であり、
そして、日本は世界であり、世界は日本なのだ。

また『海』は『外囲いから守る神』を象徴し、
日本も世界も常に神に囲まれ、
御加護を受け続けて存在していることを示す言霊で、
二次元的な『波(カキ)』が『海』であり、
三次元的な『波(カキ)』が『宇宙空間』である。

更に四次元的な位置にある『波(カキ)』が『内なる神』ということで、
即ち『個性』を意味するのである。

要するに外も内も、皆『波(カキ)』である、ということになり、
全てはその『波(カキ)』の活動、即ち『波動』である、
ということを示唆しているのだ。
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 天保山の陥落したその跡が、今の日本海となつた。

また九山とは、九天(キウテン)にとどくばかりの高山の意味であり、
八海とは、八方に海をめぐらした国土の意味である。

ゆゑに秋津島根(アキツシマネ)の国土そのものは、
九山八海の霊地と称(トナ)ふるのである。

 (大正十年十月二十二日、旧九月二十二日、加藤明子録)

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『秋津島根』は『顕津州根』ということで、
『世界の大陸の型』を意味しているのである。

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『第30章 黄河畔(クワウガハン)の戦闘 (30)』

2005年12月04日 23時23分29秒 | Weblog
 神界の場面はここに急転し、大八洲彦命(オホヤシマヒコノミコト)は
濁流みなぎる黄河(クワウガ)の畔(ホトリ)にすすまれた。
ここには稲山彦(イナヤマヒコ)といふ金毛九尾(キンマウキウビ)の一派の部将が、
鉄城を築きて控へてをる。
これは竹熊(タケクマ)、木常姫(コツネヒメ)らの部下である。

 今や大八洲彦命は黄河を渡つて竜宮城に帰還せられむとするところである。
帰還されては竹熊の目的成就し難きをおそれ、
ここに稲山彦(イナヤマヒコ)に命じて、
大八洲彦命を中途において亡ぼさむとしたのである。
大八洲彦命はかかる企みのあらむとは寸毫も心づかず、
少数の部下を引き率れて城下に近づいた。

 シナイ山に御座(オハ)す厳(イヅ)の御魂(ミタマ)はこの現状をはるかに見そなはし、
救援のため高杉別(タカスギワケ)に命じ杉松彦(スギマツヒコ)、若松彦(ワカマツヒコ)、
田子彦(タゴヒコ)、牧屋彦(マキヤヒコ)、
時彦(トキヒコ)の各部将に数百の神軍を引率せしめ、
天(アマ)の磐船(イハフネ)に乗りて応援に向かはしめられた。
敵の城内よりは盛んに火弾を投下し、縦横無尽に攻め悩まさむとす。
このとき前述の応援軍は天の磐船に乗り
天上より火弾を投下し敵城を粉砕した。
敵は狼狽のあまり四方に散乱した。

 折しも大虎彦(オホトラヒコ)といふ悪神(アクカミ)は、
数万の蒙古の魔軍をかつて大声叱呼し、
よく之(コレ)を操縦指揮し濁流を渡つて、
大八洲彦命の陣営に一直線に襲撃する。

にはかに西南の空にあたつて、黒煙濛々と立ち現はれたと思ふ一刹那、
雲は左右にサツト分れて勇猛無比の獅子王(シシワウ)現はれ、
軍扇をあげて咆吼(ハウコウ)怒号しはじめた一刹那、
数万の暗星(アンセイ)は地上に落下した。
大小無数の暗星は地上に落下するとともに、
大小無数の獅子と変化し神軍目がけて突進しきたつた。

 このとき東北の天より雲路を分け火を噴きつつ進みきたる竜体がある。
これは乙米姫命(オトヨネヒメノミコト)であつた。

命は大八洲彦命の眼前に現はれ、
麻邇(マニ)の珠(タマ)を渡し何事か耳語(ジゴ)して、
また元のごとく東北の天にむかつて帰還した。

ここに大八洲彦命は麻邇の珠を受取り、
応援軍なる田子彦(タゴヒコ)と牧屋彦(マキヤヒコ)に預(アヅ)けた。
すると田子彦、牧屋彦はにはかに態度一変し、敵の稲山彦についてしまつた。

 稲山彦は、大虎彦(オホトラヒコ)と獅子王の応援ある上に麻邇の珍宝を手にいれ、
勇気は頓(トミ)に百倍し大八洲彦命を散々に打ち悩めた。

 あゝ大八洲彦命の運命は如何(イカ)になりゆくであらうか。

 (大正十年十月二十二日、旧九月二十二日、加藤明子録)

『音惚花活気好@kakky』的『第30章 黄河畔の戦闘 (30)』分解

2005年12月04日 23時21分32秒 | Weblog
平成十七(2005)年十二月四日 旧十一月三日(日)

 神界の場面はここに急転し、大八洲彦命(オホヤシマヒコノミコト)は
濁流みなぎる黄河(クワウガ)の畔(ホトリ)にすすまれた。
ここには稲山彦(イナヤマヒコ)といふ金毛九尾(キンマウキウビ)の一派の部将が、
鉄城を築きて控へてをる。
これは竹熊(タケクマ)、木常姫(コツネヒメ)らの部下である。

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霊界物語の初期は、この様に神々の戦争が中心に描かれている。

二十一世紀の初期にも、大掛かりな戦争が勃発したけれども、
報道で騒ぐほどには全世界規模の問題にならなかったのは、
昔と今とでは、その戦争の在り方に大きな開きがあって、
今回の戦争では徹底的に最新兵器が用いられた為だ。

これに対して、この神々の戦争は、どちらかというと肉弾戦が主流であり、
時々、神秘の力が作用して、戦争の流れを大きく変えるという、
とてもクラシカルで、非科学的且つミステリアスな在り方だ。

こういうことが通用するのは、その戦争が多分に霊的なものだからで、
現代の様に物理的な破壊行為を主体とするものではないのである。

さて、今回の場面では霊主体従の将たる大八洲彦命が、
アジアの大陸に横たわる黄河の畔にすすんで行く。

これを見ただけでも、この戦争の規模が大陸的なものであったことが判るが、
現代的な物理的破壊戦争の様な殺伐さに欠けるものがあり、
何処か悠々としていて、波の押し引きの様な風情が漂っている感じがする。

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 今や大八洲彦命は黄河を渡つて竜宮城に帰還せられむとするところである。
帰還されては竹熊の目的成就し難きをおそれ、
ここに稲山彦(イナヤマヒコ)に命じて、
大八洲彦命を中途において亡ぼさむとしたのである。
大八洲彦命はかかる企みのあらむとは寸毫も心づかず、
少数の部下を引き率れて城下に近づいた。

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やはり部隊が中国の黄河近くなので、『三国志』とか『水滸伝』の様な、
「やあやあ吾こそは!」みたいな、命をかけた部活動の様な、
そんな気風を感じるのは、筆者だけだろうか…

勿論、魔軍は魔軍らしく、ところどころで卑怯なやり方をするけれど、
現代の様に大量殺人兵器を使用して、
問答無用、駆け引き無しで勝負をつけてしまう様な戦争と違って、
なかなかドラマチックなところがある感じがする。

さて、太古の神々の戦争については、
世界中の有名な神話の中で語られているが、
特に古代インドにおける神々と人々が入り乱れて行われた大戦争を描く、
『ラーヤマーニャ(正式名称忘れた…^^;)』だかいう神話には、
まるでアニメか映画の様な劇的な戦争が描写されている。

当時から、空飛ぶ円盤や、スーパージェッターの流星号の様な乗り物、
有人ロケット、ミサイル、大量破壊兵器が使用されていたようで、
こうした兵器を使う神々と、地上で肉弾戦を繰り広げる兵士達による、
ちょっと競技の様な戦争が頻繁に行われていた様である。

しかし、このちょっとブーム化された戦争の繰り返しの影響で、
地球の自然環境のバランスが完全に崩壊し、
全地球的大洪水を招くことになったらしい…

そうした出来事を断片的に霊界の記憶から読み取って記録された、
エドガーケイシーによる『ケイシーリーディング』には、
アトランティス時代のいくつかの大戦争について記されているという。

アトランティス時代には、前期、中期、後期の三大別があって、
現代はアトランティス時代崩壊後の地球再生時代であり、
初期にはやはり、小さな部族間闘争が行われ、ここ二百年ばかりの間に、
世界の主力たる国々による大戦争が二回行われ、
後はこの大戦争の戦勝国によって、時々頭をもたげて来る、
敗戦国及び後進国による暴走行為を牽制する様な、
一点集中的科学戦争が時々あるだけになって来ているので、
こういうことが次第に数少なくなって行き、
人類待望の地上天国を復活させることになっているのだ。

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 シナイ山に御座(オハ)す厳(イヅ)の御魂(ミタマ)はこの現状をはるかに見そなはし、
救援のため高杉別(タカスギワケ)に命じ杉松彦(スギマツヒコ)、若松彦(ワカマツヒコ)、
田子彦(タゴヒコ)、牧屋彦(マキヤヒコ)、
時彦(トキヒコ)の各部将に数百の神軍を引率せしめ、
天(アマ)の磐船(イハフネ)に乗りて応援に向かはしめられた。

敵の城内よりは盛んに火弾を投下し、縦横無尽に攻め悩まさむとす。
このとき前述の応援軍は天の磐船に乗り
天上より火弾を投下し敵城を粉砕した。
敵は狼狽のあまり四方に散乱した。

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この頃の武器といえば、火弾と呼ばれるものだったようで、
要するに火焔弾のことらしい…

けれども見ようによっては爆弾や焼夷弾の様でもあり、
そうだとすると、これは二十世紀の戦争で主流であった
大型戦闘機による空襲の描写によく似ているのではないだろうか?

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 折しも大虎彦(オホトラヒコ)といふ悪神(アクカミ)は、
数万の蒙古の魔軍をかつて大声叱呼し、
よく之(コレ)を操縦指揮し濁流を渡つて、
大八洲彦命の陣営に一直線に襲撃する。

にはかに西南の空にあたつて、黒煙濛々と立ち現はれたと思ふ一刹那、
雲は左右にサツト分れて勇猛無比の獅子王(シシワウ)現はれ、
軍扇をあげて咆吼(ハウコウ)怒号しはじめた一刹那、
数万の暗星(アンセイ)は地上に落下した。
大小無数の暗星は地上に落下するとともに、
大小無数の獅子と変化し神軍目がけて突進しきたつた。

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この頃の神々は、神々であるにも関わらず、
とても原始的な戦争をやっている。

『雲は左右にサツト分れて勇猛無比の獅子王(シシワウ)現はれ』

という描写も、とてもミステリアスであるけれど、
落下傘(パラシュート)部隊が、たくさん降りて来る様子は、
このたくさんの暗星が落ちて来る光景に似ていないだろうか?

獅子が何処かの軍隊のシンボルマークに使われていたと思うが、
今、何処の国だか忘れてしまったので、インターネットで検索してみたが、
現代はよほど平和になった様で、こういうことに興味を持つ、
サイト野郎はあまりいなくなったらしい…

昔は、こういうことにやたらと詳しい、
当時の言葉で『専門家』、今の言葉で『マニア』がたくさんいたのだが…

情報採集には苦労するけれども、現象としては好い傾向であるといえる。

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 このとき東北の天より雲路を分け火を噴きつつ進みきたる竜体がある。
これは乙米姫命(オトヨネヒメノミコト)であつた。

命は大八洲彦命の眼前に現はれ、
麻邇(マニ)の珠(タマ)を渡し何事か耳語(ジゴ)して、
また元のごとく東北の天にむかつて帰還した。

ここに大八洲彦命は麻邇の珠を受取り、
応援軍なる田子彦(タゴヒコ)と牧屋彦(マキヤヒコ)に預(アヅ)けた。
すると田子彦、牧屋彦はにはかに態度一変し、敵の稲山彦についてしまつた。

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『麻邇(マニ)の珠(タマ)』には不思議な力が在るけれども、
珠自体に意志は無く、これを使う者の心次第で善悪両方に働く。

珠は善悪どちらにも染まらないあらゆる『力』の象徴の様だ。

そしてこれを見ると明らかな様に、神軍の将である大八洲彦命も、
味方に裏切られる事がある様なのだが、
ここでは『麻邇の珠』を渡す時に乙米姫命に何かを耳打ちされているから、
わざと『麻邇の珠』を渡して、その本性を顕わさせられて、
『麻邇の珠』を持った後の行状を試した様だ。

善の側に従っていても、いざ『力』を持つと、悪はやはり悪なので、
その『力』を悪い事に使うものである。

厳しい話だが、善悪の立て別の御神業だから、
こういうことも仕方ないのだろう。

勿論、この逆もあるわけで、悪の側に使われていても、
『力』さえあったら善い事ばかりをする様になる者も埋もれているのだから、
この様に一度は神から『力』を与えられる事もあるのだ。

そうして、この様に、一度は善悪敵味方の立て別が明確になった後で、
善悪両方に対して、しかるべき救いの手が差し伸べられて行くのである。

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 稲山彦は、大虎彦(オホトラヒコ)と獅子王の応援ある上に麻邇の珍宝を手にいれ、
勇気は頓(トミ)に百倍し大八洲彦命を散々に打ち悩めた。

 あゝ大八洲彦命の運命は如何(イカ)になりゆくであらうか。

 (大正十年十月二十二日、旧九月二十二日、加藤明子録)

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つまり、神様は平等であるから、
悪にも一度は『力』を与えるけれども、
その『力』の使い方が悪用一本槍であるということが判明すれば、
やがて最終的には、
それよりも大きな力で裁きを受けることになるのである。

勿論、こういう時は、
善も一度は負けている様な態度を見せるものであるが、
これはプロレスと一緒で、
勝つ事になっている善玉が悪役に一度はのされて、
最後に一気に形成逆転して勝利するという典型的な筋書きで、
観客を満足させるものだ。

世の中でヒットする勧善懲悪もののドラマや映画も、
だいたいこんなストーリー展開をするものだが、
霊界物語もだいたいその様な筋書きで構成されていて、
最終的には悪玉にも、地獄の街道で意気揚々の活動をさせて、
七十二巻にわたる現世的ストーリーを締めくくっている。

七十三巻以降は、それ以前とはまったく異なり、
その九割以上が善悪美醜の立て別けが明確な、
『神界の物語』になっているので、
善も悪もお互いに憎み合っているし、
双方がお互いを滅ぼすことばかりを考え、
味方の数をどんどん増やすことに勢力を注ぎ、悪を改心させる、
という様なストーリーはあまり見受けられない。

最初から真善美愛が一方的に強いのだ。

ただ真善美愛にも上中下深浅の区別があることが、
明確に記されているのが特徴だ。

物質が主体である体主霊従の現世では、時には善も負ける事もあるが、
霊主体従の神界では、常に真善美愛が一方的に勝利する、
ということが明確にわかるようになっているのだ。

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