HGUCジム改の製作記事の第2回目、今回は腰正面のブロックの形状変更についてです。
写真左:キットの(B2 55)パーツ、無加工の状態です。
今回採用した改造プランは、この腰正面ブロックを1㎜前進させ、さらに連邦軍エンブレムがある赤い部分(RX-78の場合、大気圏突入装備のハッチ)の下側を前方および下方向に延長することによってバランスを変更し、実際のサイズよりも大きく見せるというものです。
写真右:赤いパーツ(A21)の下半分を延長するためのスペースを稼ぐべく、オレンジ色の線で囲った部分を削ります。
(B2 55)パーツには、腰前面の可動式装甲(フロントスカートアーマー)の可動軸を受けるための丸い切り欠きがありますが、改造後にこの丸い切り欠きが外から丸見えになってしまう可能性があるため、ランナーで埋めることにしました。厚さ1㎜の半円断面に削ったランナーを(B2 55)パーツの丸い切り欠き部分に接着します。
接着剤が固まったら、余分な部分をニッパーやナイフ、ノコギリなどで切り取ります。
写真左:(B2 55)パーツを1ミリ前方に移動させた場合、連邦軍エンブレム付近を取り囲む部分が前に出すぎてしまいます。この部分を約1㎜削って後退させます(1㎜前進+1㎜後退=0で、この部分はキットの無改造状態の位置と同じになります)。
写真右:1㎜削った部分の下の斜めになっている部分を削り、傾斜をきつくします。
写真左側が加工前、右側が加工後の状態です。
赤い部分の下半分は、キットの赤成形色と同じ色のランナータグ板を使って延長することにしました。使用したランナーは「1/100ガンダムアストレイ レッドフレーム」のものです。似た色なら、どのキットのランナーでもOKです。
この後、A21パーツの下半分を削り落とし、赤いタグ板から切り出したパーツを貼って延長したのですが、タグ板の形状とサイズをピッタリ合わせるのが難しくて写真を撮っている余裕がありませんでした(汗)。詳しくは後の図にて…。
加工した(B2 55)パーツの裏側にタミヤさんの1㎜角プラ棒を貼り足した状態です。これでパーツ全体を1㎜前方に移動できます。
上記の作業を図で表してみました。パーツを横から見た図です。赤い斜線部を削ります。やや濃いベージュ色の部分は半円断面に削ったランナー、薄いグレーは1㎜角プラ棒を表しています。
(B2 55)パーツ内の、A21パーツの位置を表した図です。
連邦軍エンブレムの下側の斜めになっている部分は削り落とし、赤いタグ板から切り出したパーツ(濃い赤で示した部分)を貼り足しています。
1㎜角プラ棒の部分は、ガンダムマーカーのグレーで塗っておきました。
左右がつながった状態で成形されている腰フロントスカートアーマーは、可動軸の中央をノコギリで切断し、可動軸の中心を太さ1㎜のドリルで穴を開け、真鍮線を通して独立可動させました。
完成した腰部です。HGUCジムクゥエルと比べるとまだまだ迫力不足ですが、無塗装で加工跡が目立たない状態にするには、これぐらいの加工が限度だと思います。
次回は腕および脚の組み立てをお送りする予定です。
*前回・前々回の記事および過去記事にも読者の皆様からコメントをいただきました。本当にありがとうございます! 時間の都合で以前のような個別返答コメントはできませんが、皆様からのコメントはいつも楽しみにしています。今後もどうぞよろしくお願いいたします。m(- -)m
写真左:キットの(B2 55)パーツ、無加工の状態です。
今回採用した改造プランは、この腰正面ブロックを1㎜前進させ、さらに連邦軍エンブレムがある赤い部分(RX-78の場合、大気圏突入装備のハッチ)の下側を前方および下方向に延長することによってバランスを変更し、実際のサイズよりも大きく見せるというものです。
写真右:赤いパーツ(A21)の下半分を延長するためのスペースを稼ぐべく、オレンジ色の線で囲った部分を削ります。
(B2 55)パーツには、腰前面の可動式装甲(フロントスカートアーマー)の可動軸を受けるための丸い切り欠きがありますが、改造後にこの丸い切り欠きが外から丸見えになってしまう可能性があるため、ランナーで埋めることにしました。厚さ1㎜の半円断面に削ったランナーを(B2 55)パーツの丸い切り欠き部分に接着します。
接着剤が固まったら、余分な部分をニッパーやナイフ、ノコギリなどで切り取ります。
写真左:(B2 55)パーツを1ミリ前方に移動させた場合、連邦軍エンブレム付近を取り囲む部分が前に出すぎてしまいます。この部分を約1㎜削って後退させます(1㎜前進+1㎜後退=0で、この部分はキットの無改造状態の位置と同じになります)。
写真右:1㎜削った部分の下の斜めになっている部分を削り、傾斜をきつくします。
写真左側が加工前、右側が加工後の状態です。
赤い部分の下半分は、キットの赤成形色と同じ色のランナータグ板を使って延長することにしました。使用したランナーは「1/100ガンダムアストレイ レッドフレーム」のものです。似た色なら、どのキットのランナーでもOKです。
この後、A21パーツの下半分を削り落とし、赤いタグ板から切り出したパーツを貼って延長したのですが、タグ板の形状とサイズをピッタリ合わせるのが難しくて写真を撮っている余裕がありませんでした(汗)。詳しくは後の図にて…。
加工した(B2 55)パーツの裏側にタミヤさんの1㎜角プラ棒を貼り足した状態です。これでパーツ全体を1㎜前方に移動できます。
上記の作業を図で表してみました。パーツを横から見た図です。赤い斜線部を削ります。やや濃いベージュ色の部分は半円断面に削ったランナー、薄いグレーは1㎜角プラ棒を表しています。
(B2 55)パーツ内の、A21パーツの位置を表した図です。
連邦軍エンブレムの下側の斜めになっている部分は削り落とし、赤いタグ板から切り出したパーツ(濃い赤で示した部分)を貼り足しています。
1㎜角プラ棒の部分は、ガンダムマーカーのグレーで塗っておきました。
左右がつながった状態で成形されている腰フロントスカートアーマーは、可動軸の中央をノコギリで切断し、可動軸の中心を太さ1㎜のドリルで穴を開け、真鍮線を通して独立可動させました。
完成した腰部です。HGUCジムクゥエルと比べるとまだまだ迫力不足ですが、無塗装で加工跡が目立たない状態にするには、これぐらいの加工が限度だと思います。
次回は腕および脚の組み立てをお送りする予定です。
*前回・前々回の記事および過去記事にも読者の皆様からコメントをいただきました。本当にありがとうございます! 時間の都合で以前のような個別返答コメントはできませんが、皆様からのコメントはいつも楽しみにしています。今後もどうぞよろしくお願いいたします。m(- -)m
男の一番大事なトコだし(笑)
1mmの僅かな差でも、全体通して見ると
やはり違って見えるから不思議。
それを未塗装でやるから、やはり凄い!
陸戦シリーズのMS、陸GMだけこの部分が
イマイチと思うのは私だけ?
GM改やGMカスタムなどは、エンブレムつきなのに...
完成した暁には是非、11月発売のグフカスタムとの対決シーンをアップして下さい(正直、このサイトでジム改の記事を読む度に2機のバトルを妄想してます)
それでもいとも簡単にやってのけるかめっチさんには感服です。(簡単じゃあないか・・・)
完成楽しみにしてます。がんばって下さい!
ノンシンナーで塗装となると部分塗装になり全体塗装が必要な改造はあきらめそうですが成型色と視覚効果を利用して見事な改造ですね。
同じキットを持ってる人は沢山いても、それらとは一線を画すオリジナルになってるもん。
模型って発想力であり技術力であり創造力だね。
だからやめられない。