ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

MGグフver2.0(その1)

2009年06月03日 | 現在製作中
 久しぶりのMGキット製作記事です(サンプル除く)。最近はHGクラスのキットの手軽さが好きなので、ついついMGクラスは見送ることが多いのですが、グフともなると話が違ってきます。筆者にとっては小学生の頃から好きなモビルスーツですからねぇ!

 それにしても格好良い箱絵…♪


 今回の製作では、MGグフver1.0のバリエーションキットであるグフカスタム(本当はグフver1.0があれば良かったのですが…。)、そしてMGグフver2.0と共通パーツが多いMGザクver2.0をゲストに迎え、それぞれの違いを検証してみようと思っています。

 まずはいつも通りモノアイの製作から入ります。モノアイの作り方については、昔の記事(前編中編)で書いた方法と基本的には同じですが、以前の記事では説明不足だと感じた部分があったり、最近では工程を省略している部分があったりしますので、補足いたします。

 使用したのはいつも通り、コトブキヤさんの「丸ノズルS(写真左側)」とウェーブさんの「Hアイズ ピンク(写真右側)」です。直径4ミリの「Hアイズ」と、内径4ミリ(外径5ミリ)の「丸ノズル」を組み合わせて使用します。


 上の写真はランナーから切り取った「Hアイズ」を裏側から見たところです。やや分かりにくいですが、裏側の中央付近に凹みがあります。この凹みは「ヒケ」と呼ばれるもので、製造の段階で金型に流し込まれたプラスチックが冷める時に収縮することによって生じるそうです。
 この「ヒケ」があると、裏面を塗装したりメタリックテープを貼った場合の仕上がりが悪くなってしまいます。出来れば裏面は平らな方が良いと思います。
 図はHアイズを横から見た場合の断面形状を示したもので、図の左側の薄いピンクで塗ってある部分が「ヒケ」です。Hアイズの裏側を削ることによって、ヒケの無い平らな裏面にした状態を表したのが図の右側です。
 

 写真左:実際に「ヒケ」を無くす作業に入ります。まず、作業机やカッティングマットなどの平らな所に耐水ペーパー(1000番ぐらい)を敷きます。両面テープで机などに固定すると、作業の精度が向上します。
写真右:平らな面に敷いた耐水ペーパーの上にHアイズを置き(ふくらんだ表面が上を向くように)、指の腹でHアイズを滑らせます。あまり力を入れずに、円を描くように指を動かします。同じ方向にばかり動かしていると、裏面の削れ方が片寄ってきますので、「3回時計回りに動かしたら、次は反時計回りに3回……」といった感じに動かすと良いと思います。

 削っているうちに、裏面が平らになってきます。しかし、裏面のツヤが消えてしまい、全体的に曇った感じになってしまいます。次のような段階を経て、ツヤを復活させます。

 写真左:1000番の耐水ペーパーで削った後の状態です。裏面のヒケは無くなりましたが、傷だらけでツヤも消えてしまいました。
 写真中央:同じようにして1500番の耐水ペーパーを使ってさらに削った状態です。裏面の磨き傷が少しマシになりました。
 写真右:耐水ペーパーの代わりに、コピー用紙などの紙を敷いた上でHアイズの裏面を磨いた状態です。磨き傷がほとんど消え、ツヤが復活しました。 


 写真左:Hアイズの裏面に金属箔テープを貼ります。使用したのはセメダイン社の「ラピーテープ」です。「ラピーテープ」には赤・青・金色など、いろいろな色がありますが、このモノアイに使用するのは色が付いていない裏面ですので、どの色のラピーテープでも構いません。ラピーテープが入手できない場合は、台所用のアルミテープでも代用できます。

 写真中央:適当な大きさに切ったラピーテープの裏面(粘着面)に、Hアイズをそっと乗せます。粘着面の、指紋やゴミなどが付いていない部分をよく狙って乗せましょう。その後、Hアイズとラピーテープをしっかりと密着させます。

 写真右:余分なラピーテープをデザインナイフで切り取ります。Hアイズの外周に沿って一気に丸く切り取るのは至難の業です(汗)。短い直線をつなげるようにして少しずつ切る方が、時間は掛かりますが確実です。

  
 写真左:丸ノズルはグレーの成形色が薄くて半透明になっていましたので、外側をガンダムマーカー「ファントムグレー」で塗りました。黒に近い色ほど、モノアイの輝きが引き立つと思います。
 
 写真中央:裏面にラピーテープを貼った「Hアイズ」を、「丸ノズル」に固定するには両面テープを使用します。以前はラピーテープを貼る時と同じ要領で両面テープを貼っていましたが、最近では「Hアイズよりも小さめなら、どんな形に切っても良いのでは?」と思うようになってきたので、適当な大きさに切った両面テープを使用しています。銀色の尖った物体(実はデザインナイフの刃です)の先端に付いている半透明の四角いものが両面テープです。

 写真右:Hアイズの裏面に両面テープを貼り、丸ノズルにはめ込みます。綿棒を使ってまっすぐはめ込むと良いです。その綿棒でHアイズの表面を磨いて仕上げるとモノアイレンズの完成です。

 
 完成したモノアイレンズをグフの顔面パーツに近付けて、レンズの大きさがちょうど良いかどうかをチェックしました。モノアイのサイズは人それぞれで好みが違うと思いますが、グフの場合はモノアイの上半分が隠れるため、やや大きめぐらいがちょうど良いのかもしれませんねぇ。 

 さて話は変わって、店長から受け取ったチラシから…

 GSIクレオスさんの1/144スケール「熊本城」、いよいよ7月発売予定です。内部が再現されているのがスゴい! 同スケールで「vsスペースゴジラ」版のゴジラがあれば映画のワンシーンも再現可能!(←おい…!:汗)。


 *ホビーショーの記事にエム太郎さんからいただいたご質問ですが…(遅くなって申し訳ございません:汗)。
 MGエクシアのGNソードの、ビームガン部分がシールド側にスライド移動するかどうか?というご質問だと思うのですが、エプロンさんのホビーショーレポを見た感じでは可動ギミックが内蔵されているようです。ソード本体のシールドとビームガンをつなぐアームに可動軸があり、シールド裏側にはそのアームが入り込むためのくぼみがあるようです。7月の発売が楽しみですね!