ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

HG ティエレン地上型(その0)

2007年11月25日 | ガンダム00
 しつこかった風邪もようやく治り、これで「MGデスティニーガンダム」の続きが作れる…と思ったのですが、次ネタの「HGティエレン地上型」の箱を開けたのがマズかった!(汗)。

 ザクのシールドを連想させる、グリーン成形のL字型に曲がった板状のシールドのパーツが目に飛び込んできた瞬間、「つ、作りたい~!!…」と…(笑)。どうも最近、ユニオンフラッグ以外はガンダムタイプのMSばっかり作っていたので、地味な陸戦用量産型MSに対する禁断症状が出てしまったようです。

 キットのランナーと説明書を見ていると、パーツの形状とか関節部の構造とかディテールなどがとても面白く、「これはじっくり作りたいなぁ…」という気になってきます。実に制作意欲の湧くキットです。グリーンの成型色・モノアイ・丸指となると燃えるのがオッサンモデラーの習性ですねぇ…。

 「ガンダム00」は、未来の「西暦」を舞台とした物語であるため、従来のガンダムシリーズよりもリアルな設定で描かれている作品だと思うのですが、MSも現用兵器を意識したデザインや設定になっています。

 ティエレンの首元にあるパーツは、戦車のペリスコープを模したモノというか、ペリスコープそのものですねぇ。

 こうして見比べてみると、ティエレンは戦車を意識したデザインというのがよく分かります。

 また、ユニオン・AEU・人類革新連盟の各陣営は未来の各国の連合という設定になっており(架空の国家は存在しますが)、他のガンダムシリーズよりも世界情勢が明確になっていると思います。 
 ティエレンは人類革新連盟で使用されるMSですが、なんとなく「ロシアで開発されて、中国で生産されているのかなぁ」という想像が可能だったりします。なんとなくロシアの兵器(というか戦車)のニオイがすると思うんです。人類革新連盟の主要キャラ、セルゲイ・スミルノフ中佐の影響がかなりありますが…。

 ロシアの現用戦車、「チョールヌイ・オリョール(迷彩色の方。ただし開発は中止)」と「T-80U(緑色の方)」、ともに海洋堂製「ワールドタンク・ミュージアム」の1/144スケール完成品です。まあ、なんとなく…。
 T-80Uの後部に付いている円筒形のモノは予備燃料タンクです。ティエレンがどんな動力で動いているのかは分かりませんが、背中に燃料タンクを付けると似合うかなぁと思います。
 もう一つ、「ロシアっぽい」と思った理由がこれです。

 接近戦用の武装「カーボンブレード」ですが、これが…

 写真の赤丸で囲った部分に似ているなぁと…。これは確か丸太を切るためのノコギリだったと思います(写真は「ワールドタンク・ミュージアム」の「T-34/85」です)。

 こうなってくると、ロシアの戦車っぽく仕上げて気分を盛り上げたくなってきました。それで、ロシア戦車というと思いつくのが…。

 第二次大戦中のソビエト戦車の砲塔に白文字で書かれたスローガンです。キリル文字が入っていると、ロシアな雰囲気が満点ですねぇ♪
 筆者もティエレン用にスローガンを考えてみました。翻訳サイトで翻訳して、ですけどね(笑)。
 「Человечество инноваций!(人類に革新を!)」 
 ロシアっぽくするためにスローガンを書き込むというのは短絡的かもしれませんが、雰囲気重視ということで…。


 参考のため用意した資料、ミリタリーモデル専門模型雑誌「アーマーモデリング」と、「T-34/76中戦車」の写真・図版集です。ガンプラ製作時にも大いに参考になります。実物が存在する戦車や航空機などをリアルに表現するための資料は、やっぱり説得力がありますねぇ。


 久しぶりにモノアイを作るのがうれしいのですが、ティエレンはかなりモノアイが小さいです。いつもの作り方でレンズ径1.8ミリのモノを作ってみましたが、それでも小さいです。1.5ミリ径がちょうど良いようなのですが、外枠のパーツをどうしようかと考え中です(汗)。