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美術ってなあに?

2018-06-26 21:54:40 | 児童書・イギリス
「美術ってなあに? “なぜ?”から広がるアートの世界」 作:スージー・ホッジ 訳:小林美幸 発行:株式会社河出書房新社

4309278310 美術ってなあに?
スージー・ホッジ 小林 美幸
河出書房新社 2017-09-12

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「なんで、はだかの人だらけなの?」「なぜこれが名画なの?」など、素朴な疑問を通して美術作品をみていく画期的な一冊。
豊富なカラー図版で、小学校中学年~大人まで楽しめる。
女優・創作あーちすと、のんさん推薦!!
「“なぜ?”という単純な気持ちに、楽しく刺激を与えてくれる素敵な美術書です。
アートは奥が深いけれど、だんだん可愛いく思えてくる。ワクワク心をくすぐられました。」
「美術」や「アート」ってきくと、なんだか高尚な趣味だなとか、ハードルが高いな、などと思っていませんか?
この本では、美術やアートに関する、とってもシンプルな疑問を集めました。
オールカラーで掲載されたたくさんの図版と分かりやすい文章は、子供から大人まであらゆる世代におすすめです。
「美術って、どうして裸の人だらけなの?」
「子どもでも、これぐらいつくれるかも…と思うような作品がなぜ評価されているの?」
というような、誰もが一度は思うような疑問から、
「美術作品って、どうしてものすごく値段が高いの?」という現実的な問い、
「どうして美術館ではしずかにしてなきゃいけないの?」という素朴な質問まで、
さまざまな“なぜ?”を通して、気軽な気持ちでアートに近づける、はじめの一歩のような書籍です。
原書はイギリスで刊行され、すでに15カ国語で翻訳されている世界的ベストセラー。
著者のスージー・ホッジは、美術、美術史、歴史などの分野で100冊を超える本を執筆し、
難しいテーマであってもシンプルでわかりやすい切り口で紹介するスタイルは、幅広い年代層から支持されています。
“なぜ?”の答えはひとつだけじゃないから、アートっておもしろい!

(河出書房新社HPより)


上にある通り、
一つの作品、一つの疑問、その答え、という感じで構成されている。
有名な作品が多いので、とっつきやすい。
解説もよくわかる。
とにかくよくわかる本である。
美術のことがよくわかる。
びっくりしたのは、自分の血液を固めてつくった肖像彫刻。
ちょっと怖い。気持ち悪い。
でも、それも美術。
この本を手にする人は、
多分多かれ少なかれ美術に関心のある人だと思う。
そういう人が読めば、とても面白く読めると思う。
関心がない人だと…どうかな、つまんないかな?
ぼくはとても楽しめました。
みなさんもぜひ。

"WHY IS ART FULL OF NAKED PEOPLE?" by Susie Hodge (2016)


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