「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女」 作:スティーグ・ラーソン 訳:ヘレンハルメ美穂 岩澤雅利 発行:株式会社早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫)
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) スティーグ・ラーソン ヘレンハルメ 美穂 早川書房 2011-09-08 by G-Tools |
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫) スティーグ・ラーソン ヘレンハルメ 美穂 早川書房 2011-09-08 by G-Tools |
●
最近子どもの本を読んどらんな。
海外ミステリーにはまっているもんでねえ。
ミステリー本の山ができちゃっています。
どれもブックオフで仕入れたものがほとんど。
山の中から取り出したのが、最近映画も公開された「ミレニアム1」。
うわさにたがわぬおもしろ本でありました。
●
月刊誌「ミレニアム」の発行責任者ミカエルは、
大物実業家の違法行為を暴く記事を発表した。
だが名誉毀損で有罪になり、彼は「ミレニアム」から離れた。
そんな折り、大企業グループの前会長ヘンリックから依頼を受ける。
およそ40年前、彼の一族が住む孤島で兄の孫娘ハリエットが失踪した
事件を調査してほしいというのだ。解決すれば、
大物実業家を破滅させる証拠を渡すという。
ミカエルは受諾し、困難な調査を開始する。
(上巻裏表紙の解説より)
●
失踪事件の謎に徐々にはまっていくミカエル。
彼を助けるのが、「ドラゴン・タトゥーの女」、調査員で天才的ハッカーの
リサベット。
写真からいろいろ情報を得ていって、それをもとに実地で聞き込みをしたりと
前半は地道な調査が続く。
それが後半、犯人に近づくにつれ、命を狙われるに至るあたりは、はらはらさせられる。
上下2冊でけっこうな分量だが、あきることなく読ませる。
これがデビュー作(遺作でもあることが残念)とは驚きである。
2,3とまた読んでいきたい。
(と言いながら他の本を読んでたりして)
"MÄN SOM HATAR KVINNOR" by Stieg Larson (2005)