織内将男の山旅の記録

若かりし頃よりの山旅の記録です・・!!

尾瀬紀行(31)裏燧ケ岳 「尾瀬・御池」

2011年07月11日 | 尾瀬
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 尾瀬紀行(31)裏燧ケ岳 「尾瀬・御池」   、




御池側から見る雪の燧ケ岳




さて、広沢田代の湿原から一気に御池まで下ることにしよう。 
木道階段をしばらく下ると、今度は石や木の根がはみ出しているゴツゴツとしたクサッタ雪面の悪路を辿る。

この頃になって、やはりというか左の膝関節がガクガクと「笑い始め」、やや痛みが感じ出した。 
これはヤバイ・・!。
願わくば明日予定の「会津駒」の登行に、影響が出ないように祈るばかりである。


ところで、「膝が笑う」とは足(脚)が疲れて、力が入らずに、がくがく震えている状態が、笑ってヒクヒクしている状態に似ているからである。 

長時間歩くなどして膝のお皿の筋肉の疲労が蓄積し、膝がガクガクしてバランスを維持できなった状態を「膝が笑う」と言う。  

“膝に笑われないのが上手な登山者といえるかも・・?”

「そろそろ膝がトシちゃんになってきた。ガクガクや。」(田原俊彦)

これは登山用語のうちの一種の慣用語、俗語で、他にも「顎を出す」は、登りで、荷物が重かったり道が急などで疲れて、呼吸が苦しくなり、顎が前に出た姿勢になってしまうこと。

尚、「きじうち」は、男性が野山でする小便のことで、女性は「お花を摘む」という。 
「大キジうち」は大便のこと。



一時して、燧ヶ岳へ4.5キロの標識が現れ、更に、木道を100mほど行くと待望の御池ロッジに到着した。 
永かった1日がようやく終わろうとしている。


御池ロッジは湿原とブナ林に囲まれた静寂な地、大自然に包まれた山小屋であるが、今だ真新しいコンクリート造りのホテルのような山小屋・・?であった。
丁度、国道352号沿いにあって、ここまで田島や会津高原尾瀬口駅より、凡そ2時間掛けてバスが来ているのである。 

時節ともなると、乗合バスは更に尾瀬沼の近く「沼山峠」まで届いている。
いずれにしても尾瀬入山の基地で、尾瀬沼や日本百名山・「燧ヶ岳」に最も近い宿泊場所といえるだろう。

施設の裏側には湿原が広がり、水芭蕉やニッコウキスゲ等の高山植物が咲き、朝の散歩や散策が楽しめるようだ。
また、当施設には「尾瀬ブナの森ミュージアム」が併設されており、尾瀬の自然の豊かをさを知ることができる。(御池ロッジ)


次回、「御池ロッジ




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