今月31日は、「軌道エレベーターの日」です。「軌道」ね、軌道! 決して「宇宙」じゃないから。我が軌道エレベーター派は、もう5年以上前からこの日を特別な日として顕彰し、「軌道エレベーター派宣言」にも取り入れているのです。宣言しちゃったもん勝ちですよ。ていうか、このブログやってもう5年以上にもなるんですね。毎度のことですが、なぜ記念日なのかを改めて明記しておきましょう。
広く知られている限りで、軌道エレベーターの祖先ともいえる発想を、ロシアのコンスタンティン・ツィオルコフスキーが1895年に明らかにしましたが、彼に触発されたロシア(当時はソ連)のユーリ・アルツタ-ノフが、1960年7月31日の「プラウダ」上の記事で、軌道エレベーターの構想を紹介しました。ツィオルコフスキーのモデルが地上から積み上げていくものをイメージしていのに対し、アルツターノフは静止軌道から構造体を吊り下げるという、静止軌道エレベーターの基本原理・構想を確立したのでした。この引用も当サイトの過去の記事と重複しますが、世界初の軌道エレベーター専門書でもある名著『軌道エレベーター -宇宙へ架ける橋-』にこう記されています。
「これこそ、軌道エレベーターの原理上の必要条件を正確に示し、
かつその利点のすべてを正確に指摘した、史上初の構想であった」(早川書房版62頁)
そんなわけで、軌道エレベーター派では、毎年この日を「軌道エレベーターの日」として周知しているのであります。なお、軌道エレベーター派では、ツィオルコフスキー、アルツタノーフ、『軌道エレベーター』著者の金子隆一、石原藤夫(敬称略。故人を優先しました)の4氏を勝手に殿堂入りさせて、「軌道派の七賢人」に加えています。
で、これも恒例ですが、「軌道エレベーターの日記念プレゼント」、今年もやらせていただきます。毎年5人くらいしか応募が来ないので、過去のプレゼントはいずれも応募者全員当選という状況が続いておりますが、懲りずにやりますとも。
今年は、前回の記事で色んな軌道エレベーター関連作品を紹介したので、その中から最近の小説作品を含め、いくつかの宇宙関連グッズなども差し上げます。
●『十五年の孤独』を収録している『書き下ろし日本SFコレクションNOVA6』
● 『南極点のピアピア動画』
● 『クリュセの魚』
(7/24に品目を追加しました)
● 昨年米国学会に出席した際に買ってきた宇宙グッズいろいろ
(作品のご希望が重複する場合は、抽選とさせていただきます)
応募方法も毎年同じですが、以下の通り。
必ずタイトルを「軌道エレベーターの日プレゼント希望」とした上で、ご希望の品と、このサイト上で公開してもいいハンドルネームを明記し、画面左「ご意見等はこちらへ」下のアドレスにメールでご応募ください。「軌道エレベーターの日」の31日にそのハンドルネームを発表し、当選者にのみ、こちらからメールを差し上げます(私の知り合いの方は書いてね)。
その上で、送付先等を改めてお知らせいただきます。当選者の方は個人情報を送っていただくことになりますが、送付目的以外には使用しないことを確約します。送料は当方が負担しますが、個人情報保護のために私書箱等を設ける場合は、その代金は自己負担でお願いいたします。
例年定員割れしてますが、それでもご応募、お待ちしています。
広く知られている限りで、軌道エレベーターの祖先ともいえる発想を、ロシアのコンスタンティン・ツィオルコフスキーが1895年に明らかにしましたが、彼に触発されたロシア(当時はソ連)のユーリ・アルツタ-ノフが、1960年7月31日の「プラウダ」上の記事で、軌道エレベーターの構想を紹介しました。ツィオルコフスキーのモデルが地上から積み上げていくものをイメージしていのに対し、アルツターノフは静止軌道から構造体を吊り下げるという、静止軌道エレベーターの基本原理・構想を確立したのでした。この引用も当サイトの過去の記事と重複しますが、世界初の軌道エレベーター専門書でもある名著『軌道エレベーター -宇宙へ架ける橋-』にこう記されています。
「これこそ、軌道エレベーターの原理上の必要条件を正確に示し、
かつその利点のすべてを正確に指摘した、史上初の構想であった」(早川書房版62頁)
そんなわけで、軌道エレベーター派では、毎年この日を「軌道エレベーターの日」として周知しているのであります。なお、軌道エレベーター派では、ツィオルコフスキー、アルツタノーフ、『軌道エレベーター』著者の金子隆一、石原藤夫(敬称略。故人を優先しました)の4氏を勝手に殿堂入りさせて、「軌道派の七賢人」に加えています。
で、これも恒例ですが、「軌道エレベーターの日記念プレゼント」、今年もやらせていただきます。毎年5人くらいしか応募が来ないので、過去のプレゼントはいずれも応募者全員当選という状況が続いておりますが、懲りずにやりますとも。
今年は、前回の記事で色んな軌道エレベーター関連作品を紹介したので、その中から最近の小説作品を含め、いくつかの宇宙関連グッズなども差し上げます。
●『十五年の孤独』を収録している『書き下ろし日本SFコレクションNOVA6』
● 『南極点のピアピア動画』
● 『クリュセの魚』
(7/24に品目を追加しました)
● 昨年米国学会に出席した際に買ってきた宇宙グッズいろいろ
(作品のご希望が重複する場合は、抽選とさせていただきます)
応募方法も毎年同じですが、以下の通り。
必ずタイトルを「軌道エレベーターの日プレゼント希望」とした上で、ご希望の品と、このサイト上で公開してもいいハンドルネームを明記し、画面左「ご意見等はこちらへ」下のアドレスにメールでご応募ください。「軌道エレベーターの日」の31日にそのハンドルネームを発表し、当選者にのみ、こちらからメールを差し上げます(私の知り合いの方は書いてね)。
その上で、送付先等を改めてお知らせいただきます。当選者の方は個人情報を送っていただくことになりますが、送付目的以外には使用しないことを確約します。送料は当方が負担しますが、個人情報保護のために私書箱等を設ける場合は、その代金は自己負担でお願いいたします。
例年定員割れしてますが、それでもご応募、お待ちしています。