春に比べると秋に見かける蝶は、翅がボロボロになって哀れな姿になっているものが多いようです。
長い口吻を伸ばして花の蜜を吸っているところを見ても、子孫を残すために懸命になってるかのように思えてきます。
カメラ:CANON EOS 6D MarkⅡ
レンズ:CANON EF 70-300mm f/4-5.6L IS USM
でも、そうして彼らが残した卵から生まれた幼虫というのが、園芸を趣味・職業としている人間にとっては大迷惑なイモムシ類というわけです
例えばこのフジバカマにとまっているツマグロヒョウモン(オス)の幼虫は、真っ黒な全身にいっぱいのトゲが突き出ていて、背中を縦にオレンジ色の筋が1本走っているという、いかにも恐ろしげな姿をしています
実はトゲが人の手指を刺すわけではなく有毒でもないのですが、スミレ類を食草として活発に動き回っては、丸坊主になるまで食い尽くすという厄介なイモムシなのです。ですからツマグロヒョウモンはパンジーの花の好きな人にとっては憎い敵です。
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